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ニュースリリース|2013

2013年07月29日

夏場の露地におけるホウレンソウをはじめとした軟弱野菜栽培の省力化とコスト削減を実現
夏専用トンネル栽培資材『モヒカンネット』を発売
遮光、雨よけ、通気、3つの機能を1枚に集約した画期的商品 

サカタのタネは、夏場のホウレンソウをはじめとする軟弱野菜用のトンネル栽培資材『モヒカンネット』を生産者向けに発売します。同商品は、当社と製造元であるダイオ化成株式会社(社長: 青木隆志氏、本社:東京都中央区)が共同開発したものです。約50%の遮光効果を発揮する天井部は適度な雨よけ効果を併せもち、両側は網目の大きいネットになっているため通気性に優れ、植物にとって良好な環境を保ちます。天井部は、白色と半透明の2種類のテープを使用しているため光が散乱し、トンネル内の生育ムラを低減できます。このような『モヒカンネット』独自の機能性により、夏場でも高品質の作物を安定して生産できます。夏場にホウレンソウを露地で栽培するには、通常トンネルに雨除けや遮光など複数の資材をかける必要があります。この場合、トンネル施工の手間がかかるだけでなく、薬散や水やりのため都度開閉する必要があり、その際重ねた被覆資材がずれることもあり、修復にも労力がかかります。『モヒカンネット』であれば、ネット部の外側から薬散や水やりができるので、播種後、トンネルを杭でしっかり固定すれば、掛けたまま収穫まで栽培できます。このように『モヒカンネット』は、遮光、雨よけ、通気の3つの機能を1枚に集約した、大幅な省力化とコスト削減を実現できる画期的商品です。『モヒカンネット』は、全国の種苗店、農業用資材販売店、JAを通じて2013年8月7日から販売を開始します。税込み希望小売価格は、17,325円(幅2.2m×約50m巻)です。なお、『モヒカンネット』は実用新案登録を出願中です。



写真は『モヒカンネット』を使用したホウレンソウのトンネル栽培の様子


夏場におけるホウレンソウ栽培は、降雨による葉傷みを防ぐため、雨よけハウスやトンネルが必要です。特に近年は夏の暑さが厳しいことから、トンネルを使った露地栽培を行う場合には、雨よけフィルムだけでなく、遮光資材も掛けなければなりません。さらに、トンネルの補強や防虫のためにネットを重ねることもあります。このようなことから、トンネル施工の際に数回の手間がかかり、フィルムやネットなどといった資材費もかさみます。さらに風雨にあうと、重ねた被覆資材がずれることもあり、それらを修復する作業も伴うなど、生産者にとって夏場のホウレンソウの露地栽培は通常よりも負担がかかります。

そこで当社は、資材メーカーのダイオ化成株式会社と夏場のホウレンソウをはじめとした軟弱野菜を、より簡単に低コストで生産できる資材ができないかと検討を重ね、共同開発したのが、夏専用トンネル栽培資材『モヒカンネット』です。『モヒカンネット』の最大の特長は、夏場のトンネル栽培資材に求められると遮光性と適度な雨よけ効果、そして通気性の3つの機能を1枚に集約した点です。約50%の遮光効果を発揮する平織りのテープを施した天井部は、適度な雨よけ効果(図1)と通気性を併せもつとともに、白色と半透明のテープを組み合わせることで光が散乱し、トンネル内の作物の生育ムラを低減できます(図2)。両側のネット部は目合い約2.5×6㎜で、網目が大きいことから風通しがよく、植物にとって良好な環境となります。また、ガや甲虫類などの侵入も防ぐことができます。このような『モヒカンネット』独自の機能性により、盛夏でも高品質な作物を生産できます(図3)。

通常、フィルムと防虫ネットを重ねて掛ける場合、10aあたり170,000~185,000円ほどかかりますが、『モヒカンネット』であれば150,000円ほどで済み、20,000~30,000円の費用削減ができます(『モヒカンネット』の場合、微細な虫は防げないので薬散などでの防除が必要となります)。また複数の資材を重ねるとトンネル施工に手間がかかり、風雨などによって生じたずれを直す作業にも労力がかかりますが、同商品なら1枚で済むのでこれらの作業を大幅に削減することができます。


 
図1 ネット部と天井部の散水による防水性の違い。左:ネット部、右:天井部
 

図2 左:雨よけ・遮光資材を重ねた従来の栽培、右:『モヒカンネット』を使用した栽培
(品目:ホウレンソウ、2012年9月7日、埼玉県)
 


図3 左:従来の栽培方法による収穫物、右:『モヒカンネット』を使用した栽培による収穫物
(品目:ホウレンソウ、2012年9月7日、埼玉県)

ホウレンソウなどの軟弱野菜は、高温下で降雨により泥が葉にはねることで、そこから病気が発生しやすくなります。『モヒカンネット』は、天井部に落ちた雨が両側のネット部を伝わりゆっくり地面に落ちるため、泥はねが起こりにくくなっています。

『モヒカンネット』の基本的な使用方法は、しっかりと灌水した後、播種し、トンネルにネットをかけて端を杭で地面に固定すれば完了です。薬散や水やりはそのままネット部の外側からできるので、ネットを巻き上げる必要はなく、掛けたまま収穫まで栽培できます。『モヒカンネット』の幅は、天井部が約1.2m、両側のネット部がそれぞれ約0.5mの合計約 2.2mで、一般に広く使われているトンネル用支柱の規格に対応できる汎用性の高い仕様としています。

なお、『モヒカンネット』の耐用年数は年3作した場合でも4~5年は継続して使用できます。同商品の開発は着想から完成まで約2年かかり、特に天井部の雨よけ機能と通気性の両立、ネット部の網目の大きさの仕様決定に試行錯誤を重ねました。

同商品を使って当社農場でホウレンソウを栽培したところ、担当者からは「5月以降に露地栽培する場合は雨よけフィルムが必要だが、1枚では風で飛ばされてしまうためネットを掛けて補強をしている。さらに夏場は遮光資材も必要なため、トンネル施工の手間がかかる。『モヒカンネット』なら1枚で済むので、トンネルをつくるのがとても楽になった」との意見が上がっています。

なお、『モヒカンネット』の商品名は、天井部が雨よけ(=毛髪)で両側のネット部が通気性のある大きい網目(=刈りあげ)になっている構造からイメージして命名したものです。

当社では『モヒカンネット』が今までにない画期的な夏専用トンネル栽培資材であることから現在実用新案登録についても出願中です。ホウレンソウをはじめ、コマツナ、チンゲンサイ、ミズナなどの盛夏における軟弱野菜栽培の救世主となりうる商品として、今後積極的に拡販していく計画です。

■夏専用トンネル栽培資材『モヒカンネット』の概要

◆特 徴

① 夏場のトンネル栽培資材に求められる遮光、雨よけ、通気の3つの機能を、1枚のネットに集約。省力化と資材コストの削減を実現。
② 薬散・水やりはそのままネット部の網目を介してできるので、収穫までネットを巻き上げる必要はなく、掛けっぱなしのままで栽培ができる。
③ ネットの幅は2.2mで、トンネル用支柱の幅広い規格に対応できる汎用性の高い仕様。
④ 耐用年数は年3作した場合でも4~5年間。
⑤ 対応品目はホウレンソウをはじめコマツナ、チンゲンサイ、ミズナなど。

◆仕 様
 

商品名  素  材  性能および規格  税込み希望小売価格
『モヒカンネット』  ポリオレフィン系樹脂(天井部)、
ポリエチレン系樹脂(ネット部) 
遮光率:約50%(天井部) 17,325円
 

 幅:約2.2m 

(天井部 約1.2m
 ネット部 両側各約0.5m) 

長さ:約50m 

◆販売ルート、発売日 
 
全国の種苗店、農業用資材販売店、JAなどを通じて2013年8月7日に発売
※趣味園芸向けの販売は未定

◆3年後の年間販売目標金額

1,000万円

<製造者>
【ダイオ化成株式会社の概要】
会 社 名:ダイオ化成株式会社
所 在 地:東京都中央区明石町8番1号
設  立:1956(昭和31)年6月
代表者名:代表取締役 兼 執行役員社長  青木 隆志(あおき たかし)
資 本 金:3億円(2013年3月31日現在)
従業員数:188名(2013年3月末現在)
事業内容:住宅資材…サッシメーカー向け網戸用防虫ネット等
生活資材…ホームセンター、その他量販店向け張替用防虫ネット、遮光、防風、防虫、防鳥用等各種園芸用ネット等
建設資材…ビルリフォーム用各種工事用ネット等
農工資材…遮光、防風、防虫、保温、防鳥用等各種農業用ネット等、簡易倉庫・トラック用汎用ターポリンシート等、ピートモス等 土壌改良材等
土木資材…土木植生用各種ネット等
*上記資材の製造・加工・輸入・販売
売 上 高:78億8,000万円(平成25年3月期)

 
『モヒカンネット』の規格

 
『モヒカンネット』の商品パッケージ
 

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