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ニュースリリース|2013

2013年01月21日

一年草のジプソフィラ(カスミソウ)の園芸品種としては珍しい、わい性白色品種
欧州「フロロセレクト※1」入賞で期待の新品種『ジプシー ホワイト』を発売
株がコンパクトにまとまり、小さな花が次々と咲き続ける

サカタのタネは、ジプソフィラの『ジプシー』シリーズに、待望の白色品種『ジプシー ホワイト』を追加し、2013年2月4日から生産者向けに種子を販売します。『ジプシー』シリーズは、草丈25~30㎝のわい性品種で、株元からの分枝が多く、ドーム状にコンパクトにまとまるので、花壇やコンテナ、ハンギングなど、幅広い用途に使えます。花径6~8㎜の小さな花が株全体を覆うように次々と長期間咲き続けます。同シリーズは、これまでピンク系2色の販売でしたが、「ジプソフィラといえば白色」というイメージが大変強いことから、白色品種が切望されていました。『ジプシー ホワイト』は、一年草のジプソフィラの園芸品種としては珍しい、わい性の白色品種です。また同品種は、フロロセレクトの2012年度の審査において、コンパクトさなどが高く評価され「フロロセレクト ノベルティー」を受賞しています。『ジプシー ホワイト』の税込み希望小売価格は、いずれも1袋1,000粒入りでマルチペレットシード※2は12,600円、ノーマルシードは1,575円です。

写真はジプソフィラ『ジプシー ホワイト』と「フロロセレクト ノベルティー」のロゴマーク(右上)

ジプソフィラ(Gypsophila)は、ナデシコ科カスミソウ属の草花で、中央アジアを中心に、ヨーロッパ、アフリカ北部に分布しています。ジプソフィラの名は、石灰質土壌を好むことから、ギリシア語のジプソス(石灰)とフィロス(好奇)という言葉を組み合わせたものです。また和名の「カスミソウ」は、細かく枝分かれして白い小花を無数に咲かせる様子が、春霞のように見えることに由来します。

カスミソウ属には60以上の種があるといわれていますが、実際に栽培されているのは、多年草では、切り花としての利用が多いパニキュラータ(Gypsophila paniculata)、ほふく性の草姿が特徴のレペンス(G.repens)、一年草では、草丈が高く花壇の背景などによく使われるエレガンス(G. elegans)、花壇、コンテナ用に好適なわい性のムラリス(G. muralis)などです。ムラリスの園芸品種としては、薄いピンク色の「ガーデン ブライド」(1992年発表)、「ジプシー ピンク」(1997年発表)、「同 ディープローズ」(2003年発表)があります。いずれも、デンマークの種苗会社デンフェルト社が開発したものです(デンフェルト社の花き部門は2003年に当社が買収しています)。

『ジプシー』シリーズは、コンパクトな草姿に、花径6~8㎜のかわいらしい花が株一面を覆うように咲く、草丈25~30㎝程度のわい性品種です。ジプソフィラといえば切り花のイメージが強くありますが、コンテナ、鉢、花壇、ハンギングバスケットなどで幅広く楽しめる珍しい品種として国内外で親しまれており、市場に出荷されているわい性のジプソフィラのほとんどが、『ジプシー』シリーズです。ほかの花の品目と比べて比較的栽培しやすく、播種から出荷までの期間が3か月程度と短いことから、生産者にとっては高い利益率を望めることも特長です。また園芸店やホームセンターといった販売店においては、次々と休むことなく花を咲かせるため店もちがよく、苗の老化によるロスを減らせることが大きなメリットとなります。

『ジプシー』シリーズは、これまでディープローズとピンクの2色を販売していましたが、「ジプソフィラ(カスミソウ)といえば白」というイメージが大変強いことから、白色品種の登場が大変強く望まれていました。また、これまでにもわい性の白色品種はありましたが、草姿がコンパクトでないことなどが課題となっていました。そこで、上述の「ガーデン ブライド」以来、ムラリス種の育種を行っている当社デンマークの農場で、白色品種の開発に積極的に取り組んできました。そして、約8年の歳月をかけて開発したのが、ムラリス種のジプソフィラの園芸品種としては珍しい、わい性白色品種の『ジプシー ホワイト』です。同品種は従来の『ジプシー』シリーズの枝吹きが粗い点を改良し、分枝が旺盛でよりコンパクトな草姿となります。同シリーズの既存色との組み合わせだけでなく、無彩色という特性を活かしてほかの品目との花壇での寄せ植えにおいて花壇全体をさらに引き立てる効果を発揮するなど、使い勝手が大変優れています。春出荷では5~7月、秋出荷では9~11月の時期に楽しめる花であることから、パンジーやビオラ、キンギョソウなどとの組み合わせがおすすめです。

当社主催の生産者向け見学会で『ジプシー ホワイト』を展示したところ「花壇の縁取りや、ハンギングバスケットなど幅広く使えそうだ」「花つきがとてもよい」「従来の『ジプシー』シリーズよりさらにポットパフォーマンス※3がよい」などといった期待の声をいただいています。なお、同品種はフロロセレクト(Fleuroselect、欧州花き種苗審査会)の2012年度の審査において、「フロロセレクト ノベルティー」を受賞しています。この賞は、新規性があり、そろいのよい品種を対象に選ばれるもので、2012年は出品数25品種中、15品種に与えられています。

当社は『ジプシー ホワイト』の追加により『ジプシー』シリーズ全体の魅力がさらに増し、添え花だけではないジプソフィラ自体の魅力を再発見していただくことで、花市場の活性化を図っていきます。

■ジプソフィラ『ジプシー ホワイト』の概要

◆特 徴

① 一年草のジプソフィラの園芸品種としては珍しい白色のわい性品種。草丈は25~30㎝程度。
② 株元からの分枝が多く、こんもりとしたコンパクトなドーム状の草姿。
③ 花径6~8mmの一重の花が株一面に咲く。
④ 栽培しやすく、播種から出荷までの期間が短いので、高利益率を望める。
⑤ 開花持続性があるため店もちがよく、苗の老化によるロスが少ない。
⑥ コンテナ、鉢、花壇、ハンギングバスケットなどに好適。

◆ 『ジプシー』シリーズのラインアップ  (3品種)

品種名   特 性
ジプシー ディープローズ 濃い桃色、八重咲き
ジプシー ピンク  桃色、半八重~八重咲き
ジプシー ホワイト    白色、一重咲き

◆栽培のポイント

① 極端な暑さや寒さにも強い一年草。秋から早春の播種が基本。開花は高温、長日で優先。
② 春出荷用では加温栽培が基本。
③ 栽培温度は12℃程度が理想で最低8℃程度は必要。播種が遅れると貧弱株での開花となるので注意する。セルトレーを使用し、20℃程度で出芽させる。播種から7日ほどで出芽が始まる。
④ 出芽後は水を控え、徒長や立ち枯れなどの病気を避け、日当たりのよい環境で管理する。
⑤ 育苗中は灌水の代わりに適宜薄めに希釈した液肥を施す。
⑥ 極端な高温、過湿、乾燥は、生育が悪くなり病気の発生の原因となるため注意する。
⑦ 無摘芯栽培。
⑧ 育苗期間中は温度、灌水、株間などでコントロールし徒長を防ぐ。
⑨ 灰色かび病、立ち枯れ病、アブラムシ、スリップスに注意する。

◆作型図 
 
※生産者の方が出荷するための作型図です。

◆販売ルート
 
全国の種苗店、JAなどを通じて生産者に販売

◆受注、出荷開始時期

受注は2013年2月4日、出荷は2月中旬から順次開始

◆販売価格(税込み希望小売価格)  

マルチペレットシード   1,000粒    12,600円
ノーマルシード       1,000粒     1,575円

※営利以外の一般向け種子の販売は未定

◆花苗出荷開始

2013年は5月から、2014年以降は3月下旬から順次開始される見込み

◆販売目標   

『ジプシー』シリーズ全体(3品種)で初年度1,000万円(2013年2月~2014年1月の1か年)、3年後は年間2,000万円(2016年2月~2017年1月の1か年)

※1 フロロセレクト(Fleuroselect、欧州花き種苗審査会):
1970年に創設された花きの審査会で、エントリーされた品種をヨーロッパ各地にある30か所の栽培試作地で新規性、実用性を評価し、受賞品種を決定するもの。エントリーの条件が厳しいことから、各社厳選し自信作のみを出品している。フロロセレクトの受賞は品種開発者にとって誇りであるだけではなく、新品種の普及という営業的な面においても大きな効果があることから、各社が受賞にしのぎを削っている。賞は、「金賞」と「フロロセレクト ノベルティー」がある。

※2 マルチペレットシード:
細かいタネの周囲を鉱物質で被覆して、扱いやすいように整形大粒に加工したペレットシードの一種で、1粒のペレットの中に複数のタネが入っている。タネまきがしやすく、1粒ずつまいても複数の苗が生育するので、早くしっかりとした株に育つ利点がある。

※3 ポットパフォーマンス:
①一斉出荷に対応できる②草姿のそろいがよい(個体差がない)③花つきがよい、葉が茂っていて株が充実している―など、出荷時のポットの状態を総合的に判断するもの。

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