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ニュースリリース|2015

2015年01月08日

ビオラ「ピエナ」シリーズを開発、苗を販売
株がコンパクトにまとまり、かつ生育力があり、花上がりもよい

 

サカタのタネは、株がコンパクトにまとまり、かつ生育力のあるビオラのF1新品種『ピエナ』シリーズ=写真=を開発し、販売します。計10品種(10色)でいずれもプラントップ®※1のみの販売。株がつくりやすく、高品質な苗に仕上がるため、生産者の出荷ロスを減らし、歩留まりの向上に貢献できます。同シリーズの最大の特徴は、生育のよさと株のまとまりのよさを両立させている点です。一般的に旺盛な生育力を持たせると株が伸びて暴れてしまい、管理しづらくなる傾向がありますが、『ピエナ』は節間が伸長しにくいため、草姿がコンパクトにまとまります。特にビオラのメインの作型である、秋に出荷する夏まきの栽培では、長日条件や高温ストレスで株が暴れたり、徒長しやすくなりますが、こうした栽培環境下でもわい化剤を使わずに、出荷に適した草姿を保つことができます。2013年に販売を開始し、順調に出荷数を増やしている当社のパンジーの主力品種「パシオ」と同様の特性で、試作先からも高い評価を得ています。地球温暖化など昨今の異常気象により、生産者の栽培環境は悪化していますが、管理しやすく、手間とコストを軽減できる『ピエナ』は現場の課題に応えられる品種です。 




■出荷ロスの軽減へ、「ちょうどいい」栽培特性―

現在は、生育力はあるものの株が暴れてしまう品種や、逆にコンパクトにまとまりますが生育が遅い品種などがメジャーな品種として流通しています。 株が暴れてしまえば、規格外となり出荷ロスにつながります。一方、生育が落ち着いていると株は暴れにくいですが、出荷可能な大きさになるまでに時間がかかります。そのため、コンパクトにまとまり、かつ生育力がある品種が待望されていました。『ピエナ』は従来品種のいいところどりをし、「ちょうどよさ」を狙った品種です。その上で花色などの品質を向上させることを目標としました。当社の次世代を担うビオラとして開発に約10年がかかっており、パンジー・ビオラの主要産地である関東南部や中部地方での試作では「既存品種よりつくりやすい」「開花がそろい出荷ロスが減った」など高い評価をいただいています。また花上がりがよいため、売場に並んだ際に消費者にアピールする「ポットパフォーマンス」に優れており、流通関係者や小売り関係者にとっても扱いやすい品種です。

なお『ピエナ ラベンダーマジック』は優れた花色や草姿などが評価され、第56回全日本花卉品種審査会ビオラの部で1等特別賞および農林水産大臣賞を受賞、『同 パープルピコティー』は第59回全日本花卉品種審査会ビオラの部にて1等特別賞を受賞しています。



■ビオラの決定版に、花色が濃いオレンジや黄色など基本色が充実―

花径は栽培環境にもよりますが、約3㎝程度。多花性で、花がやや上を向いて咲く「アップフェース」という特性があります。また開花持続力があるので10月から5月上旬まで長い間、楽しめます。早生性で播種後約60~70日で開花します。品種間の生育のばらつきが少なく、開花のそろいもよいです。花色も改良を加えており、特に『ピエナ オレンジ』と『同 イエロー』の花色の濃さは試作地での評価が高いです。一般的にビオラのオレンジ系は株ができにくく、花色が薄いなど既存シリーズ中で難点のある花色でした。しかし『同 オレンジ』は従来品種よりも色が濃く、生育も旺盛です。バリエーションでは単色系と複色系(ジャンプアップ系)のスタンダードカラーが6色、覆輪(ピコティー)などのユニークカラーが4色で、人気色である暖色系を充実させています。

現在、ビオラは各メーカーが花色や形などでさまざまな品種を投入しており、その結果、「品種数が多すぎてどれを選んでよいか分からない」という生産者の声も聞かれます。その中で、出荷ロスの軽減に貢献でき、かつスタンダードカラーが充実した『ピエナ』シリーズは、生産者が安心して育てられるビオラの決定版となり得る品種です。当社ではパンジー・ビオラの市場をさらに活性化させる品種として『ピエナ』を位置づけており、今後、花色を追加していく予定です。なおシリーズ名の『ピエナ』はイタリア語で「いっぱい」を意味しており、花つきのよさをイメージさせるとともに、ビオラの一層の普及への思いを込めたものです。

『ピエナ』シリーズは各品種ともプラントップ® 苗のみの販売。希望小売価格はプラントップ®苗 512穴セルトレー(450本保証)が4950円(税別)です。受注は全国の種苗店、JAなどを通じて1月8日に開始し、8月上旬から順次発送します。初年度5000万円(2015年1月~2016年1月)、3年後は年間1億円の売上を目指します。


※1 プラントップ苗:
育苗用セル成型培養土『プレフォーマ  プラントプラグ』(以下『プラントプラグ』)を使用した花と野菜の生産者向け苗。『プラントプラグ』は、ピートモスとココヤシ繊維を混合した培地をトレー内で固化・成型させたもの。



■ビオラ『ピエナ』ラインアップ

  品  種 花  色
スタンダードカラー ピエナ オレンジ 温かみのある濃い橙色
ピエナ イエロージャンプアップ 濃い黄色とパープルのバイカラー
ピエナ ブルーレイ 光沢のある鮮明な濃いブルー
ピエナ イエロー  鮮やかで発色のよい濃い黄色
ピエナ オレンジジャンプアップ オレンジとパープルのバイカラー
ピエナ プリン  黄色と茶色のバイカラー
カラメルソースがかかったプリンに似る
ユニークカラー ピエナ ブラック 濃い黒紫色
ピエナ パープルピコティー 紫青色に中心部が白のフェイスカラー
ピエナ ラベンダーピコティー 淡い青紫色に中心部が白のフェイスカラー
ピエナ ラベンダーマジック 咲き進むにつれて淡いクリーム色から、
淡いラベンダー色に変化

  

■ビオラ『ピエナ』の作型図 


 

■ビオラ『ピエナ』のロゴマーク

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