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ニュースリリース|2011

2011年11月10日

ボリュームがある豪華な花形が魅力のマリーゴールドのアフリカンタイプ
マリーゴールド『エラノ』と『アルト』の2シリーズを発売
花首や茎がかたく輸送性に優れ、高温長日期も休むことなく咲き続ける

サカタのタネは、マリーゴールドのアフリカンタイプのわい性品種『エラノ』シリーズと中高性品種『アルト』シリーズの各2品種合計4品種の種子を生産者向けに発売します。今回発売する両シリーズは、ボリューム感のあるボール状の花形が特徴のアフリカンタイプのF1品種です。従来品種と比べて暑さに強く分枝が旺盛なため、高温長日期でも休むことなく次々と花を咲かせます。花首や茎がかたく折れにくいことから、出荷時の作業性や輸送性にも優れます。ラインアップは、両シリーズともイエローとオレンジの2色です。シリーズごとの開花がよくそろうため2色同時に出荷できます。発売時期は、『エラノ』が2012年4月、『アルト』は2011年12月5日を予定しています。税込み希望小売価格は、『エラノ』が1袋約1,200粒入り4,410円、『アルト』は1袋約1,800粒入り6,090円です。なお産地からの花苗出荷は、『エラノ』が2012年6月上旬から、『アルト』は同年4月下旬から開始される見込みです。

 

写真はマリーゴールド『エラノ イエロー』(左)と『アルト オレンジ』(右)


マリーゴールドは、メキシコ原産のキク科の園芸植物です。16世紀中にヨーロッパに渡り、栽培が広がりました。代表的な園芸品種としては、フレンチタイプ(和名:クジャクソウ 学名Tagetes patula)とアフリカンタイプ(和名:センジュギク、学名:T.erecta)があります。フレンチタイプは、ヨーロッパに導入される際にフランスを経て広がった種(しゅ)で、草丈30㎝前後のわい性で、花径3~8㎝ほどの花をたくさんつけます。花色はオレンジ、イエロー、赤褐色などがあり、覆輪や斑入りといった2色咲き品種もあります。花形においても、一重咲き、八重咲きなどさまざまなバリエーションがあります。

一方アフリカンタイプは、メキシコからスペインへ導入されアフリカ北部に広がった種(しゅ)で、花弁の重ねが厚く、大きなボール状となる豪華な花形が魅力です。草丈は、30㎝程度のわい性品種から1m以上にもなる高性品種までさまざまです。大きな花と高い草丈を生かした、花壇の主役や切り花としての利用に好適です。

マリーゴールドの国内年間出荷量は第4位で、約730万ポットが出荷されています※1。夏場に利用する苗物に限定すれば、ペチュニアに次ぐ第2位※1の出荷量を誇る夏の定番品目です。市場流通量は、フレンチタイプが約98%、アフリカンタイプが約2%です※2。この理由は、フレンチタイプのほうが品種のバリエーションが豊富なことなどによるものです。

今回発表する『エラノ』と『アルト』の両シリーズは、アフリカンタイプのF1品種です。『エラノ』シリーズは、草丈30~40cmのわい性品種で、『アルト』シリーズは、草丈50~60cmの中高性品種です。『アルト』シリーズは草丈が高いため花壇植えのほか、切り花にもできます。両シリーズとも、花径は8~9㎝で、色はイエローとオレンジの2色です。

両シリーズの最大の特長は、従来品種と比べて株が強健なことです。花壇などで広く利用されているマリーゴールドですが、高温長日期に開花が止まりやすいことが課題でした。両シリーズは、真夏にも休むことなく花が咲き続け (図1)、また分枝が旺盛で次々と咲かせるため(図2)、5月上旬から10月上旬まで長期間にわたり楽しむことができます。また、従来品種に比べて『エラノ』と『アルト』の両シリーズは、花首や茎がかたくしっかりしています(図3)。そのため風雨にあたっても折れにくく、出荷時の作業性や輸送性にも優れます。さらにシリーズごとに開花がよくそろうため、2色同時に出荷できることもメリットです。

マリーゴールドは、鮮やかで夏らしい花色を楽しめることに加え、根や茎に土中の有害ネマトーダ※3を駆除する成分を含んでいます。そのため、花壇や菜園の輪作に組み込んで利用することもおすすめです。

なお、両シリーズのネーミングについては、どちらもメキシコ系スペイン語で、『エラノ』がで「背の低い」を表す「Erano」から、『アルト』は「背の高い」を表す「Alto」から命名したものです。

当社では、今後ボリューム感のある花が特徴のアフリカンタイプのマリーゴールド『エラノ』と『アルト』の両シリーズを積極的に拡販することで、消費者の皆さまに夏の定番マリーゴールドの魅力を再発見していただくとともに、花市場の活性化を図っていきます。

※1 :財団法人日本花普及センター「2009年における花き品種別流通動向分析調査 苗物 品目別流通調査」から

※2 :財団法人日本花普及センター「2009年における花き品種別流通動向分析調査 苗物 マリーゴールドの上位20品種」から算出

※3 ネマトーダ(センチュウ):
線形動物門に属する動物の総称。ここでは動物に寄生するタイプを指す。根を腐らせるネグサレセンチュウ、根にコブをつくるネコブセンチュウなどがある。

■比較写真

 

図1 高温長日期に従来品種(左)に対し『エラノ』(右)は花休みせずに咲き続ける(2011年8月10日神奈川県藤沢市内当社農場)
 

図2 従来品種(左)に対し『アルト』(右)は分枝が旺盛で花数が多い(2011年5月16日神奈川県藤沢市内当社農場)
 

図3 従来品種(左)と比べ『エラノ』(右)は基部の分枝が旺盛で、茎が太い(2011年5月13日静岡県生産者圃場)
 

■マリーゴールド『エラノ』『アルト』シリーズの概要

◆特  長
① ボリューム感ある花が特徴のF1アフリカンタイプのマリーゴールド。
② 『エラノ』シリーズは草丈30~40㎝のわい性品種で、『アルト』シリーズは草丈50~60㎝の中高性品種。花径は両シリーズとも8~9㎝。
③ 株が強健なため、分枝が旺盛で高温長日期に花休みしにくい。そのことから、5月上旬から10月上旬ごろまで長期間咲き続ける。
④ 花首や茎がかたく丈夫なため、風雨にあたっても折れにくく、出荷時の作業性や輸送性に優れる。
⑤ シリーズごとに開花がよくそろうため、2色同時に出荷できる。

◆ラインアップ  (2シリーズ 各2色2品種)

品種名 草丈(㎝)        花 色 
エラノ イエロー  30~40 明るくさわやかなイエロー
エラノ オレンジ  30~40  鮮やかなオレンジ
アルト イエロー  50~60  明るくさわやかなイエロー
アルト オレンジ 50~60 鮮やかなオレンジ

◆栽培のポイント

① 比較的高温を好む一年草。極端な早まきは避け、4月下旬からの出荷が基本。
② 発芽適温は20~25℃。タネまき用培養土を使用し、セルトレーまたは箱まき。ハウス栽培などで地温が発芽適温に達しない場合は、電熱線などを使って加温して発芽させる。5日程度で出芽が始まる。
③ 生育適温は25℃前後。出芽後は水やりを控えめにし、徒長や立枯病を防ぐ。日あたりのよい環境で管理する。
④ 本葉が展開したら9~10.5㎝ポットに移植する。1株植え、無摘芯栽培が基本。
⑤ 育苗中は、水やりの代わりに適宜規定倍率に希釈した液肥を施す。
⑥ 低温、過湿になると生育が極端にわるくなり、病気発生の誘因となるので注意する。
⑦ 育苗期間中は温度、水やり、株間などでコントロールし、草丈の伸びを防ぐ。わい化剤処理も効果がある。
⑧ 全期間を通してアブラムシ、スリップス、オンシツコナジラミ、ダニに注意。
⑨ 天花(第一花)開花時から出荷する。

◆作型図
『エラノ』『アルト』両シリーズ共通


※ 生産者の方が出荷するための作型図です。

◆販売価格(税込み希望小売価格)  

『エラノ』シリーズ 各品種1袋約1,200粒入り(5g)4,410円
『アルト』シリーズ 各品種1袋約1,800粒入り(5g)6,090円

※趣味園芸家向け種子の販売は未定

◆発売時期

全国の種苗店・JAを通じて『エラノ』シリーズは2012年4月から、『アルト』シリーズは2011年12月5日から販売開始予定。

◆花苗出荷開始

生産者による市場への花苗出荷は、『エラノ』シリーズが2012年6月上旬から、『アルト』シリーズは2012年4月下旬から開始される見込み。

◆初年度販売目標   

『エラノ』『アルト』両シリーズ合計で1,000万円(『エラノ』は2012年4月~2013年3月期、『アルト』は2011年12月~2012年11月期の1か年)
 



マリーゴールド『アルト』シリーズの切り花

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