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ニュースリリース|2018

2018年05月09日

ホウレンソウのシェア拡大へ、新シリーズの種子を発売
作業性・収量性に優れた『ドンキー』『ゴードン』『ハイドン』の3品種


サカタのタネは、作業性・収量性に優れたホウレンソウの新シリーズ「ドンドン」シリーズを発表し、『ドンキー』『ゴードン』『ハイドン』3品種の種子(=写真はドンキー=)を2018年7月上旬から全国の種苗店・JAルートを通じて順次販売を開始します。



昨今、高齢化や人口減少に伴い人手の確保が難しさを増しており、ホウレンソウなどの葉物野菜では、収穫・調製・袋詰めなどの作業効率がよく、収益性の高い品種が求められています。同シリーズは、立ち性で収穫時に葉が絡みにくく、下葉の処理がしやすいため作業性が高い品種です。また、株ががっちりとよく育ち、葉枚数が多く、葉軸が折れにくいので出荷ロスが軽減でき、高い収量性が期待できます。

本シリーズは、「ドンドン」と採れて、作業が「ドンドン」と進み、はかどることから「ドンドン」シリーズと命名しました。

『ドンキー』は、秋~早春まき品種で汎用(はんよう)性が高く、ハウスや露地栽培でも生育が安定します。耐寒性が高く、厳寒期の寒害による品質低下が起こりにくい品種です。

『ゴードン』は、秋~冬まき品種で比較的低温伸長性があり、近年の不安定な温度変化に影響を受けにくく、暖冬でも株が伸び過ぎず、寒くても生育が止まらないので高品質な青果の出荷が期待できます。

『ハイドン』は、早春・秋まき品種で春先の不安定な気候でも生育が安定しており、気温が上昇しても徒長せず、がっちりとした株に育ち、在圃性に優れた品種です。


■『ドンキー』の特徴と作型図

『ドンキー』は、べと病※1R-1~11、13、15、16※2に対する抵抗性※3をもち、草姿は立性、葉の色は極濃緑、形は剣葉です。ハウス栽培、露地栽培どちらでも生育が安定し、秋~早春まきで適応性の広い品種です。葉枚数が多く、株張りがよいため多収です。耐寒性があり、厳寒期に凍害を受けにくく、在圃性にも優れています。

春先の栽培では、不安定な気候条件のため株が伸びすぎたり、逆に生育スピードが遅く計画通りに出荷ができないなどの課題がある中、『ドンキー』は生育が安定し在圃性が高いため、計画的な出荷が可能です。

試作産地では、「昨年の秋は曇天や台風の影響で従来品種は結果が芳しくなかったが、『ドンキー』は、他の品種よりも葉の枚数が多く、芯の葉もよく伸びる」「束にした時も見た目が美しい」など高い評価を得ています。平成29年度千葉県品種審査会1位受賞。



ホウレンソウ「ドンキー」

 

■『ゴードン』の特徴と作型図

『ゴードン』はべと病R1~9、11~16に対する抵抗性をもち、草姿は立性、葉の色は濃緑、形は剣葉です。秋~冬まき品種で低温伸長性が高く、近年の不安定な温度変化に影響を受けにくく、暖冬でも株が伸び過ぎず、寒くても生育が止まることがなく、高品質な青果の出荷が可能です。株張りがよく、葉枚数が多く、芯の葉もしっかりと伸びるため、シリーズの中でも極めて高い収量性があります。耐寒性が高く、12月の厳寒期でも生育が止まらないので安心して栽培することができます。

試作産地では、「収量性がよい」「暖冬でも、じっくりと生育するので株が徒長しにくい」といった評価を得ています。



ホウレンソウ「ゴードン」

 

■『ハイドン』の特徴と作型図

『ハイドン』はべと病R1~11、13、15、16に対する抵抗性をもち、草姿は立性、葉の色は濃緑、形は剣葉です。早春・秋まき品種で春先の不安定な気候でも生育が安定し、気温が上昇する春先でも徒長せずがっちりとした株に育ち、軸がしっかりとしており、高い収量性が期待できます。在圃性にも優れた品種です。

春まきのホウレンソウは、決定版となる品種がこれまでなく、生産者は品種選びに苦労していました。『ハイドン』は、比較的在圃性のある「ちょうどよい」生育スピードの品種です。試作産地では、「とにかく収量が採れる」「作業性がよく、収穫時に葉が絡まないのでロスが少なく驚いた」「これまでに栽培した春品種の中で一番作りやすい」など高い評価を得ています。



ホウレンソウ「ハイドン」


■「ドンドン」シリーズの規格、価格、販売開始時期、販売ルート
 

商品名 規格 希望小売価格※4(税抜) 販売開始時期
ドンキー プライマックス種子
(Mサイズ)
30,000粒入り
4,780円 2018年7月上旬
ゴードン 4,780円 2018年7月上旬
ハイドン 4,650円 2018年8月上旬

全国の種苗店、JAルートを通じて生産者に販売(趣味園芸向けの種子の販売は未定)


■これまでにない作業性と収量性の向上を実現した「ドンドン」シリーズ

ホウレンソウは、全体の作業時間の約7割が収穫・調製作業に充てられます(当社調べ)。収穫・調製・袋詰め作業をいかに効率よく行うことができるかが、コスト削減や収益増につながることから、作業効率のよい品種を選択することが重要です。「ドンドン」シリーズは、「葉が絡みにくいため収穫しやすい」「下葉が取りやすく調製作業が容易」「葉軸が折れにくいので袋詰めがしやすい」など、コスト減を可能とする画期的なシリーズです。さらに、葉枚数が多く、芯の葉もしっかりと伸びるため1株あたりの重量が多く、収穫量が増加し収益向上につながります。



【画像1】下葉の様子(品種:ハイドン)
収穫時には下葉が下向きになり、除去しやすく、調製・作業時間短縮につながる


【画像2】葉軸の様子(品種・ハイドン)
草姿が立性で、折れにくく、葉が絡みにくいため収穫作業がしやすい
 

■「ドンドン」シリーズと他社品種の比較 ※当社調べ
【概要】千葉県のパイプハウス内にて実施。播種2017年2月1日、収穫3月27日。株間7.5㎝、条間15㎝ 


①    「ドンドン」シリーズと他社品種の収穫・調製作業時間の比較 ※200g袋詰め、10袋作った場合で調査

  他社品種 ドンキー ゴードン ハイドン
収穫時間 2分10秒 1分41秒 1分38秒 1分43秒
調製時間 9分16秒 7分33秒 6分45秒 6分56秒
袋詰め時間
6分30秒 5分17秒 5分16秒 5分50秒
作業時間合計 17分57秒 14分32秒 13分39秒 14分29秒
1時間で作れる袋数 33袋 41袋 44袋 41袋

・他社品種に比べ、作業時間を15~20%程度短縮することができ、同じ作業時間で袋数を多く作れる。


②    「ドンドン」シリーズと他社品種の収穫量の比較 ※約1㎡を収穫し200g袋に詰めた場合
 

  他社品種 ドンキー ゴードン ハイドン
サイズ(草丈) 28~29㎝ 28~29㎝ 29~30㎝ 27~28㎝
袋数 11袋 13袋 14袋 13袋
1袋当たり 7.5株 6.9株 6.3株 6.4株
総重量(約1㎡分) 2,517g
2,853g 3,093g
2,985g

・他社品種に比べて、青果の重量が1株あたり10~20%程度重く、面積当たりの袋数が増えるので収益性の向上が期待できる。

 


【画像3】葉枚数と芯葉の伸びの比較
上:「ハイドン」、下:他社品種


【画像4】株張りの比較
左から他社品種①、他社品種②、「ドンキー」「ゴードン」「ハイドン」


■「ドンドン」シリーズのロゴマーク
 


 


※1  べと病:
糸状菌(カビ)の一種のべと病菌(Peronospora farinosa)により葉に灰緑色~黄色の境界不明瞭な病斑ができ、これが葉全体に広がり淡黄色となり葉裏面に灰紫色のカビが生える植物病害。特にホウレンソウの秋および春まき栽培で被害が大きい。これは、べと病菌が平均気温15℃前後で曇天や雨が続くと発生しやすいことによる。

※2  R(レース):
病原菌の形態には差異はないが、病原性が異なる菌系統のこと。数種の標準抵抗性品種を抵抗性を侵す/侵さないという抵抗性/罹病性反応によりレースが決定される。それまで発病が認められない抵抗性品種を侵す病原系統が発生すると、それが新レースとなる。 

※3  抵抗性と耐病性:
耐病性とは圃場抵抗性ともいい、病害におかされはするが、その程度が軽いという性質をいい、抵抗性は真性抵抗性ともいい、病害自体におかされない性質をいう。

※4 価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。
 

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