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ニュースリリース|2010

2010年10月18日

ブライダル需要に向くボリュームのある豪華な花形が特長の大輪フリンジ八重咲きF1品種
トルコギキョウ『ボヤージュ』シリーズのラインアップが充実
待望のアプリコットとブルー、定番色のグリーンとイエローの4品種を追加

サカタのタネは、大輪フリンジ八重咲きF1品種のトルコギキョウ『ボヤージュ』シリーズに、1型※1(早生品種)のグリーン、イエロー、アプリコット、2型※1(中生品種)のブルーの計4品種を追加し、2010年11月1日から生産者向けに種子と苗を販売します。全5色7品種とラインアップが充実した『ボヤージュ』シリーズは、花径10~11cmと大輪でフリンジ咲きの豪華な花形でありながら、花首はかたく、草丈が十分にとれ、分枝も旺盛なため高品質な切り花がとれます。アプリコットとブルーはシリーズ待望の新色で、トルコギキョウの定番色であるグリーンとイエローは、既存の中生品種との組み合わせと産地のリレー出荷により、早春から秋にかけて安定した供給が可能となります。『ボヤージュ』シリーズの税込み希望小売価格は、各品種ともプライマックスⓇ※2種子1袋3,000粒入り13,230円、プラントプラグⓇ※3苗は406穴セルトレー8,453円(350本保証)です。なお、切り花は、2011年5月以降、順次市場へ出荷される予定です。初年度販売目標は、シリーズ合計で5,000万円です。


 写真はトルコギキョウ『ボヤージュ(1型)アプリコット』


今やトルコギキョウは、ブライダルをはじめメモリアル、ホームユースまであらゆるシーンに欠かせない品目として周年にわたって高い需要があります。花形は、近年、一重から八重咲きへと人気が移行しており、特にブライダルをはじめとするパーティーやイベント需要においては、より豪華に見える大輪八重咲きが注目されています。

 大輪八重咲きのトルコギキョウは現在多く市場に出回っていますが、花首が花自体の重さに耐えきれず下向きに垂れてしまう傾向があります。『ボヤージュ』シリーズは、花首がかたいので、花径10~11cmのボリュームある花をしっかり支えることができます。またそれだけではなく、発芽や生育のそろいがよく、高温期にロゼット※4化しにくいことから、大輪フリンジ八重咲きの品種としては比較的栽培がしやすく、花弁が厚いため花傷みが少なく、草丈がとれ、分枝が旺盛なため、高品質な切り花がとれます。

『ボヤージュ』シリーズの既存のラインアップは、1型(早生品種)のホワイト、2型(中生品種)のグリーンとイエローの計3色です。この3品種はトルコギキョウの定番色であることはもちろん、見た目の豪華さ、栽培のしやすさで生産者や市場から高い評価を得ており、2009年度の種子と苗の売上金額は初年度の2008年度と比べ42%増となっています。

今回追加するのは、早生品種の『ボヤージュ(1型)グリーン』『同 (1型)イエロー』『同 (1型)アプリコット』、中生品種の『同 (2型)ブルー』の計4品種です。これまでアプリコット色のトルコギキョウは、淡い色合いのものしかありませんでしたが、特にブライダルでは見栄えのするより濃い色が求められてきました。当社の品種育成の成果により、トルコギキョウで表現できなかった濃色を初めて実現したのが『同 (1型)アプリコット』です。また、ブルー色のトルコギキョウとして当社では2003年に「ロジーナ ブルー」を発表しています。英語で「Blue rose(青いバラ)」は「ありえないもの」を意味しますが、バラでは実現することが難しかったブルーの花色をトルコギキョウで表現することに成功し注目されてきました。『同 (2型)ブルー』は「ロジーナ ブルー」に続く、高価格帯品種待望のブルーとなっています。そして、トルコギキョウの定番色であるグリーンとイエローは、これまで同シリーズでは中生品種のみの販売でしたが、暖地、温暖地の産地からは春先に栽培しやすい品種の登場が望まれていました。早生品種が加わったことにより早春に出荷でき、従来の中生品種との組み合わせと産地のリレー出荷により、早春から秋の長期にわたり安定して切り花の供給が可能となります。

4品種の追加により全5色7品種とラインアップが充実した『ボヤージュ』シリーズは、高級感を醸し出すフリンジの花弁と豪華な花形により、春と秋のブライダルシーズン、3月の卒業式シーズンを中心にトルコギキョウの市場をさらに活性化し、需要拡大に寄与する期待の品種です。今後も品種育成を進め、ラインアップをさらに充実させていく予定です。

なお、シリーズ名の『ボヤージュ』(Voyage)は、フランス語で「旅立ち」の意味で、その豪華な花形がブライダルフラワーに好適であることから「新たな人生の旅立ちをする花嫁に祝福の花を」といったイメージから命名したものです。

※1:当社トルコギキョウにおいて早晩性を示す表記で、0型(極早生)~3型(晩生)がある。

※2 プライマックス
種子の発芽性を向上させるために施す物理的、化学的な処理のことをプライミングといい、この処理を行うことを当社では「プライマックス」と呼んでいる。処理の仕方は、品目によりさまざまだが、この処理を行うことで、(1)発芽速度が向上し、一斉にそろう、(2)発芽適温の範囲が広がる、(3)種子休眠の覚醒をもたらす、といった効果がある。

※3  プラントプラグ苗:
育苗用セル成型培養土「プレフォーマ*・プラントプラグ」(以下「プラントプラグ」)を使用した花と野菜の生産者向け苗。「プラントプラグⓇ」は、ピートモスとココヤシ繊維を混合した培地をトレー内で固化・成型させたもの。 (1)トレーからの抜き取りが簡単で、移植作業の大幅な省力化が可能、(2)根づまりが起こりにくく、根の活力がたいへん旺盛なため、スムーズな活着、健全な生育を実現、(3)若苗での移植ができ、苗本来のパフォーマンスを最大限に引き出せる、などの特長がある。
*「プレフォーマ」はジフィー プロダクツ インターナショナル社の登録商標です。

※4  ロゼット(rosette):
植物体が生育環境に適してないときに伸長成長を止め、休眠に似た姿でいること。

■トルコギキョウ『ボヤージュ』シリーズの概要

◆特 長

①フリンジの花弁をもちボリュームのある豪華な花形が特徴の大輪フリンジ八重咲き品種。
②従来の大輪八重咲き品種は花首が弱く花が下向きに垂れやすい傾向にあるが、本品種は花径10~11cmと大輪で豪華な花形でありながら花首がかたく、ボリュームのあるアレンジメントに向く。
③花弁数が多く、一枚一枚が厚くしっかりしているため花もちがよい。
④発芽や生育のそろいがよく、高温期のロゼット化が少ないため栽培がしやすく、草丈がとれ分枝が旺盛。
⑤グリーンとイエローは早生、中生品種を組み合わせることで、産地のリレー出荷により早春から秋の長期にわたり切り花の供給が可能。

◆ラインアップ (全5色7品種)

1型(早生品種)

品 種 品種特性
ホワイト  花径が大きく、立体感のある花形。花色はホワイト。
※作型や栽培環境によっては、アイボリー色の出現率が高くなる場合がある。
グリーン 枝吹きがよくボリュームがとれ、栽培しやすいグリーン。
※高温時、花弁の減少が見られる場合がある。5%前後の比率でフリンジの弱い個体が出現する。
イエロー  花弁の巻きが強く、より立体感のあるイエロー。
※5%前後の比率でフリンジの弱い個体が出現する。
アプリコット  トルコギキョウではこれまでにない濃いアプリコット色。
※日照量が多いと花色がローズピンクになる。5%前後の比率でフリンジの弱い個体が出現する。

2型(中生品種)

品 種 品種特性
グリーン 茎が丈夫でまっすぐ伸び、栽培しやすいグリーン。
イエロー グリーン、ブルーと比べて開花が5日前後遅いが、フリンジがしっかりと出て大輪で豪華な印象のイエロー。
ブルー  シリーズ待望のブルー。花弁の巻きが強く、秋でも花弁数が減りにくい。
※5%前後の比率で奇形様の八重咲きが出現する。

◆栽培のポイント  

1.栽培環境
施設栽培

2.管理のポイント
発芽適温は21~23℃。育苗時の高温管理は、定植後のロゼットを引き起こすことがあるので、注意する。通常、プラグに播種用培養土をつめ、十分湿らせた後タネまきする。好光性種子のため覆土はせず、播種後は光が十分ある条件で管理する。出芽までは絶対に乾かさないようにする。

育苗期間中は肥料切れに注意し、週に1回の割合で規定倍率に希釈した液体肥料を施すとよい。高温管理のほか、乾燥、過度の灌水による根の傷みもロゼットを誘起する原因となるので注意する。

生育適温は15~30℃で、変温管理が望ましい。定植前には定植床の温度を整え(冬季は暖め、夏季は冷やし、地温が20℃前後を目標とする)、十分に灌水しておく。定植床のpHは6.5前後、土壌条件はEC※5 0.5程度が望ましい。定植直後から根づくまでは定植床を乾燥させないように注意する。

根づいてからは灌水を徐々に減らし、根が深く張るように心がける。生育途中は適宜、整枝、摘蕾を行い、草姿を整える。チップバーン※6、ブラスチング※7などの発生を防ぐために循環扇などを用いハウス内の換気をよくするとともに、できるだけ光があたるよう管理する。

全期間を通して、アブラムシ類、スリップス類によるウイルスの被害を防ぐため、定期的に殺虫剤を散布する。フザリウムなどの立枯病には、発生後の有効な対策はないので、定植前の土壌消毒を徹底して行う。

※5 EC:
電気伝導度(electrical conductivity)の略。肥料や有機物(種々の有機酸や肥料成分)が含有されているとその含有量によって電流の流れる量は多くなることを利用した、肥料濃度を表す単位。

※6 チップバーン(tip-burn):
葉の先が茶色に変色し、最終的に枯れてしまう現象。窒素過多、カルシウム欠乏で起きる。

※7 ブラスチング(blasting):
蕾(つぼみ)が成長を止め、開花することなく枯れてしまう現象。

◆作型図

 

◆販売価格(税込み希望小売価格)  

プライマックス種子 3,000粒 13,230円
プラントプラグ苗  406穴セルトレー(350本保証) 8,453円
      
※営利以外の一般向け種子、苗の販売は未定

◆発売時期 

2010年11月1日から全国のJA・種苗店を通じ受注開始、順次出荷

◆切り花出荷開始 

2011年5月ごろから本格的に主要生花市場へ出荷され、全国の有名フラワーショップなどで販売される予定

※「ボヤージュ(2型)ブルー」の出荷は6月ごろから

◆販売目標(種子と苗合計)   

『ボヤージュ』シリーズ全体(5色7品種)で5,000万円
(2010年11月~2011年10月期の1か年)

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