サカタのタネ
  • 商品情報 総合案内サイト
  • English
  1. HOME>
  2. ニュースリリース>
  3. 2016>
  4. 低温伸長性と晩抽性を備えたコマツナ『はまつづき』の種子を発売

ニュースリリース|2016

2016年06月21日

低温伸長性と晩抽性を備えたコマツナ『はまつづき』の種子を発売
待望の冬出荷品種、厳寒期に高品質な青果が収穫でき作業性もよい

 

サカタのタネは耐寒性と低温伸長性を兼ね備え、かつ気温が上昇する春先に抽だい※1しにくいコマツナの新品種『はまつづき』(=写真=)の種子を2016年7月上旬から発売します。
 



『はまつづき』は耐寒性が強く生育日数は夏まきが22日、秋まきが40日の早生品種です。低温伸長性に優れているため、冬に向けて気温が下がる時期に播種を行い、厳寒期に収穫する作型で真価を発揮します。冬場のコマツナ栽培では、気温の低下による生育遅延や葉軸の凍害、春先の抽だいなどが問題になっています。また、晩抽性のため、出荷が春先にずれ込むことがあっても抽だいの発生リスクが少ない品種です。冬に出荷する作型の課題を克服する生産者待望の品種です。

『はまつづき』は草姿は極立性で、収穫時に葉が絡みにくく、収穫作業が容易な品種です。さらに2次根※2が少ないため畑から抜きやすく、下葉の処理が容易で土が付かないため、青果を洗う作業が大きく軽減され、作業性に非常に優れています。コマツナの大産地である埼玉県などの試作で高い評価をいただきました。低温期に問題となる剥離症状(ズルムケ)が発生しにくく、品質低下の心配がありません。病害においては萎黄病※3に耐病性※4を持っています。

『はまつづき』の希望小売価格※5は1袋20ml入り495円(税抜)、1袋2dl入り4750円(税抜)です。全国の種苗店、JAルートを通じて販売します。初年度の販売目標は、3,000万円です。


■『はまつづき』の作業性と店頭販売での利点

生産者が品種を選択する際に、「作業性」は収穫量や収益に直結し大きなポイントになっています。収穫や出荷の作業効率が向上し、土作りなどに力を注ぐことができます。また、急な収穫にも迅速に対応することができます。そのため作業効率の高い品種選定が大切です。

『はまつづき』は、極立性のため収穫後の結束作業やFG袋にも入れやすい品種です。店頭での陳列においても、葉軸の色は濃緑でテリが強く、葉柄部は太く株張りがしっかりとしており、荷姿が美しい品種です。すじが少ないため食感にも定評があります。
 


『はまつづき』の結束作業の様子


■コマツナの由来と利用について

コマツナは、東京都江戸川区小松川の地名から名前がつけられた野菜です。江戸時代、8代将軍徳川吉宗公が鷹狩りの際に小松川に立ち寄り、そこで出された餅のすまし汁の中に名前のない青菜が入っており、それを吉宗公が「コマツナ」と命名したと言われています。

コマツナは、ビタミン、カルシウム、カリウム、鉄分などを豊富に含んでおり、とくにビタミンB2の量はホウレンソウよりも多く含まれます。和、洋、中華と幅広い料理に用いられています。関東では、雑煮の具の定番として欠かせない青菜で、そのため暮れの出荷がとくに重要となっています。


■コマツナ『はまつづき』の作型図




※1 抽だい:
植物の茎が花芽の分化にともなって急激に伸長すること。

※2 2次根:
1次根から発生する側根のこと。

※3 萎黄病:
典型的な症状は葉脈を中心とした葉の黄化と萎凋で、導管部は褐~黒変する。病状が進むと枯死に至ることもある。

※4 抵抗性と耐病性:
発病条件(温度、湿度、病原体の密度など)の影響を受けにくい安定したものに「抵抗性」、それに比べ影響を受けやすいがその程度が軽く、収穫する上ではほとんど問題にならない性質を「耐病性」という。「抵抗性」としているものでも、発病条件やレ-ス分化などにより発病する可能性はある。

※5 価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

 

ページの先頭へ

ニュースリリース

株式会社サカタのタネ
Copyright (C) SAKATA SEED CORPORATION All Rights Reserved.