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ニュースリリース|2006

2006年01月23日

早生・多花で、冬咲き性に優れ、花弁が丈夫で寒さに強く、シリーズ全体での揃いが良い
ビオラのF1新品種『フルーナ』シリーズ11品種を発売
鉢や庭に植えた後の開花パフォーマンスに優れ、生産者にとっても市場性の高い良品質のビオラが
安定的に出荷できる“実用性の高さ”が特長
 

サカタのタネでは、早生で、開花性能に優れ、花径3cmほどのかわいらしい小さな花を咲かせ、開花や草姿のそろいが良いビオラのF1新品種『フルーナ(Fluna)』シリーズ11品種の種子を発売することになりました。『フルーナ』シリーズは、開花が止まりやすい冬でも休まず花を咲かせ、秋・冬・春の3シーズン楽しめ、寒さによる花弁の傷みも少ない特長があります。また、ビオラの出荷のために必要とされる早生性や多花性を併せ持つことから“実質的な開花パフォーマンス”が非常に優れたシリーズともいえます。その上、今回、ビオラ種子では業界初の発芽促進処理(プライマックス※2)を全販売種子に施しました。このように『フルーナ』シリーズは、生産者、消費者双方にとっての“実用性の高さ”が最大の特長です。今後は、当社ビオラ品種のイメージを一新するため、次世代の定番品種として積極的に販売展開を推進していきます。『フルーナ』シリーズの種子の予約は2006年2月1日より全国の種苗店ルートで開始、発送は6月1日以降で、価格(税込希望小売価格)は1袋500粒入1,680円、1,000粒入3,150円、初年度販売目標額は、1億円です。 


 写真はビオラのF1新品種『フルーナ(Fluna)』シリーズ(中央はラベンダーピンク) 

ビオラ(Viola 学名:Viola×wittrockiana)は、花色が豊富なスミレ科の耐寒性一年草です。一般的に花径4cm以下のパンジー(Pansy)の小輪品種が「ビオラ」と呼ばれています。しかしながら、「ビオラ」と呼ばれる小輪品種の多くはウィオラ・コルヌタ(Viola cornuta)とパンジーの交配により作出されたものが多く、草丈も低く、花が小さい分、極めて花数が多く、さらに病気などにも強いといった特長があります。このことから、花壇などへの利用が広く普及し、現在、パンジーとビオラの国内市場での割合は、ビオラが4割程度にまで増加しています(当社推定)。

今回、当社が開発したビオラのF1新品種『フルーナ(Fluna)』シリーズは、花色は全部で11色あり、花径3cmほどのかわいらしい小さな花を、従来品種に比べ早い時期からたくさん咲かせます。当社の育種テーマのひとつである「消費者の方々に本当にご満足いただける高い品質の実現」を掲げ、研究開発の段階から鉢植えや庭植えなど様々な植栽方法や、冬場の野外の寒さなど厳しい気温変化など、消費者の方が実際にビオラを楽しまれる場合に想定される状況をシミュレーションしながら育種を実施しました。それにより、秋・冬・春の3シーズンを休まず開花させるため、開花の止まりやすい冬でも花を咲かすロングラン※1性や、冬の寒さにも傷みにくい強い花弁を持たせるなど、一般消費者が様々な環境下でガーデニングする際も安定して数多くの花を咲かせるための性質を保持させることに成功しました。このように園芸品種として最も重要なポイントである、幅広い環境下で丈夫に育ち、たくさんの花が楽しめる“実質的な開花パフォーマンス”の高い品種と『フルーナ』シリーズはいえます。

また、生産面では、早生で初期から多くの花が上がることから、市場において高値で取引されるための条件である出荷適期の花数を稼ぐことができます。その上、今回、ビオラ種子では業界初の全量発芽促進処理済(プライマックス※2)種子での販売となっております(下図参照)。これにより、栽培しやすく、市場性の高い高品質のビオラをより安定的に生産・出荷できるメリットが加わりました。さらに、今回から1,000粒入袋に加え、パンジー・ビオラ類では当社初のお求めやすい500粒入袋も用意しました。このように生産者にとっても『フルーナ』シリーズは、他品種よりも有利な品種といえ、消費者、生産者双方にとっての“実用性の高さ”が最大の特長となっています。

 

 
 

『フルーナ』シリーズは、当社のビオラ品種のイメージを一新するため、今後は、“作って安心、買って安心”の当社ビオラ品種の定番として位置づけ、積極的に販売展開を推進していきます。

なお、シリーズ名『フルーナ=Fluna』は、花の女神、フローラ=Floraからイメージして命名したものです。

■『フルーナ』シリーズ11品種のラインナップ

品 種
品種特性
レッドブロッチ
花径約3cm。早生で花立ちが良い。濃いレッドは存在感があり、特に早春の色合いは素晴らしい。
アプリコットシェード
花径約3~3.6cmの少し大きめの花。ピンク系からアプリコットやローズの色合いまでの色幅を持つ。花弁がフラットに展開しすっきりしており秋出荷に人気の花色をしている。株も少し大きくなり他の品種に比べ開花は6日ほど遅い。
ラベンダーマジック
花径約2.5~3cm。咲き始めクリームカラーで咲き進むにしたがい上部がラベンダー色に変化する移り咲き品種。花弁もフラットに展開し優しい色合いをしており様々な花材料とよく調和する。ユニークな花色で作りやすい品種。
パープル
花径約3cm。濃青紫色品種。花立ちは良好で作りやすい。
ラベンダーピンク
花径約2.5~3cm。コンパクトで花立ち多くピンク系ビオラの中でも秀逸の品種。他のビオラなどとあわせやすい優しい色合いをしている。色は名前のとおりラベンダー色とピンクの中間色。
ライトブルー
径約3cmでフルーナの中でも作りやすく丈夫で、株が一番できる品種。
オレンジ
花径約3~3.5cm少し大きめの花。開花は6日ほど遅め。特に寒さで花が痛む時期でもしっかり咲いてくれる。
マリーナ
花径約2.5~3cm。花立ちが良い。マリーナ色の中でも花色は濃い。
ホワイト
花径約3cm。花色はアイボリーホワイトでヒゲのある株もある。白系品種に起こりがちな冬期間の花弁の傷みに強く、厳しい環境下でのパフォーマンスに優れる。
イエロー
花径約3cm。黄色の目なしビオラとしては最高クラスの品質。
パープルアンドイエロー
花径約3cm。同色の既存品種と比較して各段にコンパクトで花立ちが良い。


 

 

写真はビオラのF1新品種『フルーナ(Fluna)』シリーズ各色
上段左から『レッドブロッチ』『アプリコットシェード』『ラベンダーマジック』『パープル』
中段左から『ラベンダーピンク』『ライトブルー』『マリーナ』
下段左から『オレンジ』『ホワイト』『イエロー』『パープルアンドイエロー』

■種子価格(税込希望小売価格)
プライマックス種子 1,000粒入1袋 3,150円
500粒入1袋 1,680円
※営利以外の一般向け絵袋の発売は未定

■種子予約および発送開始
2006年2月1日から全国の種苗店ルートで予約開始、6月1日以降発送開始

■販売目標
初年度1億円(2006年2月~2007年1月期の12ヶ月間)
    
■販売ルート
営利農家向けに全国の種苗店を通じて販売
※一般向け絵袋販売は未定

※1:ロングラン
…本来、パンジーの開花習性は、冬の低温条件で花芽が形成され、春の高温・長日で花を咲かせることから、パンジーは春の花であった。しかしながら、1960年代、当社が、花芽の形成に低温を要求しないパンジーを開発したことから、今ではパンジーはすっかり秋の花になり、秋植え花壇用の商材として広く普及している。それでも真冬の短日期は、花数が減少あるいは止まってしまうなどの問題が残ったが、当社ではさらに短日期でも開花が休まないパンジーでは秋・冬・春の3シーズン開花するロングラン(LR)品種を開発した。

※2:プライマックス(登録商標)
…種子の発芽を促進させるため種子に予措(よそ)あるいはプライミングと呼ばれる物理的、化学的な処理作業を行うことを、当社では「プライマックス(登録商標)」と呼び、この処理を施した種子を「プライマックス種子」と呼んでいる。処理の仕方は、品目により様々だが、この処理を行なうことで、(1)発芽が早く一斉にそろう(2)発芽後の生育が揃い病気が出にくい、といった効果がある。

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