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ニュースリリース|2015

2015年05月21日

秋まき5月どりに向く中早生キャベツ『かおるだま』の種子を発売
在圃性と肥大性があり作業の分散や安定出荷に貢献、生産者の手間を軽減

 

サカタのタネは5月どりに適した中早生キャベツのF1新品種『かおるだま』(=写真=)の種子を2015年6月から発売します。5月収穫をピンポイントで狙うことができ、暖地・温暖地(一般地)であれば産地を選ばない使い勝手のよさが特徴です。トウ立ちしにくく、萎黄病抵抗性(YR)※1※2のため、特に温暖地の秋まき春どりに適しています。市場で高値が付きやすい5月に良品が安定して収穫でき、青果用にも加工・業務用にも向く万能型の品種です。『かおるだま』は同時期に収穫する従来品種に比べて作業性の面でも優れています。例えば秋まき4月どりを目指す春キャベツや中早生キャベツと同時に同品種を播種、定植した場合、4月どりの出荷後に収穫適期を迎えます。生産者は播種と定植を一度で済ますことができ、早生品種を時期をずらして播種・定植するのに比べて栽培管理の手間が省けます。また畑に置いておける期間(在圃性)は、5月上旬ごろで従来の中早生タイプがおおむね5日~10日程度なのに対し、『かおるだま』は10~15日程度と約5日、長くなります。気温が上がり日が長くなる春から初夏はキャベツの成育が早まり、玉が割れやすく(裂球)なります。裂球すると商品価値がなくなるため、在圃性が短い品種では短期間に作業が集中することになります。この点で収穫時期に幅を持たせられるため『かおるだま』は作業の分散化や出荷数量の安定化を実現し、生産現場の作業性の向上に貢献します。全国のJA、種苗店ルートを通じて販売し、希望小売価格※3(税抜)はフィルムコート種子2,000粒入り1袋4,200円、ペレットシード5,000粒入り1缶12,400円です。3年後の販売目標は年間4,000万円です。

 



■店頭販売と加工業務用の両方に対応できる『かおるだま』

現在流通しているキャベツには、食味や加工への適性などからさまざまな品種が使われています。例えば関東では生食用のやわらかい品種が好まれますが、関西ではお好み焼きなど粉もの料理に利用される機会が多いため、しっかりとした肉質の品種が好まれます。『かおるだま』は両者の中間的な特性を持っているため、幅広い好みに対応できるのが特徴です。市場関係者から「店頭販売、加工・業務用のどちらでも使える」といった評価を受けており、例えば加工用の需要が過剰になった際には、店頭用の青果に切り替えて販売することも可能で、市場の需要に対応できる柔軟さがあります。


■5月の収穫とキャベツの市場について

キャベツはある程度の大きさの苗で冬場の低温にあたると花芽を分化する生理的特性があります。花芽が分化すると5月にトウ立ち(抽苔)を起こし、商品にならないので、トウ立ちしにくい品種の選択が重要です。しかし同時期の収穫に適した業務・加工用に向く身のしまった品種は少なく、また栽培期間が長いため5月はキャベツの安定収穫が難しい時期にあたります。そのため需給関係から身のしまったキャベツは市場で高値で取引される傾向があります。なお現在、国内のキャベツ生産量の約50%は加工などの業務需要となっており、通年にわたる安定した出荷が望まれています。

『かおるだま』の名前は「風薫る5月に良品がとれる」という品種の特性から名付けられました。10月上旬に播種し、5月上中旬に収穫する作型でもっともその特性を発揮します。5月前半に2Lサイズ程度まで肥大し、玉のしまりがよいです。高値を狙いやすいため市場出荷をする生産者の営農上のメリットにつながるほか、品薄感が出る5月に加工用の原材料としてキャベツを安定的に収穫したい農業生産法人などでの利用にも適しています。


■キャベツ『かおるだま』の作型図


※1  萎黄病:
糸状菌の一種(Fusarium oxysporum f.sp. conglutinans)による土壌伝染性病害。下葉から黄化し、成育が劣って株が小さくなり枯れる。

※2  抵抗性と耐病性:
発病条件(温度、湿度、病原体の密度など)の影響を受けにくい安定したものに「抵抗性」、それに比べ影響を受けやすいがその程度が軽く、収穫する上ではほとんど問題にならない性質を「耐病性」という。「抵抗性」としているものでも、発病条件やレ-ス分化などにより発病する可能性はある。

※3 価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。
 

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