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ニュースリリース|2011

2011年11月07日

ベルベット調のツヤのある濃く鮮やかな花色が特徴の中生大輪八重咲きF1品種
トルコギキョウ『カルメン』シリーズに『カルメン カシス』が登場
特別な日を彩るブーケやアレンジメントに好適な、これまでにない八重咲きの濃い赤紫色

サカタのタネは、中生大輪八重咲きF1品種のトルコギキョウ『カルメン』シリーズに、新色『カルメン カシス』を追加し、2011年11月21日に種子とセルトップ※1を生産者向けに発売します。『カルメン』シリーズは、その名のとおりフランスの作曲家ビゼーのオペラ「カルメン」のヒロインをイメージした情熱的で深みのある花色をもつトルコギキョウです。新品種『カルメン カシス』は、八重咲きのトルコギキョウとしてはこれまでにないカシス※2ソーダのような濃い赤紫色の品種です。記念日やお祝い事など特別な日を彩るブーケやアレンジメントなどに好適で、フラワーデザイナーの創作意欲を刺激する鮮やかで目をひく花色が最大の特徴です。さらに同品種は、従来の濃色系品種の草丈がとれにくい欠点も克服しています。『カルメン カシス』の税込み希望小売価格は、プライマックスⓇ※3種子1袋3,000粒入り13,230円、セルトップ苗1トレー406穴セルトレー8,453円(350本保証)です。なお産地からの切り花出荷は、2012年6月ごろから開始される見込みです。

 

写真はトルコギキョウ『カルメン カシス』

当社が2006年に発表した『カルメン』シリーズは、その名のとおりフランスの作曲家ビゼー(1838-1875)のオペラ「カルメン」のヒロインをイメージした情熱的な深みのある花色をもち、強烈なインパクトを与えるトルコギキョウです。ベルベット調のツヤのある濃く鮮やかな花色は、ブライダルブーケやアレンジメントにインパクトやアクセントを与えます。加えて、蕾の段階から色がついているため、1品種でさまざまな表情を演出できることも魅力です。これらのことから同シリーズは、こだわりをもつフラワーデザイナーを中心に、徐々に認知され始めています。

『カルメン』シリーズは、ほかの濃色系品種と比べてより色が濃く、大輪のためインパクトがあります。そのため市場関係者から生産者への「『カルメン』シリーズを栽培してほしい」という要望も増えてきています。また同シリーズはほどよい分枝量のため、比較的管理しやすいと生産者からも評価されています。

今回発売する『カルメン カシス』のような濃い紫赤色のトルコギキョウとしては、当社が1997年に発売した一重咲きの「あすかの茜(あかね)」という品種がありました。しかしこの品種は、当時としてはあまりに奇抜な色合いだったため、他の花材と組み合わせにくいなどの理由からフラワーデザイナーに受け入れられませんでした。また草丈がとりづらく、株全体のボリューム感も欠けていることなど生産面でも課題が多く、発売から約6年で販売中止となっています。

『カルメン カシス』は、八重咲きのトルコギキョウとしては国内で初めてとなるカシスソーダのような濃い赤紫の花色です。高級感と深みがあり、同シリーズの特徴であるツヤのある花弁の質感とあいまってとても目をひきます。さらに、従来のトルコギキョウの濃色系品種と比べて草丈がとりやすく、分枝が旺盛なため花数も多いという画期的な品種です。

『カルメン』シリーズの既存品種としては、「カルメン バイオレット」と「同 ルージュ」の2品種があります。「カルメン バイオレット」は深みのある高級感を醸し出す鮮やかな紫の花色でややフリンジがかかったボリューム感のある品種です。「同 ルージュ」は、情熱的で魅惑的な女性の唇を思わせる鮮やかな濃赤の花色をもちます。

当社では、『カルメン カシス』を発売することにより、『カルメン』シリーズ全体でトルコギキョウの市場をさらに活性化させる画期的な品種として積極的に拡販していきます。

■トルコギキョウ『カルメン カシス』の概要

◆特 長

① 八重咲きのトルコギキョウとしてはこれまでにない、カシスソーダのような濃い赤紫の花色。
② ベルベット調のツヤのある濃く鮮やかな花色が特徴の中生大輪八重咲きF1品種。花径は7.5㎝前後。
③ 蕾の段階から色がついているため、開花するまでの色の変化を楽しめる。
④ 従来の濃色系品種と比べ草丈がとれる。

◆ラインアップ (全3色3品種)

品 種 品種特性
カルメン バイオレット  深みのある高級感を醸し出す鮮やかな紫の花色でややフリンジがかかったボリューム感も魅力
カルメン ルージュ  花色は、情熱的で魅惑的な女性の唇を思わせる鮮やかな濃赤色
カルメン カシス 八重咲きのトルコギキョウとしてはこれまでにない、カシスソーダのような濃い赤紫の花色

◆栽培のポイント  

① 栽培環境
施設栽培

② 管理のポイント
発芽適温は21~23℃。育苗時の高温管理は、定植後のロゼットを引き起こすことがあるので注意する。通常、セル成型トレーにあらかじめ十分湿らせたタネまき用培養土を詰めてから、タネまきする。好光性種子のため覆土はせず、タネまき後は光が十分ある条件で管理する。出芽までは絶対に乾かさないようにする。

育苗期間中は肥料切れに注意し、週に1回の割合で規定倍率に希釈した液体肥料を施すとよい。高温管理のほか、乾燥、過度の水やりによる根の傷みもロゼット※4を誘起する原因となるので注意する。
生育適温は15~30℃で、変温管理が望ましい。植えつけ前には定植床の温度を整え(冬季は暖め、夏季は冷やし、地温20℃前後を目標とする)、十分に水やりしておく。定植床のpHは6.5前後、土壌条件はEC※50.5程度が望ましい。植えつけ直後から根づくまでは定植床を乾燥させないようにする。

根づいてからは水やりを徐々に減らし、根が深く張るように心がける。生育途中は適宜、整枝、摘蕾を行い、草姿を整える。チップバーン※6、ブラスチング※7の発生を防ぐために循環扇などを用いハウス内の換気をよくする。特に『カルメン カシス』は、UV(紫外線)カットフィルムなどで遮光すると本来の深みのある色が出にくくなる。そのため、できるだけ光をあてるようにする。

全期間を通して、アブラムシ類、スリップス類によるウイルスの被害を防ぐため、定期的に殺虫剤を散布する。フザリウム菌などによる立枯病には、発生後の有効な対策はないので、植えつけ前の土壌消毒を徹底して行う。

◆作型図 



◆販売ルート

全国の種苗店、JAを通じて生産者に販売

◆販売価格(税込み希望小売価格)および出荷開始時期  

プライマックス種子 3,000粒 13,230円(2011年11月21日から順次出荷開始)
セルトップ苗    406穴セルトレー(350本保証) 8,453円
(2011年11月21日から受注開始、2012年4月上旬から出荷開始)

※趣味園芸向け種子、苗の販売は未定

◆切り花出荷開始 

生産者による市場への切り花出荷は、2012年6月ごろから開始される見込み。


※1 セルトップ苗:
サカタのタネオリジナルのセル成型苗。

※2 カシス:
小さな食用の果実をつける、スグリ科スグリ属の落葉低木。リキュールの原料としても使われる。英名:ブラックカラント、和名:クロスグリ。

※3 プライマックス
種子の発芽性を向上させるために施す物理的、化学的な処理のことをプライミングといい、この処理を行うことを当社では「プライマックス」と呼んでいる。処理の仕方は、品目によりさまざまだが、この処理を行うことで、(1)発芽速度が向上し、一斉にそろう、(2)発芽適温の範囲が広がる、(3)種子休眠の覚醒をもたらす、といった効果がある。

※4 ロゼット(rosette):
植物体が生育環境に適してないときに伸長成長を止め、休眠に似た姿でいること。

※5 EC:
電気伝導度(electrical conductivity)の略。肥料や有機物(種々の有機酸や肥料成分)が含有されているとその含有量によって電流の流れる量は多くなることを利用した、肥料濃度を表す単位。

※6 チップバーン(tip-burn):
葉の先が茶色に変色し、最終的に枯れてしまう現象。窒素過多、カルシウム欠乏で起きる。

※7 ブラスチング(blasting):
蕾が成長を止め、開花することなく枯れてしまう現象。

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