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ニュースリリース|2010

2010年10月25日

バラ咲きトルコギキョウの晩生系『ロジーナ(3型)』シリーズに
中輪八重咲きF1品種『ロジーナ(3型)ピンクフラッシュ』が登場
秋のブライダルシーズンにボリュームのある切り花を安定して出荷できる

サカタのタネは、バラ咲きトルコギキョウの晩生の中輪八重咲きF1品種『ロジーナ(3型※1)ピンクフラッシュ』の種子と苗を、2010年11月1日から生産者向けに販売します。

「ロジーナ」ブランドは、バラと見まがう花形を有し夏場の観賞期間が短くなりやすいバラの弱点をカバーするメリットがあります。3年前に発売し、現在3品種で構成されている晩生系『ロジーナ(3型)』シリーズは、寒地・寒冷地の夏~秋出荷においてボリュームのある切り花がとれ、特に秋のブライダルシーズンの安定供給に対応したラインアップです。『ロジーナ(3型)ピンクフラッシュ』は、ブライダルブーケなどで需要の高い、ホワイト地に淡いピンク色の「かすり」が入る繊細な色合いが特長です。『ロジーナ(3型)ピンクフラッシュ』の税込み希望小売価格は、プライマックスⓇ※2種子1袋3,000粒入り9,975円、プラントプラグ※3は406穴(350本保証)7,718円です。なお、切り花は、2011年8月から順次市場へ出荷される予定です。初年度目標金額は晩生系『ロジーナ(3型)』シリーズ4品種合計で1,500万円です。

 写真はトルコギキョウ『ロジーナ(3型)ピンクフラッシュ』

晩生系『ロジーナ(3型)』シリーズは、寒地、寒冷地における夏から秋の作型に対応しています。特に中生品種では栽培しづらい秋出荷でも、草丈がとれ、花弁数が多くボリュームのある美しいバラ咲きを保つため、秋のブライダルシーズンに合わせた高品質な切り花がとれます。また、早生系の中輪バラ咲き「ピッコローサ」シリーズ(「ロジーナ」ブランドでは1型に相当する)、中生系「ロジーナ(2型)」シリーズとの組み合わせと、産地のリレー出荷により、早春から晩秋までの長期にわたりバラ咲き切り花の安定供給ができます。

これまで『ロジーナ(3型)』シリーズは、ブルー、ピンク、ホワイトの3色で展開していました。12品種をそろえる中生系「ロジーナ(2型)」シリーズに対し、『ロジーナ(3型)』シリーズは3品種と品種数が少なく、秋のブライダルシーズンに安定して出荷できる晩生系のラインアップの充実が望まれていました。

晩生中輪八重咲きF1品種『ロジーナ(3型)ピンクフラッシュ』は、ブライダルブーケなどで需要の高い、ホワイト地に淡いピンク色の「かすり」が入る繊細な色合いの品種です。また、『ロジーナ(3型)』シリーズの既存品種なかで最も開花時期が遅いため、より草丈を確保しやすい点も特長です。同品種の追加でブライダルブーケ用途などでのアレンジメントの幅がより広がります。

中生系も合わせた「ロジーナ」ブランドの品種数は12色16品種で、さらに早生系「ピッコローサ」シリーズも含めた当社のバラ咲きトルコギキョウのラインアップは合計12色21品種にもなります。『ロジーナ(3型)ピンクフラッシュ』を発売することで、幅広い花色を幅広い作型で対応するラインアップがさらに充実し、さらなるバラ咲きトルコギキョウの需要を喚起します。

※1: 当社トルコギキョウにおいて早晩性を示す表記で、0型(極早生)~3型(晩生)がある。

※2 プライマックス
種子の発芽性を向上させるために施す物理的、化学的な処理のことをプライミングといい、この処理を行うことを当社では「プライマックス」と呼んでいる。処理の仕方は、品目によりさまざまだが、この処理を行うことで、(1)発芽速度が向上し、一斉にそろう、(2)発芽適温の範囲が広がる、(3)種子休眠の覚醒をもたらす、といった効果がある。

※3  プラントプラグ苗:
育苗用セル成型培養土「プレフォーマⓇ*・プラントプラグ」(以下「プラントプラグ」)を使用した花と野菜の生産者向け苗。「プラントプラグⓇ」は、ピートモスとココヤシ繊維を混合した培地をトレー内で固化・成型させたもの。 (1)トレーからの抜き取りが簡単で、移植作業の大幅な省力化が可能、(2)根づまりが起こりにくく、根の活力がたいへん旺盛なため、スムーズな活着、健全な生育を実現、(3)若苗での移植ができ、苗本来のパフォーマンスを最大限に引き出せる、などの特長がある。 *「プレフォーマ」はジフィー プロダクツ インターナショナル社の登録商標です。

■ トルコギキョウ『ロジーナ(3型)ピンクフラッシュ』の概要

◆特 長

①晩生中輪八重咲き品種。バラ咲きで花径は7cm程度。
②ブライダルブーケなどで需要が高い、ホワイト地にピンク色の「かすり」が入る繊細な色合い。
③晩生系『ロジーナ(3型)』シリーズのなかで開花が最も遅く、秋出荷においても草丈がとれ、ボリュームのある切り花が出荷できる。

◆栽培のポイント  

1.栽培環境
施設栽培

2.管理のポイント
発芽適温は21~23℃。育苗時の高温管理は、定植後のロゼットを引き起こすことがあるので、注意する。通常、プラグに播種用培養土を詰め、十分湿らせた後タネまきする。好光性種子のため覆土はせず、播種後は光が十分ある条件で管理する。出芽までは絶対に乾かさないようにする。

育苗期間中は肥料切れに注意し、週に1回の割合で規定倍率に希釈した液体肥料を施すとよい。高温管理のほか、乾燥、過度の灌水による根の傷みもロゼット化の原因となるので注意する。

生育適温は15~30℃で、変温管理が望ましい。定植前には定植床の温度を整え(冬季は暖め、夏季は冷やし、地温20℃前後を目標とする)、十分に灌水しておく。定植床のpHは6.5前後、土壌条件はEC※6 0.5程度が望ましい。定植直後から根づくまでは定植床を乾燥させないように注意する。

根づいてからは灌水を徐々に減らし、根が深く張るように心がける。生育途中は適宜、整枝、摘蕾を行い、草姿を整える。チップバーン※7、ブラスチング※8などの発生を防ぐために循環扇などを用いハウス内の換気をよくするとともに、できるだけ光があたるよう管理する。

全期間を通して、アブラムシ類、スリップス類によるウイルスの被害を防ぐため、定期的に殺虫剤を散布する。フザリウムなどの立枯病には、発生後の有効な対策はないので、定植前の土壌消毒を徹底して行う。

※6 EC:
電気伝導度(electrical conductivity)の略。肥料や有機物(種々の有機酸や肥料成分)が含有されているとその含有量によって電流の流れる量は多くなることを利用した、肥料濃度を表す単位。

※7 チップバーン(tip-burn):
葉の先が茶色に変色し、最終的に枯れてしまう現象。窒素過多、カルシウム欠乏で起きる。

※8 ブラスチング(blasting):
蕾(つぼみ)が成長を止め、開花することなく枯れてしまう現象。

◆作型図 
 

◆販売価格(税込み希望小売価格)および発売時期  

プライマックス種子 3,000粒  9,975円
プラントプラグ苗  406穴セルトレー  7,718円(350本保証)

2010年11月1日に全国のJA・種苗店を通じて受注開始、種子は2010年12月下旬、プラントプラグ苗は2011年4月から順次出荷。

※営利以外の一般向け種子、苗の販売は未定

◆切り花出荷開始

2011年8月から主要生花市場へ出荷され、全国の有名フラワーショップなどで販売される予定。

◆初年度販売目標(種子と苗合計)   

晩生系『ロジーナ(3型)』シリーズ全体(全4品種)で1,500万円
(2010年11月~2011年10月期の1か年)

 ■「ロジーナ」ブランドについて

バラは夏場の観賞期間が短くなりやすく、そのことが切り花取扱者の悩みのタネでした。対照的にトルコギキョウは夏場の花もちがよく、バラと見まがう上品な花形の「ロジーナ」は、バラの弱点をカバーできる花でもあります。暑さに強いことから、基本的に夏場でもバラのようにキーパー(冷蔵庫)で保存する必要がないので作業性にも優れます。また、トルコギキョウはバラと異なり開花のステージによって花色に濃淡があるので、色のバリエーションを楽しむことができ、色合わせのために多くの品種をそろえる必要もないといった経済的な特長も併せ持ちます。

さらに「ロジーナ」ブランドの各品種は、花もちや輸送性を高めるために花弁を厚くしています。花首が曲がることを防ぐために茎を太く強健にして、流通適性も大きく改善しています。

特に「ロジーナ ブルー」は、切り花を代表する品目であるバラでは実現することが難しかったブルーの花色を、バラ咲きのトルコギキョウで実現したことで2003年の発売当初から注目されてきました。英語で「Blue Rose(青いバラ)」は「ありえないもの」を意味しますが、トルコギキョウでその「Blue Rose」を表現することに成功したのです。

なお、品種名の「ロジーナ」(ROSINA)は、イタリア語でバラを意味する「ローザ」から転じて女性の愛称として使われる言葉に由来しています。

トルコギキョウは、冠婚葬祭、ホームユースなど、すべての切り花ジャンルで周年を通し利用されていますが、当社のバラ咲き「ロジーナ」ブランドは、これまでの常識を覆す特長でトルコギキョウの世界に新しい可能性を開きました。当社の育種技術の粋を集結させた同ブランドの育成に至るコンセプトは、グッドデザイン賞でも高く評価され、2005年に同賞を受賞しました。また、「ロジーナ ラベンダー」は「ジャパンフラワーセレクション2008-2009」の切り花部門において「第3回フラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)」を受賞しています。

■「ロジーナ」ブランドのラインアップ (全12色16品種)

中生系「ロジーナ(2型)」シリーズ

品 種 品種特性

ロジーナ®(2型)
ブルー(ver.2)

従来品種に比べ草丈がとれ、ボリュームが出やすく、ブラインドしにくい。
ロジーナ®(2型)
ピンク
開花がやや遅く、草丈がとりやすく、つくりやすい。

ロジーナ®(2型)
ローズピンク 

シリーズ中、開花は早めで、花はやや小さい。

ロジーナ® (2型)
グリーン(ver.2) 

茎のかたさ、花弁数の多さに優れる。草丈が伸びやすく、つくりやすい。
ロジーナ®(2型)
イエロー(ver.2)
従来品種に比べさらにバラ咲きへと近づけた。
花はやや小さめだが、花弁の巻きが多くかわいらしい。
ロジーナ®(2型)
ピンクピコティー 
シリーズ中、開花は遅めでボリュームがとりやすい。
白に薄桃色の覆輪でほかの花とも合わせやすく、市場人気が高い。
ロジーナ®(2型)
アプリコット
淡くやわらかなアンズ色の中間色で、アレンジメントなどに使いやすい人気色。
ロジーナ®(2型)
ラベンダー 
人気のブルー系の中間色。
赤みが少なくノーブルでアンティークなイメージのラベンダーカラー。
ロジーナ®(2型)
ライム 
夏場でも発色のよい、さわやかなライム(黄緑)カラー。
ロジーナ®(2型)
スノー
夏場の花もちがわるいバラの弱点をカバーする性質をもつ待望の純白色。
作型や栽培環境によっては、アイボリー色の出現率が高くなることがある。
ロジーナ®(2型)
ピンクフラッシュ(ver.2)
白色地に桃色の淡いかすりが入る。花弁の重ねもよい。秋出荷の作型に好適。
ロジーナ®(2型)
ブルーフラッシュ
白色地に青紫色のかすりが入る人気のブルー系。秋出荷の作型に好適。

晩生系『ロジーナ(3型)』シリーズ

品 種 品種特性
ロジーナ®(3型)
ブルー 
 「青いバラ」のイメージで人気。
作型、栽培時期などにより花首がやわらかくなることがある。
ロジーナ®(3型)
ピンク 
秋口にピンクの色合いが淡くなり魅力を増す。
ロジーナ®(3型)
ホワイト
落ち着いた「オフホワイト」は、ブライダルなど冠婚葬祭の定番色。
作型や栽培環境によっては、アイボリー色の出現率が高くなることがある。

ロジーナ®(3型)
ピンクフラッシュ

ホワイト地にピンク色の「かすり」が入る繊細な色合い。

 



 
 

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