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ニュースリリース|2004

2004年11月24日

マイルドな味わいの辛さと柔らかくジューシーで厚い果肉の果実は生食から加熱調理まで幅広く楽しめる
生食用ジャンボトウガラシ『福耳(ふくみみ)』の種子と苗を新発売
約25センチのジャンボサイズで収穫するトウガラシのF1新品種


サカタのタネでは、ジャンボサイズの生食用トウガラシのF1新品種『福耳』の種子と苗を2004年12月1日より、発売を開始いたします。『福耳』は、果長約25cm、果径約4cm、果重約80gの長円錐形の果実で、辛さの中に、ほのかな甘みのするマイルドな味わいと柔らかくジューシーな厚い果肉をあわせ持つ、優れた食味が特徴な未熟果で収穫するジャンボトウガラシです。食べ応えのあるサイズと優れた食味により、生のままサラダや薬味として、また、中華料理の炒め物の具材としてなど、アイデア次第で幅広く料理が楽しめる日本には今までなかった新しいタイプのトウガラシです。価格は、種子が1袋約50粒入りで税込小売価格525円、苗は6株1組で税込小売価格1,800円です。なお、新品種『福耳』の販売は、当社通信販売部および当社オンラインショップを通じて行ないます。

写真はジャンボトウガラシ『福耳』の青果物

近年、トウガラシを使ったスパイシーな料理が注目されています。日本でもメキシコ料理や韓国料理が一般的に親しまれるようになり、最近では、世界で一番辛いトウガラシと言われる「ハバネロ」を原料に使った食品が人気を集めるなど、日本人の食の嗜好のなかでも、特に味に関しては、“辛み”に対する注目度は高まるばかりです。

しかしながら、その場合でも、香辛料としてトウガラシに焦点が当てられることはあっても、野菜として焦点が当てられることはなかなかありませんでした。

今回、当社が販売を開始するトウガラシの新品種『福耳』は、日本でもトウガラシを野菜として扱っていただき、それを使った様々な料理を日々の食卓でも楽しんでいただけるよう、独特な味わいのあるマイルドな辛さ、果肉の厚さと果実のサイズ、さらに果肉表面の果皮を極薄くすること、生や加熱調理などでよりおいしく感じられる食感を持たせることを開発上の重点ポイントとしました。開発に際しては、中国で広く栽培されている生食用トウガラシと大型のヨーロッパ系トウガラシをベースに品種育成しました。その結果、果長は約25cmの超大型でありながら、辛さの中に、ほのかな甘みのするマイルドな味わいと柔らかくジューシーな厚い果肉をあわせ持つ、優れた食味の生で食べる今までになかった新しいトウガラシの開発に成功しました。色は“ペールグリーン(淡緑色)”で、見た目も美しく食欲をそそります(熟すと最終的には赤色へと変化します)。

また、ジャンボトウガラシ『福耳』は、草勢が旺盛で、着果性が高く、低温伸長性、耐暑性に優れるため長期間にわたり高品質な果実を多収できる極早生品種です。そのため一般の家庭菜園などでも栽培しやすく、果つきもよく、たくさん収穫できるのも特徴です。収穫時期により辛さを調節することができるため(熟すにしたがって辛みも増します)、お好みの辛さのタイミングで収穫するという家庭菜園ならではの楽しみもあります※1。また、タネと果実中の白いわたの部分(胎座)が特に辛いので、取り除いて使うことによって調理の段階でもお好みの辛さに調節することができます。

今まで、日本での辛みのあるトウガラシの食べ方は、乾燥させたトウガラシをそのまま漬物の辛み付けや粉にして七味などの薬味に用いることが一般的でした。それに対し『福耳』は、食べ応えのあるジャンボサイズや優れた食味により、中華料理はもちろんのこと、本格的なメキシコ料理や韓国料理、その他エスニック料理の素材としても利用できます。また、アイデア次第で、サラダなどの生食から炒め物、焼き物にいたるまで、“日本の食文化に新しいトウガラシの食べ方”を提案する今までにないユニークな品種であり、一般家庭から、プロの調理人の方まで幅広い層に喜んでいただけるものと期待しています。

ちなみに、当社で『福耳』と同様に中国用に開発した生食用ジャンボトウガラシは、中国ではすでに人気で年率40~50%(金額ベース)のペースで販売が伸びています。

※1:トウガラシの辛さは、暑さや乾燥、着果負担などのストレスがかかると増大します。辛みを少なくするには、株へのストレスを少なくする管理(追肥、潅水、敷きわら、早採り)が必要です。

■販売価格
種子:1袋(約50粒入) 525円(税込小売価格)
苗:6株1組       1,800円(税込小売価格)
※苗は9cmポット入り×6鉢にて出荷

■販売ルート
(株)サカタのタネ通信販売部 電話045-945-8824
(株)サカタのタネ・オンラインショップ(http://www.sakataseed.co.jp)

■栽培方法
タネは、ジフィーセブン(42ミリ)に1粒ずつまく。発芽には30℃くらいの温度が必要。発芽後の温度は日中28℃、夜間20~23℃、地温28℃を目安に管理する。発芽までは10~14日かかる。

本葉3、4枚で、市販の野菜用園芸培土を入れた10.5cmポリポットに鉢上げし育苗する。葉色の濃い充実した健苗に仕上げる。

最初の花の蕾が咲く少し前に定植する。コンテナ栽培の場合、直径30センチの鉢に植え付け仮支柱をしておく。培養土には、市販の培養土を用い、過リン酸石灰を三本指で一つまみ混ぜておく。露地栽培する場合、土壌の通気、保水、排水をよくするため、完熟たい肥を十分に施し深耕する。元肥は、10aあたり成分量で窒素、リン酸、カリをそれぞれ20~25kgを標準とする。うね間は、1.5~1.8m、株間60cmの粗植とする。

定植後20日くらいを目安に本支柱を立てる。根づき、株が伸び、分枝したら弱い枝は除き、強い枝を伸ばす。幼果の間引きや未熟果の収穫もする。果実の重みで枝が折れやすくなるので、支柱をしてひもなどでしばる。

追肥は定植1ヶ月後から10日間隔くらいで1株あたり7gの化成肥料を施す。特に、花が多く開花しているときは追肥が遅れないようにする。高温乾燥時には辛みが強く出るので、7月以降は乾燥を避けるため、株元からうね間へ厚めに敷きわらをするなどのマルチをするとよい。株への負担をかけないように早目の収穫を心がける。

栽培期間が長く、いろいろな病害虫が発生するので早めの防除が大切である。

■作型
下の作型図は関東標準で、促成・半促成栽培また露地栽培の育苗期間の一部で保温のための設備が必要になります。

 

 

写真はジャンボトウガラシ『福耳』と縦断面


 
  

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