サカタのタネ
  • 商品情報 総合案内サイト
  • English
  1. HOME>
  2. ニュースリリース>
  3. 2003>
  4. 欧州の大手種苗会社デンフェルト社の花き部門を買収

ニュースリリース|2003

2003年07月11日

欧州の大手種苗会社デンフェルト社の花き部門を買収
パンジー、トルコギキョウに加え、プリムラ、鉢物用ガーべラの2品目でも世界No.1の販売シェアを確立


サカタのタネでは、欧州の大手種苗会社・デンフェルト社(L.Dæhnfeldt A/S、所在地:デンマーク オーデンセ、CEO兼 取締役会長:マーク・ウォン)との間で、同社の花き部門および子会社2社を買収することで合意したため、2003年7月11日に買収契約を締結することになりました。これにより、当社が世界トップシェアを持つパンジー、トルコギキョウに加え、『プリムラ』『鉢物用ガーベラ』の2品目でも世界No.1の販売シェアを確立することになります。2002年のデンフェルト社の花き部門の売上げは約17億円です。今回の買収により当社の花種子の売上げは、グローバルベースで約65億円から、約78億円規模になり、さらに同社の苗販売事業の売上げの約4億円も加わります。なお、買収の諸手続きは、同社を保有するエマージェントジェネティクス社(米)を通じて行ない、買収金額は、約18億円です。本買収は、現地農業委員会等の事業活動許可取得を条件としており、正式譲渡は9月上旬の予定です。
 
今回の買収にあたり、新しくデンマークにサカタ・オーナメンタルズ・ヨーロッパ社(Sakata Ornamentals Europe A/S)を設立いたしました。同社は、当社の進める海外市場への事業展開の一環として、欧州での花き事業の拠点となります。また、フランスにあるヨーロピアン・サカタ(European Sakata S.A.R.L.)は、サカタ・ベジタブル・ヨーロッパ(Sakata Vegetable Europe S.A.R.L)と社名変更し、野菜の事業拠点とします。これにより世界4極体制の事業活動のうち、その1極に位置する欧州の花き、野菜事業の2大拠点が確立されることになります。
           

 

 花き事業で使用できるデンフェルト社ロゴマーク

デンフェルト社は、150年以上の歴史を持つとともに、100カ国以上の国々に花と野菜の種子や苗を販売する、欧州を代表する種苗会社のひとつです。今回、買収するのは同社の花き部門で、その対象は既存育成品種と遺伝資源、研究農場(約11ha)などの関連施設、さらに、Frisa Planter A/S(苗生産子会社・デンマーク)、Dæhnfeldt Chile Limitada(種子生産子会社・チリ)の株式となります。
 
今回、当社がデンフェルト社の花き部門を買収する目的は以下の通りです。

1.パンジー、トルコギキョウに続く世界トップシェア品目の取得
現在、当社花き部門は、パンジーとトルコギキョウにおいて確固たる世界トップシェア(F1パンジー:約40-45%※1、トルコギキョウ:約90%※1)を持っています。世界の種子系※2草花の市場でより強固な基盤を固めていく上で、パンジーやトルコギキョウ以外の品目でも有力品目の育成が急務となっていました。花の主要品目であるプリムラ、鉢物用ガーベラなどで世界トップシェアを持つデンフェルト社の花き部門の買収は、パンジーとトルコギキョウに続く主要草花品目の拡充を狙ったものです。なお、今回の買収によりプリムラで約60%、鉢物用ガーベラで約45%の世界シェアの獲得を想定しています。また同社が保有するベゴニア・センパフローレンスは、世界シェアが約30%で第2位となっており、今後、当社の育種素材、研究技術を駆使し、世界No.1を目指す予定です。

※1:種子出荷金額ベースに基いた当社推定値
※2:種子による繁殖方法

2.欧州における花きの育種・試作及び販売拠点の確保
日本を育種研究の拠点としてきたことに加え、欧州・北米の巨大市場に適する品種育成には気候的にも欧州の北部地方がより適しています。このことから、今後、買収したデンフェルト社のデンマーク・オーデンセの農場施設を当社の欧州での花きの育種・試作の研究に加えマーケティングおよび配送の拠点として位置付け、デンフェルト社の主要3品目以外の遺伝資源も有効に活用するとともに、当社の素材とあわせ積極的な研究開発を進めていきます。また、切り花・鉢物・花壇用草花の需要に関しても欧州北部地域の市場が大きいため、今回設立したサカタ・オーナメンタルズ・ヨーロッパ社を欧州花き事業の拠点として高度な顧客サービスに努めてまいります。

当社は、以前より花と野菜の種苗分野において、グローバルな展開をしてきました。今回の買収により、パンジーやトルコギキョウ以外の品目でも世界シェアNo.1を獲得することにより、世界における主要種子系草花の品目の拡充をはかると同時に高品質種子および苗のより迅速な配送等によるサービスを礎に世界規模の種苗ビジネスにおけるリーディングカンパニーを目指してまいります。

■デンフェルト社(L.Dæhnfeldt A/S)の概略 

所在地 デンマーク オーデンセ 
Faaborgvej 248 B・P.O.Box 185・DK-5100 Odense C・Denmark
設 立 1850年
従業員

297名

事業内容 花と野菜の種子の育種、生産、販売
資本金 23億円
売上実績 2002年9月期 39億円 (うち花き部門売上げ17億円)
代表者 CEO兼 取締役会長:マーク・ウォン(Mark Wong)

■花き主要品目
◆プリムラ(Primula acaulis)
…アコーリスは、ヨーロッパ原産のエラチオール、ポリアンサ、ベリスなどを親に育成された園芸種でポリアンサタイプ(花茎が伸びるタイプ)とアコーリスタイプ(花茎が伸びないタイプ)があります。花色が豊富で、低温に比較的強く、ヨーロッパや日本で冬から春にかけて、主に鉢物・花壇用として利用されています。英名はPrimroseともいい、春一番に咲く花として昔から人気があります。世界でのマーケットシェアは、約50%※3です。

   
   主力品種:「Danova(ダノーバ)」

◆鉢物用ガーベラ(Gerbera)
…室内での観賞用に切り花用ガーべラ品種から改良された矮性で大輪の鉢物用品種。とくに花立ちが多く、葉も鉢物用に適するよう改良がされています。赤、黄、ピンク、オレンジ、ローズ、パステル調など花色も豊富で、一重のほかに八重咲き種もあります。世界でのマーケットシェアは、約45%※3です。
  
  
  
  
  
  主力品種:「Festival(フェスティバル)」

◆ベゴニア・センパフローレンス(Begonia semperflorens)
…四季咲き性ベゴニアとも呼ばれ、暑さや乾燥に強く、よく分枝して小さい花をいっぱいつけ、栽培しやすい花壇用草花であるために世界中で楽しまれています。暑さや寒さにも比較的強く、適度な直射日光があれば早春から晩秋まで長期間にわたり花を咲かせます。世界でのマーケットシェアは、約30%※3です。

※3:種子出荷金額ベースに基いたデンフェルト社推定値

  

主力品種:「Ambassador(アンバサダー)」緑葉系       主力品種:「Senator(セネター)」銅葉系 


                                                

ページの先頭へ

ニュースリリース

株式会社サカタのタネ
Copyright (C) SAKATA SEED CORPORATION All Rights Reserved.