サカタのタネ
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ニュースリリース|2010

2010年12月13日

秋、冬、春のスリーシーズン花が咲き続ける、大輪パンジーの定番『LRアリル』シリーズに
『LRアリル いちごみるく』『同 パトリシア』が登場
ユニークカラー2色を追加し、同シリーズのラインアップは31品種に

サカタのタネは、パンジーのF1品種『LRアリル いちごみるく』『同 パトリシア』の2品種のタネと苗を生産者向けに発売します。『LRアリル』シリーズは、秋から春遅くまで休まず咲き続けるLR(ロングラン)性があり、コンパクトな草姿に花径約8cmの大輪の花を咲かせるパンジーです。『LRアリル いちごみるく』は、アイボリーホワイトの花弁に濃赤色のブロッチ※1が入る品種です。同花色の従来品種は、高温期に徒長する傾向があり、茎が伸びにくい品種が求められていました。『同 パトリシア』は、上弁が赤紫色で淡黄色の中下弁に黒いブロッチが入る品種です。花径約10cmの巨大輪「LRテラノ」シリーズにも同花色がありますが、珍しい色合いで人気が高く、大輪品種の登場が望まれていました。『LRアリル いちごみるく』『同 パトリシア』は、JA、種苗店を通じて2011年1月上旬に受注を開始し、6月上旬から順次出荷します。税込み希望小売価格は、プライマックス※2シード1,000粒入り1袋3,780円、セル成型苗※3 406穴(380本保証)1トレー5,985円です。            

写真はパンジー『LRアリル パトリシア』(手前)と『同 いちごみるく』(奥)

本来パンジーは、冬の低温にあたった後、春の暖かさを感じて開花する草花で、かつては春の花壇材料として扱われていました。1966年に当社が発売した、秋咲き性をもつ世界初のF1品種「マジェスティックジャイアント」の登場によって、秋と春の2回パンジーを楽しめるようになり、パンジーは飛躍的に普及しました。しかし、低温短日期である冬は開花が止まるため、消費者からは、冬も休むことなく咲き続ける品種の登場が望まれていました。

そこで当社が開発したのが、秋、冬、春のスリーシーズンにわたり花が咲き続け、高温長日期でも茎が伸びすぎずに株がコンパクトにまとまる性質をもつ「LR」シリーズです。1998年に中輪(花径約6cm)のクリアカラー「LRオトノ」と、同じく中輪でブロッチが入る「LRプロント」の発売を皮切りに、2000年に大輪(花径約8cm)の『LRアリル』、そして2003年には巨大輪(花径約10cm)の「LRテラノ」を発売し、各シリーズにおいて充実した幅広いカラーバリエーションを展開しています。

特に『LRアリル』は、市場流通量が最も多い花径約8cm前後の大輪パンジーのなかでも約40%※4のシェアを誇る、パンジーの定番シリーズです。『LRアリル いちごみるく』は、アイボリーホワイトの花弁に濃赤色のブロッチが入る品種です。これと同様の花色は今までにもあり、かわいらしく温かみのある雰囲気から需要の高い色合いでしたが、気温が高くなると徒長しやすくなることが課題となっていました。これに対し『同 いちごみるく』は、コンパクトな草姿を春遅くまで保つことができ、さらに、蕾がピンクに色づいているので開花前から楽しむことができます。そして『同 パトリシア』は、赤紫色の上弁に淡黄色の中下弁、そして黒いブロッチが入るユニークカラーです。巨大輪の「LRテラノ」にもこの花色がありますが、珍しい色合いから生産者や消費者に根強い人気があり、大輪品種の登場が望まれていました。さらに『LRアリル いちごみるく』と『同 パトリシア』は、花が斜め45度の上向きに開花する性質をもつことから、より見栄えのする華やかな花壇を演出することができます。

2品種の追加により『LRアリル』シリーズは、合計31品種となりラインアップがよりいっそう充実します。財団法人日本花普及センターの「2009年における花き品種別流通動向分析調査 苗物 品目別流通調査」によると、パンジー・ビオラの取扱数量(ポット)は、苗物全体のなかで年間第1位となっており、その占有率は15.4%にもなります。世界トップシェアをもちパンジー市場を牽引する立場にある当社では、パンジー・ビオラを戦略品種の一つと位置づけており、今後もさらなる品種育成を進め、積極的に販売展開を推進していきます。
  
※1 ブロッチ:
目のような花の中心部の斑紋。

※2 プライマックス
種子の発芽性を向上させるために施す物理的、化学的な処理のことをプライミングといい、この処理を行うことを当社では「プライマックス」と呼んでいる。処理の仕方は品目によりさまざまだが、この処理を行うことで、(1)発芽速度が向上し、一斉にそろう、(2)発芽適温の範囲が広がる、(3)種子休眠の覚醒をもたらす、といった効果がある。

※3 セル成型苗:
角柱状・円柱状の小さな鉢型の穴が空けられた、育苗するための樹脂製トレーをセルトレーといい、栽培する植物の種類に応じて72穴、128穴、200穴、512穴などさまざまな仕様があり、育苗日数や苗の大きさに対応できる。セルトレーで栽培した苗を、セル成型苗という。セル育苗は、土詰め、タネまき、覆土、発芽、水やり、植えかえなど一連の作業を自動化することができるため、現在、広く用いられている方法である。

※4: 当社推定値。

■パンジーF1品種『LRアリル』シリーズの概要

◆特 長

①秋、冬、春のスリーシーズン休まず咲き続ける、花径約8cmの大輪パンジー。
②早生品種のため、無理な早まきをしなくても秋に出荷できる。
③春の高温長日期でもコンパクトな草姿を保つ。

◆パンジー『LRアリル』シリーズのラインアップ  (31品種) 

品 種 名 花 色
LRアリル イエロー(ver.2) 濃黄色の花弁に黒のブロッチ
LRアリル レッド(ver.2) 緋赤色の花弁に黒のブロッチ
LRアリル クリアローズ  ローズ色
LRアリル オータム リーブス  赤色と黄色の花弁に黒のブロッチ
LRアリル ローズインプ ローズ色の花弁に黒のブロッチ
LRアリル デニム  青紫色の花弁に黒のブロッチ
LRアリル ピーチ  ピンク色の花弁に紫色のブロッチ
LRアリル ビーコン  白色の上弁と紫色の中下弁に黒のブロッチ
LRアリル クリアパープル  鮮やかな紫色
LRアリル ホワイトインプ  白色の花弁に紫色のブロッチ
LRアリル ディープブルー  鮮やかな濃青色の花弁に黒のブロッチ
LRアリル ブルー  青紫色の花弁に黒のブロッチ
LRアリル ツンブルー  薄青色の花弁に紫色のブロッチ
LRアリル ライトブルー  淡青色の花弁に青色のブロッチ
LRアリル ローズビーコン  白色の上弁とローズ色の中下弁に濃いローズ色のブロッチ
LRアリル ブルーアンドホワイトインプ  青紫色の上弁と白色の中下弁に黒のブロッチ
LRアリル バレリーナ  紫色の上弁と白色の中下弁に黒のブロッチ
LRアリル レッドアンドイエロー(ver.2)  赤色の上弁と濃黄色の中下弁に黒のブロッチ
LRアリル クリアオレンジ  赤みを含んだオレンジ色
LRアリル クリアスカーレット  朱赤色
LRアリル クリアイエロー  黄色
LRアリル クリアレモン  淡黄色
LRアリル クリアライトブルー  藤青色
LRアリル クリアラベンダー  ラベンダー色
LRアリル クリアホワイト(ver.2)  純白色
LRアリル アップルタルト  一部黄色が入る緋赤色の花弁に黒のブロッチ
LRアリル ワインフラッシュ  グラデーションがかる赤ワイン色の花弁に黒のブロッチ
LRアリル ブルーフラッシュ  縁が青紫色で中央に向かって淡くなる花弁に黒のブロッチ
LRアリル アンティークブルー  濃い青紫色と黄色の花弁に黒のブロッチ
LRアリル いちごみるく アイボリーホワイトの花弁に濃赤色のブロッチ
LRアリル パトリシア  赤紫色の上弁と淡黄色の中下弁に黒のブロッチ

◆栽培のポイント

1.栽培環境
冷涼な気候を好む耐寒性一年草。

2.管理のポイント
タネまきは7月下旬からが基本で、暖地では高温期間の育苗を避けるために8月以降に行うのが望ましい。

セルトレーにタネまき用の培養土を充填しタネをまく。発芽適温は20℃前後。25℃以上になると出芽が極めてわるくなるので、高温時は発芽室での催芽が理想。タネまき後7~10日で出芽する。

出芽後は水やりを控えめにし、徒長や立枯病を避ける。日あたりのよい環境が望ましいが、夏期は寒冷紗などをかけて気温を下げて管理する。

タネまきから25日程度(本葉3枚ほど)でポットへの植えかえ時期となる。徒長しないよう苗と苗が触れ合う前に植えかえ、風通しのよい環境で管理する。適宜水やりの代わりに規定の倍率に希釈した液体肥料を施す。育苗期間中は温度や水やりなどをコントロールし徒長を防ぐ。

◆作型図
 
※生産者の方が出荷するための作型図です。

◆販売価格(税込み希望小売価格)  

両品種とも、
プライマックスシード 1,000粒入り1袋                         3,780円
セル成型苗     406穴セルトレー(380本保証)1トレー 5,985円

※一般家庭向けのタネ、苗の販売は未定。

◆発売時期

全国のJA、種苗店を通じ、プライマックスシード、セル成型苗とも、
2011年1月上旬に受注開始、同年6月上旬から順次出荷。

◆花苗出荷開始時期

2011年10月下旬ごろから本格的に市場へ出荷され、全国の園芸店、ホームセンターなどで販売される予定。

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