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ニュースリリース|2017

2017年07月12日

耐寒性と晩抽性に優れたキャベツ『金瑛』の種子を発売
厳寒期でもよく結球し、在圃性、収量性の高い春系キャベツの決定版
 

サカタのタネは、耐寒性と晩抽性※1に優れた1~3月どりの春系キャベツ『金瑛』(きんえい)=写真=の種子を、2017年7月下旬から発売します。



冬~早春どりのキャベツ栽培は、1~3月の厳寒期に生じる腐敗やアントシアンの発生、3月にはトウ立ちが始まり商品価値が急激に低下するなど、生産者は多くの課題に悩まされています。春系キャベツ栽培の課題を克服し、高い収量性と安定供給を可能にしたのが新品種『金瑛』です。

『金瑛』は、葉が厚く従来品種よりも耐寒性に優れており、寒さによって生じる腐敗球の発生を少なく抑えることができます。また、芯が短く、晩抽性にも優れていることから、芯伸びや裂球が遅く、トウ立ちが始まる3月に入っても品質を維持することができます。さらに、球がゆっくりと肥大し、L玉出荷ができる期間が長く、在圃性にも優れています。形は、腰高球で、尻部の形状がスムーズなため収穫作業がしやすく、出荷箱に詰めやすい形をしています。厳寒期に栽培するキャベツは、葉の色が薄くなりがちですが、『金瑛』の葉は濃緑で、アントシアンの発生も少ないことから店頭でも見栄えがします。食味は、糖度が高く、ジューシーです。

試作産地では、「寒さに強く、傷みが少ない」「従来品種よりも腐敗が少ないため安心して収穫できる」など高い評価を得ており、今回、種子の販売を開始いたします。

『金瑛』の種子の希望小売価格※2は、2,000粒入り袋4,500円(税抜)で、全国の種苗店、JAルートを通じて販売します。3年後の売上目標は3,000万円です。


■春系キャベツ『金瑛』の作型図

 

■春系キャベツ『金瑛』の特徴

①耐寒性が高く、厳寒期の栽培でも腐敗やアントシアンの発生が少ない。
②晩抽性に優れ、芯が短く、芯伸びがきわめて遅い。低温結球性にも優れている。
③萎黄病抵抗性で、冬~早春どりに適した春系キャベツ。幅広い土壌の栽培に適応し、収量性が高い。
④在圃性が高く、球の肥大がゆっくりでL玉出荷できる期間が長く、裂球も遅い。
⑤尻部の形状がスムーズなため、収穫作業や箱詰めなどがしやすい。
⑥腰高球で葉の色は濃緑、糖度が高く、ジューシーな味わい。


■厳寒期のキャベツ栽培と『金瑛』の特性

厳寒期(1~3月)に栽培するキャベツは、単価が高く、安定供給ができれば高い収益性が見込めます。一方で、栽培には多くのリスクが伴います。凍結による結球葉の腐敗、トウ立ちによる裂球などの品質低下が起こりやすく、その結果、秀品率が大幅に低下することがあります。『金瑛』は、耐寒性と晩抽性に優れ、秀品を多く収穫することが可能です。



【画像1】圃場での耐寒性比較
左:従来品種 右:金瑛


さらに、厳寒期はアントシアンが発生し、くすんだ色となりやすく、みずみずしい外観のキャベツを収穫するのが難しい時期です。『金瑛』は、アントシアンの発生が非常に少なく、美しく濃緑の球となり、青果店や消費者へのアピールがしやすい品種と言えます。




【画像2】アントシアンの発生率比較
左:従来品種 右:金瑛


また、『金瑛』は従来の春系キャベツよりも熟期が遅く、玉がしまりながらゆっくりと肥大します。結球が遅く、在圃期間が長く、一気に成長しないため収穫を急ぐ必要がなく、市場の価格変動を見ながら出荷時期を調整することができます。特に3月後半は、春系キャベツが少ない時期のため高価格での出荷を狙うことができます。



【画像3】圃場での裂球発生比較
左:従来品種 右:金瑛
 


※1 晩抽性:
花芽を付けるための抽苔(ちゅうだい=トウ立ち)が遅い性質のこと

※2 希望小売価格:
価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

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