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ニュースリリース|2011

2011年12月12日

各国の有機農産物生産に対応したニーム核油かす※1、国産採卵鶏の鶏ふん、国産杉材のおがくずを原料にした
高機能微生物肥料『プレミアムバイオエース』を発売
特許取得済の有効微生物の働きにより、極めて高い土壌改良効果を発揮

サカタのタネは、地球環境の保全に貢献できる農・園芸資材商品群「エコプロダクトシリーズ」の有機栽培対応資材の新ラインアップとして、高機能微生物肥料『プレミアムバイオエース』を発売します。本製品は、EUほか各国の有機農産物生産に適合した高品質のインド産ニーム核油かす、国産採卵鶏の鶏ふん、国産杉材のおがくずなど、安全性の高い素材を原料とし、特許取得済の有効微生物であるバチルス菌※2で分解発酵し熟成させた肥料です。『プレミアムバイオエース』は、従来の「バイテクバイオエース」に、土壌の病原菌抑制や有機物の分解能力をもつ「放線菌」の増殖に寄与するニーム核油かすを新たに配合したため、より高い土壌改良効果を発揮します。『プレミアムバイオエース』は、1袋15㎏入り(オープン価格)で、全国の種苗店、農業用資材販売店、JAルートで販売します。2012年1月11日から受注を開始し、1月下旬から順次発送します。なお、当社通信販売部でも2012年春から販売予定です。売上目標金額は、初年度が5,000万円、3年後は年間2億円です。


写真は高機能微生物肥料『プレミアムバイオエース』のパッケージデザインと内容物(右下)
※パッケージデザインは変更になることがあります。

国産のおがくず、稲ワラ、もみ殻、腐葉土など、肥料や培養土などの原料となる植物質有機物を取り巻く現状は、東日本大震災の原発事故による放射能汚染で、採取場所が制限されるなどの影響を受けています。また、海外産有機物のピートモスは、JAS法では堆肥材料としては認可されておらず(用土としてのみ認可)、おがくずは防腐剤の混入の問題などの課題があり、利用しづらい現状です。

1988年から当社が販売している「バイテクバイオエース」は、原料にブロイラーに比べ抗生物質の投与が極めて少ない国産採卵鶏の鶏ふんと、植物質有機物として農薬や防腐剤を使用していない国産杉材のおがくずを使用しており、JAS法による有機農産物生産※3に使用可能な微生物肥料です。くわえて、2003年に農林水産省が発表した特別栽培農産物の新ガイドライン※4にも準拠した有機対応資材となっています。

「バイテクバイオエース」は、製品に含まれている高温好気性タイプのバチルス菌(特許取得済み)の働きによって、土壌の団粒化を促進し、保水と通水のバランスがよく、気相に富んだ土壌をつくります。その優れた土壌改良効果、肥料効果によって、植物が丈夫で健康に育ち、植物体内の糖度を増し、収穫量が増えます。また、育苗時に利用することで、根群も多くなり高品質苗の生産に役立ちます。草花の場合は、花もちがよくなります。さらに完熟しているので臭いも少なく、大変扱いやすい微生物有機肥料です。このように「バイテクバイオエース」は、高品質な野菜、草花の生産資材として広く認知されており、現在では当社のロングセラー商品となっています。

今回発売する『プレミアムバイオエース』は、従来の「バイテクバイオエース」に、新たにニーム核油かすを配合しました。土壌の病原菌抑制や有機物を分解する能力をもつ「放線菌」の増殖に寄与し、より高い土壌改良効果を発揮するため、株張りや肥料吸収が向上します。ニームとは、おもにインドや東南アジアで栽培されている薬木(インドセンダン)の名称で、現地では化粧品や家畜の飼料、土壌改良材として日常的に生活のなかで広く使われています。ニーム核油かすはその種子の核から油を圧搾した残渣(ざんさ)です。ニーム核油かすは、特殊肥料、堆肥の材料としての使用が農林水産省によって認められており、JAS法による有機農産物生産に使用することができます。くわえて、『プレミアムバイオエース』に配合されるニーム核油かすは、世界で最も厳しいとされるEUの有機農産物生産に適合したトレーサビリティのとれた高品質インド産を採用しており、採卵鶏の鶏ふん、国産杉材のおがくずとあわせてすべてが安全性の高い原料となっています。

 『プレミアムバイオエース』の土壌改良効果のさらなるポイントは、最適化されたC/N比にあります。C/N比とは、有機物などに含まれている炭素(Carbon)量と窒素(Nitrogen)量の比率(質量比)で、堆肥における最適な数値は20(炭素20:窒素1)とされています。『プレミアムバイオエース』は、その最適値に近い21.2のC/N比となっており、施用することで作物が最も能力を発揮する土壌C/N比10~15を実現します。

 

『プレミアムバイオエース』の使用方法としては、元肥、土づくりの場合は10aあたり150~300kgを全面または実作面積に散布後混和し、2週間程度落ち着かせてから作付けをします。追肥・穴肥の場合は、30~40日ごとに10aあたり30~40kgを畝にそって散布した後に灌水します。穴肥は1株あたり軽くひとつかみ程度15~30g施用します。また育苗の場合には培養土1Lあたり3~5g混和します。1袋で3,000~5,000Lの培養土に対応可能です。また『プレミアムバイオエース』に含まれているバチルス菌は、高温活性菌なので太陽熱消毒に利用でき、薬剤消毒後の土壌微生物層の回復にも効果を発揮します。

現在、消費者の農業生産物に対する、安心・安全への希求はさらに高まりをみせています。将来に向けても世界的にこのような流れは加速していくと考えられています。サカタのタネでは、今回発売する『プレミアムバイオエース』に代表される有機栽培対応資材などを通して、安心・安全な農業生産物のために必要な土づくりを応援してまいります。

※1 ニーム核油かす:
ニーム(和名:インドセンダン、学名:Azadirachta Indica A.Juss)とは、インドなどが原産のセンダン科の常緑広葉樹。現地では、ハーブや薬用、飼料などさまざまな用途で古くから広く利用されている。ニーム核油かすとは、ニーム種子の種皮を取り除いた中心部分から、ニームオイルを絞った残渣。

※2 バチルス菌:
バシルス菌ともいう。バチルス科(Bacillaceae)バチルス属(Bacillus)の細菌のこと。枯草菌(Bacillus subtillis)、BT菌(B.thuringiensis)、炭そ菌(B.anthracis)、セレウス菌(B.cereus)などが有名。枯草菌の変種の納豆菌(B.subtillis var. natto)は、ダイズを発酵・分解して納豆をつくる。

※3 JAS法による有機農産物生産:
農林水産省では、改正JAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)のもと、有機農産物および有機農産物加工食品のJAS規格(日本農林 規格)を定め、JAS規格に適合するものであるかどうかについて検査を受けた結果、これに合格し、有機JASマークがつけられたものでなければ、「有機○○」などの表示をしてはならないという制度を導入(平成13年4月1日施行)。JAS法で定められた有機農産物とは、化学的に合成された肥料および農薬の使用を避けることを基本として、播種または植えつけ前2年以上(多年生作物にあっては、最初の収穫前3年以上)の間、堆肥などによる土づくりを行った圃場において生産された農産物となる。

※4 農林水産省の特別栽培農産物の新ガイドライン:
特別栽培農産物とは、化学合成農薬を減らして栽培するなど、特色のある生産方法で生産された農産物を指す。  
消費者から特別栽培の表示(無/減農薬栽培、無/減化学肥料栽培など)のあいまいな定義を指摘する声が寄せられるなか、特別栽培農産物の表示手法、表示の信頼性を確保するための処置として土づくりなど特別栽培農産物の生産の原則を新たに規定したもの(平成15年5月26日に改正、平成16年4月1日から施行)。主な内容としては、新ガイドライン表示の対象となる農産物は、化学合成農薬、化学肥料双方を慣行の5割以上減らして栽培された農産物とするなど現行より基準を厳しく設定。それに対し、農薬や化学肥料の使用状況に応じて区分毎に名称(無農薬栽培農産物、無化学肥料栽培農産物、減農薬栽培農産物、減化学肥料栽培農産物)を設定していたものを、消費者にわかりやすく一括りの名称(「特別栽培農産物」)へと変更。

※5 腐植:
広い意味では、土壌中のすべての有機物をいう。狭い意味では、土壌中で微生物などにより生成した暗色高分子混合有機物をいう。一般に、腐植を多く含む土壌は、膨軟で緩衝力や保水性・保肥力が高く、作物の生育によい影響を与えることが多い。

■高機能微生物肥料『プレミアムバイオエース』の概要

◆商品特長

① 各国の有機農産物生産に適合したニーム核油かす、国産採卵鶏の鶏ふん、農薬や防腐剤を使用していない国産杉材のおがくずを原料とした高機能微生物肥料。
② 高温好気性タイプのバチルス菌(特許取得済み)の働きにより、土壌の団粒化を促進し、保水と通水のバランスがよく気相に富んだ土壌をつくり、植物の生育促進に貢献する。
③ ニーム核油かすの作用で、病原菌を抑制し有機物を分解する、植物にとって有用な「放線菌」が土壌中に増え、優れた土壌改良効果を発揮する。
④ 堆肥の最適C/N比に近い21.2のC/N比をもつ。施用することで作物が最も能力を発揮する土壌C/N比10~15を実現する。
⑤ 野菜、草花などの育苗時に利用することで、根群も多くなり高品質苗の生産に役立つ。完熟しているので臭いも少なく、水分が少ないためとても扱いやすい。

◆含有成分

分 類 成 分
肥料成分 窒素1.2 リン酸3.9 カリ1.3 C/N比21.2 ※分析例
微量要素 石灰、苦土、銅、亜鉛、ホウ酸など

◆商品仕様

商 品 名  『プレミアムバイオエース』
適応作物  花、野菜、果樹、牧草など
主 用 途 土壌に混和
容  量 15㎏
使用方法 <元肥、土づくり>
10aあたり150~300㎏を全面または実作面積に散布後混和し、2週間程度落ち着かせてから作付けをする。
<追肥、穴肥>
30~40日ごとに10aあたり30~40㎏を畝にそって灌水、穴肥は1株あたり軽くひとつかみ程度15~30g施用する。
<育苗>
培養土1Lあたり3~5g混和。1袋で3,000~5,000Lの培養土に対応可。
<太陽熱消毒>
含まれているバチルス菌は、高温活性菌なので太陽熱消毒に利用可能。

※使用上の注意事項:
*未熟堆肥、他の有機物との併用の場合は二次発酵のおそれがあります。土と混和したあと冬期20~30日、その他の期間10~15日程度おいて十分なじませてから植えつけ、タネまきを行ってください。
*土壌微生物を死滅させる殺菌剤との混用は避け、必ずガス抜き後に使用してください。石灰窒素や「ハットトリック」との併用は問題ありません。
*夏場の温度の高い状況下では臭いが残る場合がありますが、品質には問題ありません。
*土壌の状況により、まれにミツバチや生物農薬に影響が出る場合があります。

◆発売時期・販売ルート・価格

2012年1月11日から受注開始。1月下旬から全国の種苗店、農業用資材販売店、JAなどで販売。当社通信販売部では2012年春から販売予定。

1袋15kg入り 全国の種苗店、農業用資材販売店、JAなど  オープン価格
当社通信販売部(オンラインショップ含む)  単価未定

◆販売目標金額

初年度5,000万円(2012年1月~2012年12月期の1か年)

3年後2億円(2013年6月~2014年5月期の1か年)

■「エコプロダクトシリーズ」について
化学肥料を多用する農業への反省や消費者の農産物に対する安全性への意識の高まりを背景に、有機栽培や環境対応型農業への関心は生産者、消費者双方に現在極めて高くなっています。

サカタのタネでは、従来から微生物資材や土に還元する育苗用ポット、また緑肥種子など「環境」をキーワードにした商品の開発や販売を進めており、2002年11月には古紙を利用したサカタのタネオリジナルの「紙daトレー」「紙daポット」を利用した苗出荷を開始、2003年1月には有機肥料「金の有機」「銀の有機」、家庭園芸用タネまき資材「ジフィーガーデンシリーズ」、同年12月に培養土「有機の土」などの新製品を発売するなど積極的な取り組みを続けています。そして、これらの取り組みや商品群を「エコプロダクトシリーズ」という一つのコンセプトに統合することにより、当社の環境対応農業に対する積極的な姿勢をいっそう明確にするとともに、種子の販売と連動したエコプロダクト製品の販売へと拡大することにより、全社一丸となって環境対応型資材の販売促進を図ることを狙いとしています。

当社では、「エコプロダクトシリーズ」のなかでも、JAS法による有機農産物の生産に使用可能と考える資材類を、特に「有機栽培対応資材」として位置づけ、その目安として「有機栽培対応資材マーク」を製品に表示しています。

 
▲「エコプロダクトシリーズ」ロゴマーク

▲「有機栽培対応資材」ロゴマーク

◆「エコプロダクトシリーズ」ラインアップ

分 類 用 途  商 品 名
資材 播種・育苗 有機の土
土壌診断 みどりくん
土づくり  バイオ21
土づくり&肥料 バイテクバイオエース
プレミアムバイオエース
肥料 元肥 金の有機
元肥&追肥 銀の有機
育苗 ジフィーポット
ジフィーストリップ
ジフィーセブン
生分解マルチ
生産  紙daトレー、紙daポット
種子 アースエイドシリーズ ケナフ
緑肥  オーツワン
コブトリソウ
ハブエース

※青字部分は「有機栽培対応資材」

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