
2003年12月18日
消費者が求める品質の高さと、生産者にとっての栽培しやすさを両立させた
スイートコーンの新品種『みわくのコーン ゴールドラッシュ』を新発売
高品質・イエロータイプのスイートコーンの万能品種
サカタのタネでは、高品質・イエロータイプ※1のスイートコーンの新品種『みわくのコーン ゴールドラッシュ』(以下、ゴールドラッシュ)の種子を2004年1月5日より発売開始いたします。『ゴールドラッシュ』は、消費者にとっての長所である、粒皮が極めて柔らかく、皮の残りが少なく後味がすっきりし、さわやかな甘みといった品質の高さと、生産者にとっての長所である、高発芽・高低温伸長性、早生性、安定した収量性などの栽培のしやすさを両立させた、高品質・イエロータイプの品種です。価格は、4,725円で、初年度販売目標額は、5,000万円です。なお、青果物は、来年2004年4月下旬より出荷が開始され、5月中旬以降、本格的に市場に出回る予定です。
※1 稔実粒のすべてが黄色のスイートコーンのこと

写真はスイートコーン『ゴールドラッシュ』の青果物(左)とイメージキャラクター(右)
近年、スイートコーンの市場には、バイカラータイプ※2の品種にくわえ、高品質・イエロータイプの品種が登場してきています。これは、高品質・イエロータイプの品種が、粒皮が柔らかく、甘みが強いなどの特長があり、そのことが消費者に評価されたもので、スイートコーンの新顔として青果物市場を活性化しています。
しかしながら、一般的に高品質・イエロータイプの品種は、早い時期(低温期)も含め発芽や低温下での初期生長(低温伸長性)が悪いため管理がしにくく、生産者にとっては非常に作りづらいといった課題がありました。また、同様の品質を兼ね備えた早生品種の登場も期待されていました。
くわえて、上述の低い発芽率や低温伸長性から青果物のサイズが小ぶりになりやすく、さらに、コーンの先に稔実粒が入らない先端不稔が発生しやすいなどの問題点もあり、生産者と消費者の両者にとって新しい品種の登場が望まれていました。
※2 稔実粒が黄色と白色の2色で構成されたスイートコーンのこと
これらのことに対し、今回、当社が発売する『ゴールドラッシュ』は、消費者が求める品質の高さと、生産者にとっての栽培しやすさの両方を兼ね備えた品種で、以下のような特長を持っています。
1.品質がよく、おいしい。
…粒皮が極めて柔らかく、さわやかな甘みの食味のよいタイプ。口の中に皮が残りにくいので後味もよい。
2.従来の高品質・イエロータイプの品種に比べ早く収穫できる。
…栽培開始から平均83~84日ほどで収穫でき、甘みが強く食味のよいイエロータイプの品種の中では早生性を持つ。
3.従来の高品質・イエロータイプの品種に比べコーンのサイズが大きく、安定した収量性を持つ。
…従来の品種が平均約Mサイズ(340g程度)のなのに比べ、青果物は2Lサイズ(380-400g)以上のものが高い割合で安定して収穫できる。
4.先端不稔がほとんどないため秀品率が高い
…遺伝的な原因によることが多いコーン先端に稔実粒が入らない先端不稔※3がほとんどなく、また、温度や日照などの栽培環境にも比較的左右されにくく、形状が安定しているので秀品率が高く収量も安定する。身を包む皮の色が濃く、旗葉※4もしっかりしているので包皮付きでの見栄えも良い。
5.優れた発芽・低温伸長性を持つ
…発芽性に優れ、よくそろう、しかも、発芽後の低温伸長性に優れているので、早い時期からも安心して栽培できる。
※3 先端不稔の幅が2cmを越えると青果物の品質ランクが下がり生産者の収益性も悪くなる。
※4 芯の根元の方から生えている葉
このように『ゴールドラッシュ』は、現在の高品質・イエロータイプの品種に求められている課題を克服することで、消費者および生産者の方々に喜んでいただける“万能品種”となっています。
なお、『ゴールドラッシュ』は、コーンそのものが金貨を山積みにしたイメージであることから、写真にありますようなイメージキャラクターを採用し、消費者への展開をはかる予定です。
| 種子価格 |
2,000粒 4,725円(税込み標準小売価格) ※栽培農家以外の一般向け絵袋の発売は未定 |
| 青果物出荷時期 | 2004年4月下旬より主要青果市場へ出荷開始、5月中旬より本格出荷 |
| 販売目標 | 初年度5,000万円 |