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ニュースリリース|2005

2005年08月24日

“琥珀(コハク)”のような輝きを放つ
独特な花弁の質感とヨーロピアン調のシックな色合いが特長の中大輪の一重咲きF1品種

トルコギキョウ新品種『アンバー』シリーズ2色を発売開始
  
 

サカタのタネでは、早生で中大輪の一重咲きトルコギキョウのF1品種『アンバー』シリーズ2色(「ライトブラウン」「パープル」)を開発、2005年9月1日より全国の種苗店ルートを通じて苗の販売を開始します。『アンバー』シリーズは、トルコギキョウの世界では「佐瀬」ブランドで知られている個人育種家の佐瀬 昇氏とサカタのタネの共同開発により誕生いたしました。同シリーズの特長は、今までのトルコギキョウにはない“琥珀※1”を思わせる美しい輝きを放つかつてないヨーロピアン調のシックな色合いと独特な質感の花弁を持ち、栽培も容易なことです。また、出荷は、プラグ苗にて行われ、価格は各色とも、406穴トレー(320本保証)で10,080円(税込希望小売価格)、同新シリーズの初年度販売目標は、2色合計1,000万円です。

また、トルコギキョウ『アンバー』シリーズの生花は、来年2006年4月頃より市場を通じて全国の有名フラワーショップ、生花売り場などで販売が開始される予定です。 

写真はトルコギキョウの新品種『アンバーライトブラウン』(左)・『アンバーパープル』(右) 

今回、発売を開始するトルコギキョウの新品種『アンバー』シリーズは、当社とトルコギキョウの世界では「佐瀬」ブランドとしてよく知られた個人育種家で千葉県在住の佐瀬 昇(させ・のぼる)氏との共同開発により誕生しました。今回の共同開発により今までのトルコギキョウには存在しない、美しい輝きを放つかつてないヨーロピアン調のシックな色合いと独特な質感の花弁を持った品種の育成に成功しました。『アンバー』シリーズの花弁は、硬い質感で、まるでロウ細工を施したかのような“琥珀”をイメージさせる輝きがあります。そのため、色合いが、単にシックで美しいだけではなく、花の傷みが少なく、花もちの非常によい特長を持っています。この独特の硬く輝きを持つ花の質感は、この花が合わせ持つ「変形雌ずい」という花粉が雌ずい(雌しべ)に受粉しにくい構造を生ずる形質の遺伝子とリンクしています。なお、当社は、佐瀬氏の長年にわたるこの育種成果の権利保護を支援すべく、米国において2005(平成17)年4月12日に「変形雌ずいを有するユーストマおよびその育種方法」で登録(登録番号:US6、878、866)されており、現在、日本でも特許出願中です。

今回開発したトルコギキョウの新品種は、茶色系、青紫系の深い色調とその独特な質感の花弁が“琥珀”をイメージさせることから、シリーズ名にその英名『アンバー』を冠しましたが、ヨーロッパでは、琥珀は幸運を呼ぶジュエリーとして珍重され、「琥珀を贈る」ことは、「幸福を贈る」というメッセージを持ち、積年の愛が花開くとされています。また、イギリスでは“琥珀婚”といい結婚10周年目に琥珀を贈る慣わしがあります。長い年月を経て現代へ届けられた大自然からの贈り物として、古くから人々の生活に彩りを与えてきた琥珀と同様に、当社では、トルコギキョウ『アンバー』に幸福の願いを託し、「幸福を贈る」メッセージとして個性的なフラワーアレンジギフトにして、また、結婚10周年記念を思い出深く演出する花束ギフトとしてなど、流通、小売業者の皆様とも連携を図りながら様々な提案をしていく予定です。

トルコギキョウ(Eustoma grandiflorum)は、北アメリカ原産で、原種は、草丈が約90cmで、花は、一重で、花色もブルーに限られていました。戦前、主にヨーロッパで改良され、同時期、日本へも導入されました。戦争をはさみ海外では多くの品種が絶え、日本に残った品種から現在までに花色や八重咲きなど花形の充実がなされ、茎を強健にする、あるいは生態型などでの育種が進められてきました。当社においても1975(昭和50)年には1品種しかなかったものが、現在では約100品種を有するまでになっており、パンジー、ペチュニアなどと並ぶ当社の代表品目のひとつとなっています。日本のトルコギキョウ品種が牽引役になり、現在では世界のトルコギキョウ市場の約7割※2を日本の品種が占めるようになっています。多くの切り花品目で、作付面積、出荷量が、減少傾向にあるなかで、トルコギキョウは、前年度比同等の生産状況を示しており、平成16年度切り花類の作付面積調査(農林水産省)によると年間出荷量は、1億1,012万本で、キク、カーネーション、バラ、ガーベラ、ユリ、スイートピー、スターチスに次ぐ、出荷量第8位の品目となっています。また、トルコギキョウは、冠婚葬祭、ホームユースなど、すべての切り花ジャンルで周年を通し利用されています。

※1 琥珀(コハク)は、数千万年前に主に松などの樹脂が固まって地中に埋もれてできた、樹脂の化石。
ジュエリーの世界でもルビーやダイヤなどの鉱石系とはカテゴリーが違う別格的な存在。
色も黄、赤、緑、青、黒など幅広く、その独特の深い色艶が世界中で珍重されている。
シリーズ名の「アンバー」は、琥珀の英名「amber」によるもの。 
※2:出荷量などは、当社データに基づく推定値 
 
■『アンバー』シリーズの各色の概要
◆『アンバーライトブラウン』
淡い茶色系に花弁の中心部分は淡いピンク色、軽やかなイメージで様々な花とのアレンジが可能。開花習性は早生で早春から夏の作型が主体。15%前後の比率で一重咲き大輪のライトピンクの通常花が出現。
◆『アンバーパープル』
深い青紫、リッチな色合いでシックなフラワーアレンジメントに、また和風ないけばなの花材にも向く。開花習性は早生で早春から夏の作型が主体。15%前後の比率で一重咲き大輪のライトブルーの通常花が出現。
 
■『アンバー』シリーズの作型  
 

■販売について 
◆受注開始:9月1日(木)
◆販売形態:プラグ苗 各色406穴トレー(320本保証)で10,080円(税込希望小売価格)
※営利以外の一般向け苗の発売は未定
◆出荷開始時期:11月中旬から順次出荷開始

■生花出荷開始 
2006年3月頃より主要生花市場へ出荷開始、2006年4月頃より本格出荷

■初年度販売目標 
1,000万円(2005年9月~2006年8月期の12ヶ月間)
 
 
 

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