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ニュースリリース|2007

2007年08月29日

バラ咲きトルコギキョウのF1品種
『ロジーナ』シリーズのラベンダー色の新品種『ロジーナ ラベンダー』を新発売
10色15品種と幅広いラインアップさらに充実
 

サカタのタネでは、バラ咲きのトルコギキョウのF1品種『ロジーナ』シリーズのラベンダー色の新品種『ロジーナ ラベンダー』を開発しました。『ロジーナ』シリーズは、バラと見まがう花形を有し、夏場の花もちが悪いバラの弱点をカバーする性質を持つことから、2003年2月の発売以来、高い評価を得ている当社トルコギキョウの代表品種のひとつです。今回、追加した『ロジーナ ラベンダー』は、赤みが少なく高貴でアンティークなイメージのラベンダーカラーで、人気のブルー系の中間色として特に冠婚葬祭などの業務用、フラワーアレンジメントでたいへん需要が多い花色です。同新色の追加により『ロジーナ』シリーズは、全10色15品種とさらにラインアップが充実いたしました。税込希望小売価格は、ペレット種子1袋3,000粒入9,450円で、2007年9月10日から全国種苗店ルートで販売を開始します。『ロジーナ ラベンダー』の生花は、2008年3月から順次主要生花市場へ出荷開始される予定です。


写真はトルコギキョウ『ロジーナ』シリーズの新色『ラベンダー』のアレンジ例

バラは夏場の花もちが悪く、そのことが切り花取扱者の悩みのタネでした。対照的にトルコギキョウは夏場の花もちがとてもよく、バラと見まがう上品な花形の『ロジーナ』シリーズはバラの弱点をカバーできる花でもあります。また、暑さに強いことから夏場でもバラのようにキーパー(冷蔵庫)で保存する必要が基本的にないので作業性に優れます。さらにトルコギキョウはバラと異なり開花が進むにつれて着色する性質があるので、バラのように色合わせのために多くの品種をそろえる必要もないといった経済的な特長もあわせ持っています。

本シリーズは、花もちや輸送性を高めるために花弁を厚くしています。その結果、花部分は多少重たくなりましたが、花首が曲がることを防ぐために茎を太く強健にして、流通適性も大きく改善しています。

『ロジーナ』シリーズの従来の花色は、ブルー(3品種)、イエロー(2品種)、ピンク(2品種)、ホワイト、グリーン(2品種)、ローズピンク、ピンクピコティ、ピンクフラッシュ、アプリコットの9色(14品種)でした。特に、『ロジーナ』シリーズの中の『ブルー』は、切り花を代表する品目であるバラでは実現することが難しかったブルーの花色を、バラ咲きのトルコギキョウで実現したことで2003年の発売当初から注目されてきました。英語で「Blue rose(青いバラ)」は「ありえないもの」を意味しますが、トルコギキョウでその「Blue rose」を表現することに成功しました。なお、品種名の『ロジーナ』(ROSINA)はイタリア語でバラを意味する「ローザ」から転じて女性の愛称として使われている言葉に由来しています。

トルコギキョウは、冠婚葬祭、ホームユースなど、すべての切り花ジャンルで周年を通し利用されていますが、当社のバラ咲き『ロジーナ』シリーズは、これまでのトルコギキョウの常識を覆す特長でトルコギキョウの世界に新しい可能性を開きました。これらのことから『ロジーナ』シリーズは、花き生産者、そして市場、流通、消費者に至るまで高く評価され、当社トルコギキョウの代表品種のひとつとして広く普及しています。当社の育種技術の粋を集結させた『ロジーナ』シリーズの育成に至るコンセプトは、グッドデザイン賞でも高く評価され、2005年に同賞を受賞しました。

そして、今回新たにソフトな色合いの中間色として特に業務用、フラワーアレンジメントで人気が高いブルー系の花色で、赤みが少なく高貴でアンティークなイメージのラベンダー色の『ロジーナ ラベンダー』を追加しました。これにより、全9色15品種とラインアップが充実、より一層の需要の拡大を見込んでいます。

■『ロジーナ』シリーズのラインアップ (全9色15品種)
◆中生系『ロジーナII型』 

品 種
品種特性
ブルー ボリュームの出やすい作型に適する。「青いバラ」のイメージで人気。
ブルーver.2 従来品種に比べ草丈がとれ、ボリュームが出やすく、ブラインドしにくくなっている。
ピンク 中晩生で開花がやや遅く、草丈がとりやすく作りやすい。
ローズピンク シリーズ中、開花は早めで、花はやや小さい。
グリーン 適度な枝ふきで手入れも少なくてすみ、作りやすい。花はやや大きい。
グリーンver.2 茎の硬さ、花弁数の多さに優れる。草丈が伸びやすく作りやすい。
イエロー 濃い黄色で花弁が厚く、咲き始めの蕾が大変美しい。草丈は、やや出にくい。
イエローver.2 従来品種に比べさらにバラ咲きへと近づけた。花はやや小さめだが、花弁の巻きが多くかわいらしい。
ピンクフラッシュ 白色地に桃色のかすりが入る。
ピンクピコティ シリーズ中、開花は遅めでボリュームがとりやすい。白に薄桃色の覆輪でほかの花とも合わせやすく、市場人気が高い。
アプリコット 淡いやわらかなアンズ色の中間色でアレンジメントなどに使いやすい人気色。
ラベンダー 人気のブルー系の中間色。赤みが少なくノーブルでアンティークなイメージのラベンダーカラー。

 ◆晩生系『ロジーナIII型』

品 種 品種特性
ブルー 「青いバラ」のイメージで人気。
ピンク 秋口にピンクの色合いが淡くなり魅力を増す。
ホワイト 落ち着いた「オフホワイト」は、ブライダルなど冠婚葬祭の定番色。

※『ロジーナ』は当社の登録商標です。

 ■『ロジーナ ラベンダー』の作型



■種子価格(税込希望小売価格)
ペレット種子1袋3,000粒入  9,450円
※営利以外の一般向け絵袋の発売は未定

■生花出荷開始
2008年3月より順次主要生花市場へ出荷開始

■ご参考:トルコギキョウについて
トルコギキョウ(Eustoma grandiflorum)は、北アメリカ原産で、原種は、草丈が約90cmで、花は、一重で、花色もブルーに限られていました。戦前、主にヨーロッパで改良され、同時期、日本へも導入されました。戦争をはさみ海外では多くの品種が絶え、日本に残った品種から現在までに花色や八重咲きなど花形の充実がなされ、茎を強健にする、あるいは生態型などでの育種が進められてきました。

当社においても1975(昭和50)年には1品種しかなかったものが、現在では約100品種を有するまでになっており、パンジー、ペチュニアなどと並ぶ当社の代表品目のひとつとなっています。日本のトルコギキョウ品種が牽引役になり、現在では世界のトルコギキョウ市場の約7割を日本の品種が占めるようになっています。多くの切り花品目で、作付面積、出荷量が、減少傾向にあるなかで、トルコギキョウは、前年度比同等の生産状況を示しており、財団法人・花普及センターのデータによると2006年度における年間出荷量は、1億2,000万本となっています。また、トルコギキョウは、冠婚葬祭、ホームユースなど、すべての切り花ジャンルで周年を通し利用されています。

※ 当社データに基づく推定値
 

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