
2004年10月01日
古紙を原料とした流通用トレーと鉢「紙daポット・紙daトレー」が
2004年度グッドデザイン賞を受賞
サカタのタネが開発・販売している、紙製の園芸用ポット・トレー「紙daポット」「紙daトレー」が、このたび、『2004年度グッドデザイン賞』を受賞いたしました。
今回、グッドデザイン賞を受賞した「紙daポット」「紙daトレー」は、廃棄処理コストや環境に与える影響から近年問題となっている農業用プラスチックの利用削減を目指した製品であり、循環型農業に貢献できる農・園芸資材の商品群である当社「エコプロダクトシリーズ(別紙参照)」のラインナップのひとつです。
なお、2002年11月に「紙daポット」「紙daトレー」を使用した苗出荷を開始して以来、同製品を中心とした当社の環境問題への取り組みは、昨年12月に「平成15年度かながわ地球環境賞※1」を2004年3月には第13回「日本生活文化大賞 環境リサイクル賞※2」を受賞するなど高い評価をいただいております。


写真は2004年度グッドデザイン賞を受賞した『紙daポット』『紙daトレー』
今回、当社の「紙daポット」「紙daトレー」が『2004年度グッドデザイン賞』を受賞するにあたり評価された点は以下の通りです。
■審査員の評価(※原文のまま)
課題を素直に分かりやすく捕らえ、真正面からトライしたものづくりに好感が持てる。生分解性プラスチックが登場し、コンセプト倒れする企画が多い中にあって、古紙の利用に立ち返り、真面目に、シンプルにまとめている。ストレートなメッセージ性がある。好ましいデザインである。
■評価ポイント
1.ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している。
2.人と人との新しいコミュニケーションを提案している。
3.「エコロジーデザイン」を実践している。
4.次世代のライフスタイルを創造している。
5.持続可能な社会の実現に貢献している。
■参考:グッドデザイン賞について
「グッドデザイン賞」は、1957年に通商産業省によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(Gマーク制度)」の後継事業として1998年より(財)日本産業デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞事業」として新たにスタートした、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度です。同振興会では、「グッドデザイン賞」を「良いデザイン」を生み出す社会的な経済基盤と位置付け、「より豊かなライフスタイル」と「良いビジネス」の開拓という、新しい時代の文化と生活を具体的に築き上げていく活動であるとしています。(グッドデザイン賞についての詳細は、http://www.g-mark.org/ をご覧ください)
※1 『平成15年度かながわ地球環境賞』
同賞は、環境保全に向けた実践的な活動を行い、その業績や功労が顕著である個人や団体に対し、神奈川県およびかながわ地球環境保全推進会議(会長:神奈川県立外語短期大学学長・川村恒明氏)が贈るもの。当社の受賞は、社団法人神奈川経営者協会、社団法人神奈川経済同友会の推薦によるもので、農・園芸分野で循環型社会に向けた商品開発(「紙daポット・紙daトレー」等)や各種ボランティア活動支援などへの当社の取り組みが評価されたことによる。
※2 『日本生活文化大賞 環境リサイクル賞』
財団法人日本ファッション協会(理事長:馬場彰オンワード樫山会長)と社団法人東京ファッション協会(会長:同・馬場彰氏)共催による顕彰制度委員会(委員長:福原義春資生堂名誉会長)の選考により選定される賞で「新たな生活文化の創造に寄与し、それぞれの分野・地域における優れた活動および生活文化創造に新たな息吹を感じさせる活動を行った個人または団体」に対する功績の顕彰を目的としたもの。「環境リサイクル賞」はその部門賞。当社の受賞は、農・園芸分野における循環型社会を目指し、古紙を原料とした流通用トレーと鉢(商品名「紙daポット・紙daトレー」)および有機農業に対応した農業資材(商品名「エコプロダクトシリーズ」)などに関する取り組みが評価されたことによる。
■「紙daポット」「紙daトレー」について
現在、プラスチック製の園芸用ポットおよびトレーが、苗生産現場で広く使われています。
プラスチック製トレーに関しては一部でリサイクルの動きも見られますが、回収されたトレーは汚れの付着など見た目の問題があり、新品の価格が比較的安価なため、再販売がなかなか軌道に乗らず、年間約2、500万枚(約1万トン)が、廃棄されていると試算されています。
一般の園芸店やホームセンターなど小売の現場でも使用済みプラスチック製トレーの処分には頭を悩ませているのが現状です。
「紙daポット」「紙daトレー」は、こうした問題を解決すべく企画した商品で、1997年の開発を開始した段階から実に8年もの歳月を費やし製品化にいたりました。
素材の紙原料は、古紙100%であるため、使用後は、古紙原料としてリサイクルすることも、また、可燃物の一般ゴミとして処理することも可能になっています。
「紙daポット」は、比較的分解の早い夏場(高温期)でも4ヶ月近く利用でき、栽培管理も従来のプラスチック製ポットとほぼ同様に行うことができ、カビなどの発生も抑えられる紙を使用しています。
また、「紙daトレー」は、1枚のダンボール紙からできていて、だれでも簡単に組み立ててトレーにすることが可能です。また、逆に使わないときには、分解し1枚の板状ダンボールとしてそのまま積み上げておくこともできるので、保管に多くのスペースを必要としません。
同トレーは、ベンチなどの上に設置し、土の上に直接置かなければ雨などがかかる屋外であっても、夏場でも約3ヶ月は利用が可能です。さらに、大規模生産者に求められる土の自動充填装置にも対応しています。
■商品ラインアップ
| 商品名 | 規 格 | ケースあたり入数 | 価 格 |
| 紙da ポット | 9cm | 1,000鉢 | オープン |
| 紙daトレー | 9cm×24穴 | 50枚 | オープン |
| 9cm×12穴 | 100枚 | オープン | |
| 9cm×6穴 | 200枚 | オープン | |
| 10.5cm×20穴 | 50枚 | オープン |