サカタのタネ
  • 商品情報 総合案内サイト
  • English
  1. HOME>
  2. ニュースリリース>
  3. 2015>
  4. アジサイの新品種『ブルーアース碧い地球』『プチ・ハッピー』発売

ニュースリリース|2015

2015年05月22日

アジサイの新品種『ブルーアース碧い地球』『プチ・ハッピー』発売
これまでにない濃い青色とよく分枝する作りやすさ、坂本ティアムチャイ氏育成



サカタのタネは、従来のアジサイにはない都会的な花色と作りやすさを持った新品種『ブルーアース碧い地球』(=写真右上=)と『プチ・ハッピー』(=写真左下=)の2品種の苗(増殖用母株)を発売します。日本のアジサイの育種の先駆けであり世界的にも評価が高い「さかもと園芸」(群馬県桐生市)の坂本ティアムチャイ氏が育成したものです。

『ブルーアース碧い地球』は青色の大輪テマリ咲きで草丈は通常は約45㎝。非常に濃い深みのある青色が特徴です。咲き進むにつれ花色はブラウンメタリック色を帯び、終盤は淡い黒色になるため、従来のアジサイにはない都会的な雰囲気があります。和のテイストで利用されることが多いアジサイですが、同品種はオフィスなどにも似合うため新しい利用方法を期待できます。また茎が硬いため生産時や出荷時の作業性もよく、扱いやすい品種です。『プチ・ハッピー』はピンク系の品種で中輪テマリ咲きです。草丈は約35㎝、花色は青みがほとんどない濃いピンク色です。作りやすさを重要視しており、分枝性が非常に優れています。一度のピンチで4~5本の芽を吹くため、母株として増殖に用いる際には生産性が高く、出荷用の株を生産する際には花房をよく付けるため良品が安定的に生産できます。そのほか節間が詰まる特性があるため、わい化剤を使わなくても草姿がコンパクトにまとまります。両品種とも作りやすい特徴があり、栽培期間が約1年と長期間におよぶアジサイの生産の負担を軽減します。

『ブルーアース碧い地球』と『プチ・ハッピー』は2015年5月下旬から全国の種苗店などを通じて生産者向けの受注を開始します。出荷形態は増殖用母株72穴(保証本数70本)で、希望小売価格※1(税抜)は290円/本、出荷用ラベルは44円/枚です。
 


■「さかもと園芸」と日本のアジサイの育種

群馬県桐生市にある「さかもと園芸」は、国内のアジサイの育種をけん引するナーセリーとして世界的に評価されてきました。アジサイは日本など東アジアが原産ですが、かつて日本では園芸的に利用されることは少なく、江戸期に蘭学者のシーボルトらによりヨーロッパに渡り、そこで品種改良が進みました。原産国であるにもかかわらず、日本はヨーロッパに遅れをとってきましたが、その流れを一変させたのが「さかもと園芸」の坂本正次氏が1980年代に作出した大輪テマリ咲きの品種「ミセス クミコ」です。同品種は1992年、世界最大規模の花卉と園芸の博覧会「フロリアード」で鉢物部門の1位に輝き、日本のアジサイの存在感を世界に示すとともに、日本国内の鉢植えのアジサイの市場を切り開くきっかけになりました。

現在、アジサイは母の日の需要を中心に贈答用の定番商品となっています。近年の市場での取り扱い額は、2012年が約32億円※2となっており、今後も成長が期待できる品目です。2007年に坂本正次氏が第一線を退いた後、2010年ごろから坂本ティアムチャイ氏が後継者として育種を始めました。『ブルーアース碧い地球』と『プチ・ハッピー』はティアムチャイ氏の育種家としてのデビュー品種になります。ティアムチャイ氏はラオス出身で、元々システムエンジニアの仕事をしていた経験と国際的な感性から、既成概念にこだわらない色使いなどでオリジナリティのある育種をしています。例えば「(自分が)未経験者なのでだれでも作りやすい品種にしたい」として分枝性や節間の短さに注目したり、「他にはないオンリーワンの花を作りたい」として従来はあまり扱われなかった濃い色を取り上げるなど、別業界から育種に携わったティアムチャイ氏の感性が生かされています。

 


  坂本ティアムチャイ氏と「ブルーアース碧い地球」=群馬県桐生市「さかもと園芸」
 


■『ブルーアース碧い地球』の花色の変化と秋色アジサイ

『ブルーアース碧い地球』は咲き進むにつれて花の色が変化します。アジサイの花に見える部分は、植物学的には萼(がく)ですが、これが緑色に変わり、最終的には茶褐色になったものが「秋色アジサイ」と名付けられ、生花店に並ぶことがあります。シックな色合いは人気があり、アジサイの楽しみの1つとなっています。『ブルーアース碧い地球』の秋色はブラウンメタリックから黒色です。この色はこれまでにない非常にユニークな色で、アジサイのイメージとはかけ離れた存在感があります。アレンジメントの素材やオブジェなど、新しい利用方法が期待されます。



咲き始め(左)から秋色(右)にかけて色が変化する『ブルーアース碧い地球』



※1  価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

※2  日本花普及センター2012年花き品種別流通動向分析調査を元に調査外市場の規模などを加味した当社推定。実数とは異なります。
 

ページの先頭へ

ニュースリリース

株式会社サカタのタネ
Copyright (C) SAKATA SEED CORPORATION All Rights Reserved.