
2009年11月05日
夏の暑さに耐える旺盛な生育力や、環境浄化植物としての能力が国内外で注目を集める
『サンパチェンス®』シリーズに新色2品種が登場!
観葉植物のような美しい葉が特徴の『斑入りホワイト』と、情熱的な濃い赤紫色の『ローラ』を追加
サカタのタネは、環境浄化植物として日本をはじめ海外でも注目を集めているツリフネソウ科インパチェンス属の栄養系品種『サンパチェンス®』シリーズに、待望の新色『サンパチェンス® 斑(ふ)入りホワイト』『サンパチェンス® ローラ』の2品種を追加、販売を開始します。『同 斑入りホワイト』は、葉に入る美しい斑とピンクがかったホワイトの花色をもち、『同 ローラ』はインパクトのある鮮やかな濃い赤紫の花色が特徴です。
新色2品種の販売については、出荷形態が1株10.5cmポット苗となっており、当社通信販売での税込み小売価格は、各品種1ポット500円です。通信販売が11月20日から予約受注を開始し、2010年4月中旬から順次発送します。全国の園芸店・ホームセンターでの販売は、オープン価格で2010年4月上旬から開始します。なお、今回新色2品種を追加した『サンパチェンスⓇ』シリーズ全12品種の出荷数量は、日本国内で100万ポット(2010年4月~6月)、全世界で合計600万ポット(2009年7月~2010年6月)を計画しています。

写真は『サンパチェンス® 斑入りホワイト』
『サンパチェンス®』シリーズは、鮮やかな色合いをもち、夏の暑さや強い日ざしに耐え、たくさんの花を咲かせるといった今までにないまったく新しいタイプの品種です。おもに自動車などの排気ガスに含まれる環境汚染物質の二酸化窒素(NO2)や、シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒド(HCHO)、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)できわめて高い吸収能力を発揮し、大気汚染の軽減効果のある「環境浄化植物」として注目されています。また、気温30℃を超える真夏日に『サンパチェンス®』の表面温度をサーモカメラで計測したところ、地面の温度よりも10℃以上も低く「打ち水」効果による温度降下能力も備えていることがわかっています。
新品種『サンパチェンス® 斑入りホワイト』は『サンパチェンス®』シリーズで人気ナンバーワンの『同 斑入りサーモン』と同様、観葉植物を思わせる美しい斑が葉に入っているのが特徴で、うっすらとピンクがかったホワイトの花色とあいまって、涼しげでさわやかなイメージを演出します。『サンパチェンス®』シリーズの斑入りの品種は、日ざしに強く、しおれにくい特長をもっています。
もう一つの新品種『サンパチェンス® ローラ』は情熱的なイメージを醸し出す鮮やかな濃い赤紫の花色で、花のサイズがほかの『サンパチェンスⓇ』品種にくらべてやや大きめなのが特徴です。「ローラ」というネーミングは、情熱的な女性をイメージさせる濃い赤紫の花色から命名しました。同品種は、花が強い日ざしにあたっても焼けが少ないので、美しい花色を保ちます。
『サンパチェンス®』シリーズは、2006年5月の出荷開始以来、北米、欧州をはじめとする海外からも非常に需要が高く、本年2009年シーズン(2008年7月~2009年6月)には全世界累計で420万ポット以上を出荷しました。数々の賞も受賞しており、イタリアで5年に一度開催される国際園芸博覧会「EuroFlora2006」において、見事金賞を受賞するとともに、日本でも「第1回(2006-2007)ジャパンフラワーセレクション」の花壇苗部門で『サンパチェンス® ホワイト』がベスト・フラワー賞を、『同 オレンジ』がベスト・フラワー+ニューバリュー特別賞を受賞。「第2回(2007-2008)ジャパンフラワーセレクション」では『同 ラベンダー』が花壇苗部門で最優秀賞となるフラワー・オブ・ザ・イヤーを、『同 斑入りサーモン』がベスト・フラワー+ブリーディング特別賞をそれぞれ受賞しました。最近では2008年にアメリカ最大のフローリスト組合が主催の“Outstanding Varieties Competition”において“Best in Class : Bedding Plant”を受賞し、イギリスの展示会“Four Oaks Trade Show”において“Best Plant Introduction Bedding or Pot Plant”を受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。
■『サンパチェンス®』シリーズの概要
インパチェンス属(学名:Impatiens L.)は、ツリフネソウ科の植物で、生態的には一年草あるいは多年草に属し、アジアやアフリカの亜熱帯から熱帯を中心に500種類とも800種類ともいわれる種(しゅ)が存在します。インパチェンスの名前の由来は、ラテン語の「impatiens(耐えない)」に由来しており、これは種子が成熟すると、果実がはじけて種子を飛散させることによるものです。多くの種のなかで、園芸用に育成された野生種はごくわずかで、よく知られた種としてはホウセンカ(Impatiens balsamina)、インパチェンス(アフリカホウセンカ:Impatiens waleriana)があります。そして、ニューギニア・インパチェンス(Impatiens New Guinea Hybrids)は、おもにニューギニア産のいくつかの原種を用いて、アメリカのアイオワ大学で園芸用に育成された品種群として知られています。
これらの園芸種のうち、花壇用にはインパチェンスやニューギニア・インパチェンスが利用されます。しかし、いずれも夏花壇用の材料でありながら、夏の暑さに弱く、特に地球温暖化による日本の酷暑下では株が大きくならず、風雨にさらされるとすぐに弱ってしまう欠点があります。インパチェンス(アフリカホウセンカ)は、消費者の求めるユニークな花色、耐暑性、大輪性といった性質については育種的にいきついてしまっており、近年大きな進展がみられず、インパチェンスの花自体が消費者から飽きられ、マーケットが縮小しているのが現状です。
ニューギニア・インパチェンスは、直射日光に弱いわりには、日陰に置くと花があまり咲かないなどの課題があり、購入してもよく咲いてくれないなど、花壇用草花としての十分なパフォーマンスを示さないことが不人気の原因になっています。
インパチェンス属の種間雑種として当社が開発した『サンパチェンス®』の最大の特長は、生育が画期的に旺盛なことです。従来のニューギニア・インパチェンスが1株約20~30㎝の大きさなのに対し『サンパチェンス®』は1株で鉢植えの場合約60㎝になり、露地植えでは約1mもの大株になります。もちろん、花壇用のみならずポット栽培用としても利用できます。
開花持続性も優れており、夏の高温期から秋の低温短日期まで長く楽しめます。また、花梗(かこう=花の軸の部分)が長く、葉を覆うように咲く「オーバーフラワリング」という性質をもち、花径約6㎝の大きな花はトロピカルなイメージの鮮やかな花色で、遠くからでもよく目立つため、夏の庭や花壇のイメージを一新するインパクトのある品種です。
『サンパチェンス®』は、品種名の由来でもある「サン(Sun)=太陽+ペイシェンス(Patience)=忍耐」という特性により、暑さや強い日ざしに耐え、夏でもたくさんの花を次々に咲かせます。また、生命力が強く根張りがとてもよいため、強い風などにより倒れても、すぐに回復するとともに、花の弁質が厚くよいため、
風雨にあたっても花が長もちするなど、厳しい気象環境に非常に強いことも大きな特長です。
このような特性から、一般家庭での鉢植えや庭植えでのガーデニングはもちろん、公園の花壇などの植栽にも好適な品種です。さらに1㎡あたり5~9株(マリーゴールドやサルビアなどの場合は25~36株/㎡)程度植えれば、1か月ほどで美しい花がびっしりとすき間なく咲きます。このため、広い面積の花壇などの植栽施工時の手間が省けることも大きなメリットです。
栽培時の留意点としては、生育がとても旺盛なので、早めに花壇や大鉢に植え替えて肥料をしっかりと施すことと、特に大きく育ってからは水分の蒸散が早いので欠かさずたっぷりと水やりすることです。
■ 『サンパチェンス®』シリーズの特長
1.環境浄化植物として各種有害物質の高い吸収効果を発揮
おもに自動車などの排気ガスに含まれる環境汚染物質の二酸化窒素(NO2)や、シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒド(HCHO)、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)できわめて高い吸収能力を発揮します。
2.生育が画期的に旺盛
1株で鉢植えの場合、約60cm、露地植えでは約1mもの大株になります。生育も従来のインパチェンスよりも早く、栽培も容易です。そのため、寄せ植えなどよりも大鉢・大花壇などで特性を発揮します。
3.夏の強い日ざしと高温に耐える耐暑性
従来のインパチェンスの課題を克服し、品種名の由来でもある「サン(Sun)=太陽+ペイシェンス(Patience)=忍耐」という特性により、暑さや強い日ざしに耐え、夏でも株が大きくなりたくさんの花を次々に咲かせます。
4.根張りが強く、風雨にも倒れにくく、回復も早い優れた耐候性
生命力が強く根張りが非常によいため、強い風で倒れても、すぐに回復します。また、花の弁質が厚くよいため、風雨にあたっても花が長もちします。
5.長い期間楽しめる優れた開花持続性と開花性能
夏の高温期から秋の低温短日期まで長い期間にわたりトロピカルな美しい花を楽しめます。また、花が株の表に出て覆うように咲く「オーバーフラワリング」の性質があります。
6.公共緑化への植え込み材料として好適
春植えの代表的花壇材料としてのマリーゴールドやサルビアは1㎡あたり25~36株を施工しますが、サンパチェンスは1㎡あたり5~9株程度を植えるだけで施工後1か月ほどで見ごたえある草姿に育ちます。前述のとおり生育が旺盛で、早生なため栽培コストを大幅に削減できます。
■『サンパチェンス®』シリーズのラインアップ
| サンパチェンス® オレンジ | 眼にもまぶしい鮮やかなオレンジの花色 |
| サンパチェンス® ホワイト | ほんのりピンク色がのる、やわらかな美しいホワイトの花色 |
| サンパチェンス® ラベンダー | 赤みの強さが印象的なラベンダーの花色 |
| サンパチェンス® プロミネンス | ツヤのある明るいコーラルピンクの花色 |
| サンパチェンス® コロナ | 鮮やかな濃い赤みのあるオレンジの花色 |
| サンパチェンス® 斑入りサーモン | 斑が入った葉にサーモンの花色 |
| サンパチェンス® 斑入りホワイト | 斑が入った葉にピンクがかったホワイトの花色 |
| サンパチェンス® ローラ | アクセントとなる濃い赤紫の花色 |
『サンパチェンス®』のなかで草姿の収まりがよく、ほかの品種よりも比較的コンパクトで、鉢やコンテナ栽培に適した品種として、以下の『サンパチェンス®キッズ』シリーズがあります。
| サンパチェンス®キッズ オレンジ | 「エレクトリック・オレンジ」とも称されるような輝きのある鮮やかなオレンジの花色 |
| サンパチェンス®キッズ ホワイト | ほんのりピンク色ののるやわらかな美しいホワイトの花色 |
| サンパチェンス®キッズ ライラック | 赤みの強さが印象的なライラックの花色 |
| サンパチェンス®キッズ ピンク | 白のグラデーションがかかったピンクの花色 |
注)従来、『サンパチェンス® ブラッシュピンク』として販売していた品種は、比較的コンパクトにまとまる特性をもっていることから、『サンパチェンス®キッズ ピンク』に名称を変更いたしました。
■販売価格・時期
| 形 態 | 販売ルート | 価 格 | 予約受注・販売時期 | |
| ポット苗 |
各色 |
当社通信販売 | 500円 (税込み 小売価格) |
2009年11月20日から予約受注開始、 発送は2010年4月中旬から5月中旬 |
| 園芸店・ ホームセンター |
オープン | 2010年4月上旬から | ||
※出荷形態は10.5cmポット苗
■販売目標
新色2品種を追加した『サンパチェンス®』シリーズ全12品種の出荷予定数量は、日本国内で100万ポット(2010年4月~6月)、全世界で合計600万ポット(2009年7月~2010年6月)
■農林水産省品種登録について
◆品種登録済み
| 農林水産植物の種類 | 登録名 | 商品名 | 登録番号 | 登録日 |
| ほうせんか属 | 三郷FG2 | サンパチェンス® オレンジ | 16555 | 2008年3月13日 |
| ほうせんか属 | SAKIMP006 | サンパチェンス® ラベンダー | 18052 | 2009年3月19日 |
| ほうせんか属 | SAKIMP005 | サンパチェンス® 斑入りサーモン | 18051 | 2009年3月19日 |
◆品種登録申請中
| 農林水産植物の種類 | 出願名 | 商品名 |
登録出願番号 |
出願日 |
| ほうせんか属 | SAKIMP010 | サンパチェンス® ホワイト | 21685 | 2007年11月15日 |
| ほうせんか属 | SAKIMP009 | サンパチェンス® プロミネンス | 21684 | 2007年11月15日 |
| ほうせんか属 | SAKIMP008 | サンパチェンス® コロナ | 21683 | 2007年11月15日 |
| ほうせんか属 | SAKIMP011 | サンパチェンス®キッズ オレンジ | 22917 | 2008年9月4日 |
| ほうせんか属 | SAKIMP014 | サンパチェンス®キッズ ホワイト | 22926 | 2008年9月4日 |
| ほうせんか属 | SAKIMP012 | サンパチェンス®キッズ ライラック | 22918 | 2008年9月4日 |
| ほうせんか属 | SAKIMP013 | サンパチェンス®キッズ ピンク | 22919 | 2008年9月4日 |
| ほうせんか属 | SAKIMP016 | サンパチェンス® ローラ | 24215 | 2009年10月14日 |
| ほうせんか属 | SAKIMP018 | サンパチェンス® 斑入りホワイト | 24216 | 2009年10月14日 |