サカタのタネ
  • 商品情報 総合案内サイト
  • English
  1. HOME>
  2. ニュースリリース>
  3. 2006>
  4. カブの新品種『あやめ雪』の種子を発売

ニュースリリース|2006

2006年04月21日

“おいしいカブは見た目で分かる!” 紫と白のコントラストが美しい
カブの新品種『あやめ雪』の種子を発売
肉質が緻密で、甘みが強く、食味に優れ、地産地消の目玉商品として期待できる
 

サカタのタネでは、美しい赤紫色と白色のコントラストが特徴のカブのF1新品種『あやめ雪』の種子を発売することになりました。『あやめ雪』の肉質は緻密で、甘みが強く、非常に食味に優れた新品種です。また、赤紫色の成分は、抗酸化作用があり健康によいとされるポリフェノールの一種のアントシアンで機能性にも優れています。従来、カブの品種育成は「甘みのあるおいしいものを」という方向で進められてきました。しかし、せっかく食味に優れた品質のよい新品種を開発しても、白いカブのままでは見た目で区別がつかないためそのよさを消費者へ伝えることができませんでした。これに対し、当社では食味の優れた品種であることを店頭で消費者が一目で見分けることができれば、広く市場にも普及するのではないかと考え、カブに色をつけることに着眼し、今回の『あやめ雪』発売に至りました。『あやめ雪』の価格(税込希望小売価格)は、種子1袋10ml(約2,000粒)入787円で、2006年6月1日から、全国種苗店ルートで注文受付を開始し、8月中旬から発送を予定しております。初年度販売目標額は、1,000万円です。  



 

写真はカブ『あやめ雪』の青果物 

『あやめ雪』は、根部の上半分が美しい赤紫色で、下半分が白色のコントラストが特徴のユニークなカブです。従来から、カブの品種育成は「甘みのあるおいしいもの」を作ることを目標に進められてきました。しかし、せっかく食味に優れた品質のよい新品種を開発しても、白いカブのままでは見た目には、それまでのカブとなにも変わらないため、消費者は売り場でおいしいカブを選ぶことができませんでした。当社では食味を徹底的に追求しながら、同時に消費者が店頭で従来のカブと違うことを一目で見分けることができる品種を開発できれば、広く市場にも普及するのではないかと考え、カブに色をつけることに着眼し、長年の育種研究を経て今回の『あやめ雪』発売に至りました。

さらに『あやめ雪』は、非常に食味に優れた品種ですが、根こぶ病に対する抵抗性を持たせていません。そこで、生産者は『あやめ雪』を根こぶ病汚染圃場で栽培するにあたっては、根こぶ病にかからないような栽培管理が求められます。具体的には土壌の物理性・化学性・生物性をバランスよく安定させることでおいしい『あやめ雪』を栽培させることができます。つまり、腐葉土や完熟堆肥などの有機物を投入することで保水・通水・通気性などの物理性を向上させ、積極的に有効微生物(善玉菌)やそれを含む資材を投入することで土中の菌バランスが安定し生物性を向上、さらに石灰質資材を用いた土壌の酸度矯正(土が酸性になると病気にかかりやすくなります)することで化学性を向上させます。このように、土作りに手間をかけることで風味が一層増しおいしいカブができることから、耕作地の保全の観点や消費者の食の安心安全の観点からも優れた品種といえます。これらの特徴から、特に個性的な野菜が好まれる野菜の直売所など、地産地消の市場で人気が高まると期待しています。

なお、栽培については、基本的に周年栽培が可能ですが、一部地域などでは盛夏期に暑さのため青果物の形が崩れ、色上がりがあまりきれいにならない場合があります。

ちなみに『あやめ雪』の赤紫色の成分は、抗酸化作用があり健康によいとされるポリフェノールの一種「アントシアン」で機能性にも優れています。『あやめ雪』は、肉質が緻密で、甘みが強く、非常に食味に優れた品種で、様々な調理方法でお楽しみいただけますが、特に、青果物を酢漬けやぬか漬けにすると2日ほどで表面の赤紫色が肉全体にまわりほんのりサクラ色の美しいお漬物に仕上がります。若採りの“ミニ野菜”で収穫しても、果肉は小さいながらきちんとした球形になっていて赤紫色も入るので、ハツカダイコンのようにサラダの彩りなど、工夫次第で面白く使うことができます。

また、新品種の市場への普及促進のためには、従来から当社が注力している食味や栄養成分等機能性の面の向上に加え、消費者がひと目でわかり、選んでいただけるよう外見に特徴を持たせることも極めて重要であることから、今回の『あやめ雪』の育種研究を踏まえ、新しい形状、色彩といった方向性での研究開発についてもより一層強化していく所存です。

■『あやめ雪』の概要
◆特長
1.肌は上半分が鮮紫色、下半分が白色になり、玉そろいがよい。
2.根部は腰高の偏円形で肥大性良い。ひげ根はなく、尻もまとまりやすい。
3.肉質は緻密で甘み強く食味はよい。
4.草姿極立性で、葉の大きさは中程度、葉色は濃い。
5.葉軸は太くしっかりとしているので結束しやすい。
6.裂根、変形が少なくス入りも遅い。
7.萎黄病耐病性を持つ。

◆カブ『あやめ雪』作型図 

  

◆種子価格(税込希望小売価格)
生産者(営利)向け:1袋10ml(約2,000粒入) 787円
※生産者向け以外の一般向け絵袋の発売は未定

◆種子発売時期 
2006年6月1日から、全国種苗店ルートで注文受付を開始し、8月中旬から発送を予定。

◆青果物出荷時期 
青果物は、2006年11月中旬より出荷が開始され、12月以降、市場に出回る予定。

◆販売目標 
初年度 1,000万円
 

ページの先頭へ

ニュースリリース

株式会社サカタのタネ
Copyright (C) SAKATA SEED CORPORATION All Rights Reserved.