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ニュースリリース|2006

2006年02月14日

バラ咲きトルコギキョウのF1品種
『ロジーナ』シリーズの新色『アプリコット』を新発売
7色8品種の幅広いラインアップが充実
 

サカタのタネでは、バラ咲きのトルコギキョウのF1品種『ロジーナ』シリーズの新色として『アプリコット』を開発しました。『ロジーナ』シリーズは、バラと見まがう花形を有し、夏場の花もちが悪いバラの弱点をカバーする性質を持つことから、2003年2月の発売以来、高い評価を得ている当社トルコギキョウの代表品種のひとつです。

今回、追加した『アプリコット』は、“淡くやわらかなあんず色”で、ソフトな色合いの中間色として特に業務用、フラワーアレンジメントで人気が高い花色です。同新色の追加により『ロジーナ』シリーズは、全7色8品種とさらにラインアップが充実いたしました。価格(税込希望小売価格)は、ペレット種子1袋3,000粒入9,450円、セル成型苗※1406本(380本保障)8,578円で、2006年2月20日より全国種苗店ルートで注文受付を開始します。なお、ペレット種子は、2006年4月3日から、セル成型苗は、2006年6月1日から発送いたします。同『アプリコット』の生花は、2006年8月より主要生花市場へ出荷開始、2006年9月より本格出荷される予定です。


 

写真はトルコギキョウ『ロジーナ』シリーズの新色『アプリコット』 

『ロジーナ』は、10年間以上の歳月を要し育成したトルコギキョウの新品種で、バラと見まがう上品な花形でありながら、トルコギキョウの品種本来が持つ自然で上品な色彩が特徴です。従来の花色は、ブルー、ローズピンク、ピンクピコティ、ピンクフラッシュ、グリーン2品種、イエローの6色(7品種)です。

本シリーズは、花もちや輸送性を高めるために花弁の厚みを高めています。その結果、花部分は重たくなりましたが、花首が曲がることを防ぐために茎を太く強健にして、流通適性も大きく改善しています。

また、『ロジーナ』シリーズは、バラと見まがう気品ある花形を有し、夏場の花もちが非常に悪いバラの弱点をカバーする性質を持ち合わせています。さらに、バラのようにキーパー(冷蔵庫)で保存する必要が基本的にないので作業性に優れ、バラと違い開花が進むにつれて着色する性質を持つので色合わせのために多くの品種をそろえることも必要ないといった経済的な特長も併せ持っています。
特に、『ロジーナ』シリーズの中の『ブルー』は、切り花の代表品目であるバラでは実現することが難しかったブルーの花色を、バラ咲きのトルコギキョウで実現したことで2003年の発売当初から注目されてきました。英語で「Blue rose(青いバラ)」は「ありえないもの」を意味しますが、トルコギキョウでその「Blue rose」を表現することに成功しました。なお、品種名の『ロジーナ』(ROSINA)はイタリア語でバラを意味する「ローザ」から転じて女性の愛称として使われている言葉に由来しています。

これらのことから『ロジーナ』シリーズは、花卉生産者、そして市場、流通、消費者に至るまで高く評価され、当社トルコギキョウの代表品種のひとつとして広く普及しています。当社の育種技術の粋を集結させた『ロジーナ』シリーズの育成に至るコンセプトは、グッドデザイン賞でも高く評価され、2005年に同賞を受賞しました。

トルコギキョウは、冠婚葬祭、ホームユース等、全ての切り花ジャンルで周年を通し利用されていますが、当社のバラ咲き『ロジーナ』シリーズは、トルコギキョウの世界に新しい可能性を拓きました。そして、今回新たに明るく暖かな色合いでフルティーさを感じさせる“淡くやわらかなあんず色”で、ソフトな色合いの中間色として特に業務用、フラワーアレンジメントで人気が高い花色の『アプリコット』を追加しました。これにより、全7色8品種とラインアップが充実、より一層の需要の拡大を見込んでいます。



 

トルコギキョウ『ロジーナ』シリーズのシンボルマークとグッドデザイン賞マーク(Gマーク)

■『ロジーナ』シリーズのラインナップ

品 種
品種特性
ブルー
ボリュームの出やすい作型に適する。「青いバラ」のイメージで人気。
ローズピンク
シリーズ中、開花は早めで、花はやや小さい。
グリーン
適度な枝ふきで手入れも少なくてすみ、作りやすい。花は、やや大きい。
グリーンver.2
茎の硬さ、花弁数の多さに優れる。丈が伸びやすく作りやすい。
イエロー
濃い黄色で花弁が厚く、咲き始めの蕾が大変美しい。草丈は、やや出にくい。
ピンクフラッシュ
白色地に桃色のかすりが入る。
ピンクピコティ
シリーズ中、開花は遅めでボリュームがとりやすい。白に薄桃色の覆輪で他の花とも合わせやすく、市場人気が高い。
アプリコット 今回新発売

 ■作型図

 

■種子価格(税込希望小売価格)
ペレット種子1袋3,000粒入      9,450円
※営利以外の一般向け絵袋の発売は未定
セル成型苗※1 406本(380本保障)   8,578円

■生花出荷開始
2006年8月より主要生花市場へ出荷開始、2006年9月より本格出荷

■ご参考:トルコギキョウについて
トルコギキョウ(Eustoma grandiflorum)は、北アメリカ原産で、原種は、草丈が約90cmで、花は、一重で、花色もブルーに限られていました。戦前、主にヨーロッパで改良され、同時期、日本へも導入されました。戦争をはさみ海外では多くの品種が絶え、日本に残った品種から現在までに花色や八重咲きなど花形の充実がなされ、茎を強健にする、あるいは生態型などでの育種が進められてきました。

当社においても1975(昭和50)年には1品種しかなかったものが、現在では約100品種を有するまでになっており、パンジー、ペチュニアなどと並ぶ当社の代表品目のひとつとなっています。日本のトルコギキョウ品種が牽引役になり、現在では世界のトルコギキョウ市場の約7割を日本の品種が占めるようになっています。多くの切り花品目で、作付面積、出荷量が、減少傾向にあるなかで、トルコギキョウは、前年度比同等の生産状況を示しており、平成16年度切り花類の作付面積調査(農林水産省)によると年間出荷量は、1億1,680万本で、キク、カーネーション、バラ、ガーベラ、ユリ、スターチスに次ぐ、出荷量第7位の品目となっています。また、トルコギキョウは、冠婚葬祭、ホームユースなど、すべての切り花ジャンルで周年を通し利用されています。

※:当社データに基づく推定値

※1:セル成型苗
…セル成型トレーで栽培した苗を、セル成型苗という。セル成型育苗は、土づめ、タネまき、覆土、発芽、潅水、移植など一連の作業を自動化することが可能で、現在、広く用いられている方法である。また、チェーンポットは紙鉢が数珠つなぎ(チェーン)状に連結した構造になっている。紙製で土中に分解されるため、自動定植機などでそのまま移植することができる。セル成型トレーは、プラスチックや発泡スチロール製のトレー状で、チェーンポットは、主に紙を短冊状にしたいずれも角柱状の小さな鉢(セル)を連結した幅30cm、長さ59cm程度のタネまきをして育苗するための資材。栽培する植物の種類に応じてセル数をかえることで苗の大きさに対応できる。

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