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ニュースリリース|2008

2008年12月09日

 バラ咲きトルコギキョウの中生中輪八重咲きF1品種「ロジーナ」シリーズに
新品種『ロジーナ ブルーフラッシュ』『同 ピンクフラッシュ(Ver.2)』を追加
12色19品種と幅広いラインアップでさらに充実

 
サカタのタネは、バラ咲きトルコギキョウの中生中輪八重咲きF1品種「ロジーナ」シリーズの新品種として『ロジーナ ブルーフラッシュ』『同 ピンクフラッシュ(Ver.2)』を2008年12月17日から全国種苗店ルートで販売を開始します。「ロジーナ」シリーズはバラと見まがう花形を有し、夏場の花もちが悪いバラの弱点をカバーする性質をもつことから、2003年2月の発売以来、高い評価を得ています。『ロジーナ ブルーフラッシュ』『同 ピンクフラッシュ(Ver.2)』は、白地にそれぞれ青紫色と桃色の“かすり”が入る風合い豊かな花色をもち、冠婚葬祭などで高い需要のあるタイプの新品種です。両品種は従来の品種では安定的に草丈がとりにくかった9~11月に出荷される作型に特に適します。『ロジーナ ブルーフラッシュ』『同 ピンクフラッシュ(Ver.2)』の追加により「ロジーナ」シリーズは、全12色19品種とさらにラインアップが充実します。税込み希望小売価格は、ペレット種子1袋3,000粒入り9,450円で、セル成型苗は406穴セルトレーで8,505円です。なお、両品種の生花は、2009年7月から順次主要生花市場へ出荷開始される予定です。                                                           

写真はトルコギキョウ『ロジーナ ブルーフラッシュ』(左)、『同 ピンクフラッシュ(Ver.2)』(右) 

 『ロジーナ ブルーフラッシュ』『同 ピンクフラッシュ(Ver.2)』は、白地にそれぞれ青紫色、桃色の“かすり”が入るタイプの新品種で、冠婚葬祭に欠かせない花色として周年にわたり高い需要があります。両品種の特長は、花弁数が多い美しいバラ咲きを保つことと、茎が硬いことです。

『ロジーナ ピンクフラッシュ(Ver.2)』は『同 ピンクフラッシュ』の課題であった花弁の重ねが減少しやすい点を改良。さらに草丈が十分に確保でき、スタイルのよい切り花がとれます。また、花色もピンク色の“かすり”の入り度合いを淡くして日本人好みの色合いとなっており、花弁の重ねのよさとあいまって高い市場性が期待されます。『ロジーナ ブルーフラッシュ』『同 ピンクフラッシュ(Ver.2)』は従来の品種では安定的に草丈がとりにくかった9~11月に出荷される作型に特に適します。そのため、秋のブライダルシーズンの切り花需要が高い時期に鮮やかでボリュームのある切り花が供給できます。

「ロジーナ」シリーズの従来の花色は、ブルー(3品種)、イエロー(2品種)、ピンク(2品種)、ホワイト(2品種)、グリーン(2品種)、ローズピンク、ピンクピコティー、ピンクフラッシュ、アプリコット、ラベンダー、ライムの11色(17品種)でした。今回、『ロジーナ ブルーフラッシュ』『同 ピンクフラッシュ(Ver.2)』を追加することにより、全12色19品種とラインアップが充実します。市場で人気の高いブルー系の「ブルーフラッシュ」を新色として「ロジーナ」シリーズに追加することにより、さらなるバラ咲きトルコギキョウの需要を喚起します。

※セル成型苗:プラスチックや発泡スチロール製のトレー状で、円柱あるいは角柱状の小さな鉢(セル)を連結した幅30cm、長さ59cmなどのタネまきをして育苗するための資材をセル成型トレーといい、同資材で栽培した苗を、セル成型苗という。

■「ロジーナ」シリーズについて                                                                    
バラは夏場の花もちが悪く、そのことが切り花取扱者の悩みのタネでした。対照的にトルコギキョウは夏場の花もちがとてもよく、バラと見まがう上品な花形の「ロジーナ」シリーズはバラの弱点をカバーできる花でもあります。また、暑さに強いことから夏場でもバラのようにキーパー(冷蔵庫)で保存する必要が基本的にないので作業性に優れます。さらにトルコギキョウはバラと異なり開花のステージによって花色に濃淡があり、色のバリエーションを楽しむことができるので、バラのように色合わせのために多くの品種をそろえる必要もないといった経済的な特長もあわせもっています。

本シリーズは、花もちや輸送性を高めるために花弁を厚くしています。さらに、花首が曲がることを防ぐために茎を太く強健にして、流通適性も大きく改善しています。

特に「ロジーナ」シリーズのなかの『ブルー』は、切り花を代表する品目であるバラでは実現することが難しかったブルーの花色を、バラ咲きのトルコギキョウで実現したことで2003年の発売当初から注目されてきました。英語で「Blue rose(青いバラ)」は「ありえないもの」を意味しますが、トルコギキョウでその「Blue rose」を表現することに成功しました。なお、品種名の「ロジーナ」(ROSINA)はイタリア語でバラを意味する「ローザ」から転じて女性の愛称として使われている言葉に由来しています。

トルコギキョウは、冠婚葬祭、ホームユースなど、すべての切り花ジャンルで周年を通し利用されていますが、当社のバラ咲き「ロジーナ」シリーズは、これまでのトルコギキョウの常識を覆す特長でトルコギキョウの世界に新しい可能性を開きました。これらのことから「ロジーナ」シリーズは、花き生産者、そして市場、流通、消費者に至るまで高く評価され、当社トルコギキョウの代表品種のひとつとして広く普及しています。当社の育種技術の粋を集結させた「ロジーナ」シリーズの育成に至るコンセプトは、グッドデザイン賞でも高く評価され、2005年に同賞を受賞しました。

■「ロジーナ」シリーズのラインアップ (全12色19品種)                                                   
◆中生系「ロジーナII型」

品 種 品種特性
ブルー ボリュームの出やすい作型に適する。「青いバラ」のイメージで人気。
ブルー(Ver.2) 従来品種に比べ草丈がとれ、ボリュームが出やすく、ブラインドしにくくなっている。
ピンク 中晩生で開花がやや遅く、草丈がとりやすく作りやすい。
ローズピンク シリーズ中、開花は早めで、花はやや小さい。
グリーン 適度な枝ふきで手入れも少なくてすみ、作りやすい。花はやや大きい。
グリーンver.2 茎の硬さ、花弁数の多さに優れる。草丈が伸びやすく作りやすい。
イエロー 濃い黄色で花弁が厚く、咲き始めの蕾が大変美しい。草丈は、やや出にくい。
イエロー(Ver.2) 従来品種に比べさらにバラ咲きへと近づけた。花はやや小さめだが、花弁の巻きが多くかわいらしい。 
ピンクピコティー シリーズ中、開花は遅めでボリュームがとりやすい。白に薄桃色の覆輪でほかの花とも合わせやすく、市場人気が高い。
アプリコット 淡いやわらかなアンズ色の中間色でアレンジメントなどに使いやすい人気色。
ラベンダー 人気のブルー系の中間色。赤みが少なくノーブルでアンティークなイメージのラベンダーカラー。
ライム 夏場でも発色のよいさわやかなライム(黄緑)カラー。
スノー 冠婚葬祭、アレンジメントで需要の高い純白色。
ピンクフラッシュ 白色地に桃色のかすりが入る。
ピンクフラッシュ(Ver.2) 白色地に桃色の淡いかすりが入る。花弁の重ねもよい。秋出荷の作型に好適。
ブルーフラッシュ 白色地に青紫色のかすりが入る人気の「ブルー系」の新色。秋出荷の作型に好適。

※表中の「ver.2」「(Ver.2)」の表記は当社カタログのとおり

◆晩生系「ロジーナIII型」

品 種 品種特性
ブルー 「青いバラ」のイメージで人気。
ピンク 秋口にピンクの色合いが淡くなり魅力を増す。
ホワイト 落ち着いた「オフホワイト」は、ブライダルなど冠婚葬祭の定番色。

※「ロジーナ」は当社の登録商標です。

■種子価格(税込み希望小売価格)                                                                                       種子:ペレット種子1袋3,000粒入り  9,450円 (2008年12月17日から発売開始)※営利以外の一般向け絵袋の発売は未定
セル成型苗: 406穴セルトレー 8,505円 (2009年5月から発売開始予定)

■生花出荷開始                                                                                                        2009年7月から順次主要生花市場へ出荷開始

■「ロジーナ ブルーフラッシュ」「同 ピンクフラッシュ(Ver.2)」の作型

■ご参考:トルコギキョウについて  
トルコギキョウ(Eustoma grandiflorum)は、北アメリカ原産で、原種は、草丈が約90cmで、花は、一重で、花色もブルーに限られていました。戦前、主にヨーロッパで改良され、同時期、日本へも導入されました。戦争をはさみ海外では多くの品種が絶え、日本に残った品種から現在までに花色や八重咲きなど花形の充実がなされ、茎を強健にする、あるいは生態型などでの育種が進められてきました。                                                   

当社においても1975(昭和50)年には1品種しかなかったものが、現在では約100品種を有するまでになっており、パンジー、ペチュニアなどと並ぶ当社の代表品目のひとつとなっています。日本のトルコギキョウ品種が牽引役になり、現在では世界のトルコギキョウ市場の約7割を日本の品種が占めるようになっています。多くの切り花品目で、作付面積、出荷量が、減少傾向にあるなかで、トルコギキョウは、前年度比同等の生産状況を示しており、農林水産省のデータによると2007年度における年間出荷量は、1億1,770万本となっています。また、トルコギキョウは、冠婚葬祭、ホームユースなど、すべての切り花ジャンルで周年を通し利用されています。

※ 当社データに基づく推定値

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