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ニュースリリース|2009

2009年10月26日

「琥珀(こはく)」のような輝きを放つ独特な花弁の質感と「紅葉の秋」のイメージが魅力的な
中生中大輪八重咲きF1品種『アンバー ダブル ワイン』を発売
『アンバー』の八重咲き(ダブル)シリーズに待望の中生品種が登場! 花色のイメージに合う需要期の夏・秋に出荷が可能

サカタのタネは、ボリューム感あふれる八重咲きで「紅葉の秋」をイメージさせる魅力的なボルドー色(深みのある赤紫)の花色をもつ中生中大輪のF1品種『アンバー ダブル ワイン』を開発、同品種の種子を2009年11月9日から全国の種苗店ルートを通じて販売を開始します。当社が個人育種家の佐瀬 昇(させ・のぼる)氏と共同開発したトルコギキョウのF1品種『アンバー』シリーズは「琥珀」を思わせるヨーロピアン調のシックな色合いで、美しい輝きを放つ独特な質感の花弁をもち、栽培も容易なことから、2005年9月の発売以来、好評を博しています。今回、待望の中大輪八重咲きの中生新品種『アンバー ダブル ワイン』が加わり、夏から秋にかけての需要期に出荷可能なラインアップがそろいます。税込み希望小売価格はペレット種子3,000粒31,500円で、初年度販売目標は『アンバー』シリーズ全体で2,000万円です。『アンバー ダブル ワイン』の生花は、2010年5月ごろから市場を通じて全国の有名フラワーショップなどで販売が開始される予定です。

写真はトルコギキョウの新品種『アンバー ダブル ワイン』


トルコギキョウの品種『アンバー』シリーズは、当社とトルコギキョウの世界では「佐瀬」ブランドとしてよく知られた個人育種家で千葉県在住の佐瀬 昇氏との共同開発により誕生しました。

共同開発により今までのトルコギキョウには存在せず、しかもほかの花材では表現できない美しい輝きを放つ、かつてないヨーロピアン調のシックな色合いと、独特な質感の花弁をもった品種の育成に成功しました。『アンバー』シリーズの花弁は、硬い質感で、まるでロウ細工を施したかのような「琥珀」をイメージさせる輝きがあります。そのため、色合いが単にシックで美しいだけではなく、花の傷みが少なく、花もちがとてもよいといった特長をもっています。この独特の花の質感は、この花が併せ持つ「変形雌ずい(雌しべ)」という花粉が雌しべに受粉しにくい構造を生ずる形質の遺伝子とリンクしています。なお、当社は、佐瀬氏の長年にわたるこの育種成果の権利保護を支援すべく、米国において2005年4月12日に「変形雌ずいを有するユーストマおよびその育種方法」を登録(登録番号:US6,878,866)し、日本でも2008年6月6日に取得(特許第4133011号)しています。

深い色調とその独特な質感の花弁が「琥珀」をイメージさせることから、シリーズ名にその英名『アンバー』を冠しました。ヨーロッパで琥珀は幸運を呼ぶジュエリーとして珍重され「琥珀を贈る」ことは「幸福を贈る」というメッセージをもち、積年の愛が花開くとされています。また、イギリスでは「琥珀婚」といい、結婚10周年目に琥珀を贈る習わしがあります。琥珀は、長い年月を経て現代へ届けられた大自然からの贈り物として、古くから人々の生活に彩りを与えてきました。琥珀と同様に、当社ではトルコギキョウ『アンバー』に幸福の願いを託し、「幸福を贈る」メッセージとして個性的なフラワーアレンジギフトにして、また、結婚10周年記念を思い出深く演出する花束ギフトとしてなど、流通、小売業者の皆さまとも連携を図りながらさまざまな提案をしています。

従来『アンバー』シリーズは早生品種が多く、中生品種は中輪一重咲きの『同 ミニブラウン』のみでした。『アンバー』八重咲き(ダブル)シリーズの『同 ダブル マロン』はボリュームのある花形と、深みのある色合いが特長で、春から秋にかけての継続的な出荷が強く求められていました。しかし、同品種は早生のため、夏から秋にかけての出荷は生産者にとって極めて困難でした。

今回発売する『アンバー ダブル ワイン』は、ボルドー色の花色でボリューム感あふれる八重咲きを実現するとともに、同シリーズの中大輪品種として初めて中生タイプの作型を実現。「紅葉の秋」をイメージさせるシックな花色に合う夏から秋にかけての需要期の出荷を可能とした画期的な新品種です。

※ 琥珀(こはく):
数千万年前におもに松などの樹脂が固まって地中に埋もれてできた、樹脂の化石。
ジュエリーの世界でもルビーやダイヤなどの鉱石系とはカテゴリーが違う別格的な存在。色も黄、赤、緑、
青、黒など幅広く、その独特の深い色つやが世界中で珍重されている。シリーズ名の『アンバー』は、琥珀の英名「amber」によるもの。

■『アンバー ダブル ワイン』の作型 


■『アンバー』シリーズのラインアップ

◆一重咲きシリーズ

品種名 発売年月 特 性
アンバー ライトブラウン  2005年9月 淡い茶色系に花弁の中心部分は淡いピンク色、軽やかなイメージでさまざまな花とのアレンジが可能。早生品種で早春から夏の作型が主体。一重咲き大輪のライトピンクの通常花が15%前後出現。
アンバー パープル  2005年9月  深い青紫、リッチな色合いでシックなフラワーアレンジメントに、また和風な生け花の花材にも向く。早生品種で早春から夏の作型が主体。一重咲き大輪のライトブルーの通常花が15%前後出現。
アンバー ブラウン 2009年4月 茶色系の花色、早生品種で早春から夏の作型が主体。一重咲き大輪のライトピンクの通常花が15%前後出現。
アンバー(2型) ミニブラウン 2009年4月 既存品種と比べて開花は遅く、中生品種で夏~秋出荷でも草丈がとれ、分枝性がよく、つくりやすい品種。20%前後の比率で一重咲きピンクの通常花が出現。

◆八重咲き(ダブル)シリーズ
 

品種名 発売年月 特 性
アンバー ダブル マロン  2007年11月 ボリューム感あふれる八重咲きで、花が広がると茶色に淡いグリーンがかかった深みのある色合いが美しい。早生品種で早春から夏の作型が主体。八重咲き中輪のピンクの通常花が10%前後出現。
 
アンバー ダブル ワイン  2009年11月   ボルドー色の花色で『アンバー』シリーズにおけるボリューム感あふれる中大輪八重咲きとして初の中生品種。夏から秋の出荷が可能。八重咲き中輪のピンクの通常花が10%前後出現。

■販売価格(税込み希望小売価格)および出荷開始時期  

ペレット種子 3,000粒     31,500円
(2009年11月9日から順次出荷開始)
※営利以外の一般向け種子の発売は未定
 
セル成型苗 406穴セルトレー(320本保証)9,597円
(2009年11月9から受注開始、2010年4月から出荷開始)

■生花出荷開始

2010年5月ごろから主要生花市場へ出荷開始、2010年7月ごろから本格出荷

■初年度販売目標  

『アンバー』シリーズ6品種全体で2,000万円(2010年1月~2010年12月期の1か年)

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