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ニュースリリース|2007

2007年04月24日

第53回・全日本そ菜原種審査会にて1等特別賞を受賞!
コマツナF1新品種『はっけい』の種子を発売
耐暑性、耐病性に優れ、夏の高温期栽培で葉色や形態などの見栄えがよく、多収の画期的新品種


サカタのタネでは、2007年6月1日からコマツナF1新品種『はっけい』の種子の販売を開始します。『はっけい』は、夏の高温期の栽培でも葉色は濃緑で、葉柄が太く、節間があきにくく葉が基部から出るがっしりとしたボリューム感のある見栄えのよい品種です。そのため市場性の高い青果物が多収できます。また、萎黄病※1、白さび病※2対して耐病性を持ち栽培しやすく、耐暑性、耐寒性に優れるため『はっけい』だけでの周年供給も可能です。食味は、アクやエグミが少なく、おひたしやいため物などさまざまな料理に合います。なお、『はっけい』は、試作段階で第53回・全日本そ菜原種審査会にて1等特別賞を受賞し、同時に生産者による試作の評価も非常によく、今後の当社のコマツナの主力品種として積極的に拡販していく予定です。税込希望小売価格は、2dl入り缶4,305円、20ml入り袋451円、初年度販売目標額は、3,000万円です。


写真はコマツナのF1新品種『はっけい』の青果物

コマツナは、ホウレンソウと比べた場合に高温期でも栽培しやすいという理由により、夏でも出荷できる葉物野菜として普及しています。しかし、コマツナの本来の旬は冬のため、高温期のコマツナ栽培は茎が伸び気味になり、葉と葉の節間があいてしまいます。さらに葉柄部分も細くなりがちで、葉が巻き込むカッピング※3が起こりやすく、葉色も薄くなりがちになるなど、株全体の見栄えが悪くなり高品質の青果物が収穫しにくい状況があります。

今回、当社が発売するコマツナのF1新品種『はっけい』は、高温下でも茎が伸びにくく、基部から葉がまとまって抽出し、葉柄もがっしりと太く、カッピングにも強いコマツナ本来の草姿になります。また、夏場でも葉色は濃緑でテリがあります。このように『はっけい』は見栄えがよく、市場性と収量性の高いコマツナです。さらに、草姿は極めて立性で作業性に優れ、萎黄病、白さび病に対する耐病性を持ち合わせることから、栽培しやすい特長があります。同時に耐寒性にも優れ、低温期の伸長性があるため周年栽培が可能です。
『はっけい』の食味は、アクやエグミが少なくおひたしはもちろん、いため物をはじめ、ほかの食材と合わせた料理でも、合わせた食材の味を邪魔しないため、さまざまな料理に応用できます。

なお、『はっけい』は、試作段階の2002年度第53回・全日本そ菜原種審査会(2002.7.14東京都農業試験場江戸川分場にて開催)の「コマツナ(夏まき)」部門において1等特別賞を受賞しています。

※1 萎黄(いおう)病:
菌類による土壌病害で、特に高温期に被害が大きくなる。葉が黄化・萎凋(いちょう)し、生育初期に感染すると株全体が枯死することもある。

※2 白さび病:
菌類による病害で、特に春と秋でかつ降雨などにより湿度が高い時期に被害の大きい病害である。病徴は主として葉、時に葉柄に現れ、初め淡黄緑~黄色の斑点を生じ、やがてその中心部(葉の場合主に裏面)が白色になる。ここには胞子が形成されており、飛散して病気は広がる。

※3 カッピング:
葉がカップのように丸まってしまう状態。カッピングになると出荷時の水洗などの際に、葉が破れたりするので秀品率が低下する。

■コマツナのF1新品種『はっけい』の概要
◆特長
1.中生種で、草姿は立性。葉は小さめの短だ円形、濃緑色でツヤがある。
2.耐暑性があり高温期でも葉が伸び過ぎない。特に節間は伸長しにくい。同時に耐寒性にも優れ、低温期でも伸長性があるため、周年栽培が可能である。
3.株張りがしっかりとしており軸が太く、荷姿にボリューム感がある。
4.萎黄病、白さび病の耐病性を持つ。

◆栽培のポイント
温暖地の露地栽培で4月上旬~10月上旬、寒冷地では4月下旬~9月上旬播種(はしゅ)で栽培できる。春、秋作で問題となる白さび病に強い品種である。ハウスやトンネルを利用することで周年栽培も可能で、特に耐暑性を生かした高温期の栽培で威力を発揮する。

1.土作りと施肥
通常、露地栽培で年間3~4回、ハウス栽培で年5~7回播種するが、連作には比較的強い。しかし、地力低下は品質低下を引き起こす原因となるため、有機質肥料、完熟堆肥の投入、石灰窒素の施用により地力低下を防ぐ。施肥量は全量元肥で10a当たり窒素成分量が7kg、ハウスでは5kgが標準である。また、高温期では5割減、低温期では5割増で施肥したほうがよい結果が得られる。

2.播 種
栽培上、収穫作業が最も労力を要するので、収穫時に無理のない播種体系が求められる。特に高温期の栽培は、収穫適期が短くなるので注意が必要。栽植密度は条間15~20cm、株間3~5cmとする。高温期は徒長、節間伸長を抑えるため株間を広めにとる。播種後は発芽、生育が均一に進むように十分な灌水(かんすい)を行う。

3.病害虫防除
虫食い痕は商品価値を大きく低下させるが、栽培期間が短く、農薬は残存する可能性があるので使用は控える。コナガ、アブラムシの防除には、透明寒冷紗(しゃ)などによるトンネル被覆栽培が効果的である。なお、被覆は収穫3~7日前に除去し最後に株を作り上げる。ハウスなどでは出入り口にも寒冷紗を張り害虫の侵入を防ぐ。

4.収穫
高温期の収穫遅れには注意する。収穫は子葉と外側の黄化しやすい本葉1~2枚ほどを落とすと店もちがよくなる。なお、収穫時に根部を地中に残すと萎黄病などの土壌病害の原因となるので注意が必要である。

◆作型図


◆種子価格(税込希望小売価格)
2dl入り缶                    4,305円
20ml入り袋                     451円     

◆種子発売時期 
2007年6月1日から発売開始

◆販 売 目 標
初年度 3,000万円(2007年6月~2008年5月の1年間)

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