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ニュースリリース|2016

2016年06月20日

耐寒性に極めて優れ、食味よいハクサイ『冬月90』の種子を発売
厳寒期に高品質な青果を出荷、味と見栄えに秀でた真冬のハクサイの決定版



サカタのタネは耐寒性に極めて優れ、厳寒期である1~2月に収量が落ちず、高品質な青果の安定供給を可能にするハクサイの新品種『冬月90』(=写真=)の種子を2016年7月上旬から発売します。



『冬月90』は従来品種に比べ、耐寒性が強く、厳寒期でもよく肥大します。べと病※1と根こぶ病※2に対して耐病性※3を持ち、寒さによる青果の傷みが少なく、品質・収量の低下が起きづらい品種です。

外葉が肉厚で、頭部の外葉の巻きがよいため、結束作業※4を効率よく行うことができます。また気温の上昇などにより収穫が早まることがあっても、在圃性※5に優れているため、収穫期を調節することができ生産者は市況を見ながら1~2月までの間に適時収穫をすることができます。各産地で行った越冬試験において高い評価を獲得しました。

『冬月90』は球内が濃く鮮やかな黄色で、濃緑色の外葉とのコントラストが美しい品種です。カット野菜にして店頭に陳列をした際に、見栄えがします。黄色部分が多いため、青果がより新鮮な印象を与えます。食味も良好で、甘みがあり加熱調理に特におすすめです。

『冬月90』の希望小売価格※6は1袋20ml入り6,100円(税抜)、ペレットシード1袋5,000粒入り11,100円(税抜)です。全国の種苗店、JAルートを通じて販売します。初年度の販売目標は、2,000万円です。
 

■厳寒期のハクサイ生産と『冬月90』

寒い冬の定番メニューといえば、「鍋」。その鍋に欠かせない野菜の一つのハクサイですが、実は一番必要な厳寒期は寒さや霜で葉が傷み、収穫が難しくなります。そのため品薄が起こりやすく、安定供給が課題となっています。『冬月90』は、厳寒期でもよく肥大し、収量が安定するため、生産者にも小売店にもメリットがあります。在圃性が高いことから、出荷スケジュールが立てやすいのも魅力です。また、耐寒性が極めて強いため、外葉の枯れを少なく抑えることができます。当社が実施した越冬試験では、他社品種と比較した際に歴然とした差が表れています。
 


圃場での越冬試験の様子
左:『冬月90』 右:他社品種


■ハクサイの消費とカット野菜需用

核家族化や食生活の変化などにより、一玉単位で購入する家庭が減っている一方、小売店では、四分の一カットを中心に販売している店舗が増えています。そのため、カットした際の断面の美しさが大切です。『冬月90』は、球内が濃く鮮やかな黄色のため、カット野菜にして店頭に陳列した際に、非常に見栄えがします。また、黄色部分が多く、青果がより新鮮な印象を与えるため消費者が手にとりやすい品種となっています。


■ハクサイ『冬月90』の作型図




※1 べと病:
葉の生育において初めは黄色でその後褐色の病斑を形成する病害。ハクサイでは「茎べと」などと呼ばれる結球部の症状が大きな問題となる。葉の裏側の病斑上に白色の胞子を生じる。降雨や多湿で発生しやすくなる。

※2 根こぶ病:
根にコブができる病気でアブラナ科作物で発生する。ネコブセンチュウによる根こぶ線虫病よりも概して大きなコブができる。地上部は萎れや生育不良などの症状が出て、生育の早い段階での発病ほど被害が大きくなる。

※3 抵抗性と耐病性:
発病条件(温度、湿度、病原体の密度など)の影響を受けにくい安定したものに「抵抗性」、それに比べ影響を受けやすいがその程度が軽く、収穫する上ではほとんど問題にならない性質を「耐病性」という。「抵抗性」としているものでも、発病条件やレ-ス分化などにより発病する可能性はある。

※4 ハクサイの結束作業:
低温をしのぐために頭部を結束する作業のこと。主に茨城や埼玉、千葉県で行われている。

※5 在圃性(ざいほせい):
畑においていても品質などに問題がなく、収穫期が長く続く性質のこと。

※6 価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。


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