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ニュースリリース|2003

2003年11月26日

※ニュースリリース(プレスリリース)に記載した内容(商品、価格、仕様など)は、発表時のものです。その後予告なしに変更することがあるので、あらかじめご了承ください。
※文中にあります「リコピン」は、現在当社では「リコぺン」に表記を変更しています。(2010
年3月10日)

 

赤熟もぎり・大玉トマトの統一新ブランド名『王様トマト』を制定
うまみ成分グルタミン酸や抗酸化物質リコピン含量が高い機能性に優れた当社赤熟・大玉トマト品種をひとくくりにして展開・訴求
 

サカタのタネでは、このたび、当社オリジナルの赤熟もぎりの大玉トマト5品種をひとくくりにまとめた統一新ブランド名『王様トマト』を制定しました。今後、赤熟もぎりの大玉トマト全品種において、同統一ブランド名を冠しての種子、苗の販売を行うとともに、青果物に関しても生産者および流通小売業者との連携により、『王様トマト』のブランド名での出荷を推進します。赤熟もぎり・大玉で、特にうまみや機能性に優れた当社トマトを消費者にとってわかりやすい『王様トマト』にして、指名していただくことにより、今年度中に、冬春採り大玉トマト(冬春トマト)のシェアを、45%に、夏秋採り大玉トマト(夏秋トマト)は、10%にまで引き上げる見込みです。

※トマトの5段階熟度表の4段階(10段階熟度表では8)以降の赤さを基準に、トマトを樹で赤く熟させてから収穫する方法。

 

新ブランド名『王様トマト』ロゴとキャラクター

輸送性や売り場での店持ちを向上させる目的から、従来の大玉トマトの多くが、果実がまだ青いうちに収穫するいわゆる青もぎトマトであることはあまり知られていません。それに対し、樹で十分に赤く熟してから収穫しても肉質がしっかりしていて輸送中の軟化や腐敗が少ないため、当社が開発した大玉トマト「ろくさんまる」「マイロック」「麗容(れいよう)」「麗夏(れいか)」「ごほうび」の5品種は、いわゆる赤熟もぎりできる特性を持っています。樹で赤く熟させることができることから、「うまみ成分であるグルタミン酸が豊富で味にコクがある」、「ガンなどの予防効果が示唆されている抗酸化物質リコピンの含有量が高い」「既存品種よりも赤みが濃く色鮮やか」など、また、肉質がしっかりしていることから、「加熱調理にも相性がよい」といった、他社の大玉トマトの品種とは明確に差別化できる数々の特長を持っています。

しかしながら、今まで当社では、主に生産者に品種を区別していただくことを目的に、同じ赤熟もぎりの大玉トマトであっても収穫適期や諸特性の違う品種ごとに「ろくさんまる」「マイロック」「麗容」「麗夏」「ごほうび」などの品種名が個別の名称としてつけられていました。このことから、当社トマト品種の多くは流通・小売の現場および一般消費者においては、一部で品種名が使われることがあっても多くは産地ブランドやノーブランドでの流通が中心でした。これでは、上述したような多くの特長を持った当社品種を消費者が選ぶことはできません。また、品種育成をもって発表される新しい品種に関しても、今までは統一ブランドがないことから、それまでの品種同様にブランド名が定着しにくい状況にありました。

そこで、このたび当社では、独自の特長を持つ当社の大玉トマトを、流通・小売関係者に指名いただき、消費者に売り場で選んでいただけるようにするために、赤熟もぎりの大玉トマト全体を包括する統一ブランド名が必要と考え、『王様トマト』を制定いたしました。今後、既存品種名に『王様トマト』を傘ブランドとしてつけ(例:王様トマト麗夏)、展開していきます。
 
当社が、赤熟もぎりの大玉トマトの統一新ブランドとして、『王様トマト』という名称を選定したのは、

1.生産者に対しては、「通常のトマトよりも赤く熟してから収穫できる」、「耐病性があるので、作りやすい」
2.流通小売業者に対しては、「通常品種よりもより赤いのに店持ちがよく、売り場でのトマトの差別化がはかれる」、「より栄養価の高いトマトを消費者にアピールすることができる」、「煮崩れしにくく、ほどよい酸味が、おでんやなべ料理にも合うので、関連商品の販売促進も期待できる」
3.消費者に対しては、「抗酸化物質リコピンとうまみ成分のグルタミン酸含量が高く、酸味と甘みのバランスがよい」、「生食のみならず、加熱調理にも向くので料理のレパートリーが増える」、「トマトらしい鮮やかな赤色の外観」と三拍子そろったまさに『トマトの王様』としてのイメージをダイレクトの訴求できること。消費者にとって「わかりやすく」「覚えやすく」「親しみやすい」名前でもあり、特にキャラクターについては、親しみやすさ、かわいらしさを意識したデザインを採用。

といった理由によるものです。

赤熟もぎり・大玉トマトの統一新ブランド名『王様トマト』の制定を受けて、今後、同ブランド名の浸透をはかる施策として、生産者、流通・小売ルート、一般消費者に向けて広告宣伝活動を積極的に展開し、新ブランドの認知促進、定着を積極的にしていく予定です。

■赤熟もぎり・大玉トマト『王様トマト』について
近年、最近のトマトは昔にくらべて味が変わったという声をよく耳にします。その理由として市場に出回っているトマトの多くが、まだ果実が青い時期、あるいは少し赤くなった時期に収穫されることから、赤みがのらず、うまみも少ないものとなっております。さらに、従来品種の多くが甘みを中心にした品種改良に力点が置かれ、甘みと酸味のバランスがとれていないこともその原因となっています。特に、夏秋採り(7~11月収穫)では、輸送性や店持ちが悪くなることからそのことが顕著になります。当社ではそのような消費者の声に応えるべく、トマト本来のおいしさを大切にした新しいトマトとして赤熟もぎりの大玉トマトを開発し、販売しています。  

現在、市場に果実が青い時期に収穫されたトマトが多く出回っている理由は、従来品種の多くは、樹で赤く熟させてから収穫すると、流通過程や店頭陳列時に果実が軟化し、腐敗しやすくなるためです。そのため、果実がまだ硬く青いうちに収穫せざるを得ず、追熟(流通過程で熟させる)させて赤くしています。特に、気温が高くなる春から夏、そして初秋にかけては軟化や腐敗がいっそう起きやすくなるため、トマトは、本来の旬である暑い時期にもかかわらず、冬よりもさらに未熟な青い段階での収穫を余儀なくされているというのが実態です。

それに対し、当社独自の品種改良技術により開発した赤熟もぎりの大玉トマト『王様トマト』は、赤く熟してから収穫しても軟化や腐敗が起きにくく、輸送性や店持ちがよい新世代のトマトです。

■特長
1.うまみ成分のグルタミン酸が豊富で味にコクがある。甘みと酸味のバランスがほどよく昔食べたようなトマト本来の味がする。
2.ガンなどの予防効果が示唆されている抗酸化物質リコピンの含量が豊富で、機能性に優れている。
3.従来の流通品種よりも赤みが濃く色鮮やか。
4.肉質がしっかりしており、加熱調理にも向き、うまみとほどよい酸味が、今ひそかなブームになっている「トマトのおでん」にも最適。

※リコピンの抗酸化力はビタミンEを0.3としたとき、リコピンは31で、ビタミンEの約100倍である。血液中のリコピン濃度だ高いと膀胱がんやすい臓がんの発症リスクが下がることを示す疫学調査などもある。

■夏秋トマト成分分析結果(日本食品分析センター調べ) 

品種名 熟 度 糖 分
(g/100g)
リコピン
(㎎/100g)
遊離グルタミン酸
(㎎/100g)
滴定酸度
(g/100g)

王様トマト

麗夏

4 4.0 4.84 147 0.53
他社品種 2

 

4.2
 

 

2.45
 

 

107
 

0.46

■冬春トマト成分分析結果(日本食品分析センター調べ)

品種名 熟 度 糖 分
(g/100g)
リコピン
(㎎/100g)
遊離グルタミン酸
(㎎/100g)
滴定酸度
(g/100g)

王様トマト

ごほうび

3.5~4 3.4 6.31 160 0.39

王様トマト

麗容

3.5~4 3.9 6.07 119 0.37
他社品種 3.5~4

 

3.7
 

 

3.58
 

 

94
 

0.37

 
糖分に関しては、比較的早い段階で成分量が決定されますが、うまみの決め手となるグルタミン酸や抗酸化物質のリコピンの含有量は、収穫した時点の熟度で決まるので、当社のような赤熟もぎりタイプトマトの大きな特長となっています。

当社の赤熟もぎりの大玉トマトの作付面積によるシェアは、すでに冬春採り大玉トマト(冬春トマト)の品種としては前期(’02/06~’03/05)約34%あり、今期(’03/06~’04/05)は45%を予定しています。夏秋採り大玉トマト(夏秋トマト)は、前期約2%あり、今期は10%を予定しています。冬春トマトのシェアが比較的高い理由としては、4月中旬から6月にかけての気温が上がる時期に、他社品種は、「玉割れ」や「黒すじ腐れ」といった生理障害が発生しやすくなることがあります。そのため生産者は、「玉割れ」対策に若採りを、「黒すじ腐れ」対策に水と施肥を控えます。水を控えることが、「軟化玉(あみ果)」の原因にもつながります。

これに対し、当社の赤熟もぎりの大玉トマトの各品種は、品種改良により「黒すじ腐れ」に強い特性を持たせているため、春から初夏にかけて気温が上昇した時期でも水と肥料を十分に与えながら、トマトを赤く熟させることが出来る点が生産者に高く評価され、ここ数年で急速に冬春トマトにおけるシェアを伸ばしています。また、夏秋トマトに関しても、当社品種は流通時の温度が高くても軟化や腐敗がしにくいという特性が評価され、徐々にシェアを伸ばしてきています。

さらに、当社の赤熟もぎりの大玉トマトの各品種は、トマトの代表的な病気である「葉かび病」にも強く、農薬の散布量が減らすことができるという点が、昨今さらに要望が強まっている安全志向から非常に高く評価されています。

■トマト熟度表
収穫時の赤熟もぎり・大玉トマト『王様トマト』と他社品種トマトとの色の違い
 

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