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ソラマメ 「打越緑一寸」

品目 ソラマメ
原産地 中央アジア、地中海沿岸
科・属名 マメ科ソラマメ属

3粒莢が多く、むき実の色が極濃緑で食味のよい中早生品種

特性

1.3粒莢率が高く、総着莢数の多い多収品種。
2.草勢は中程度で「打越一寸」よりややおとなしい。熟期は「打越一寸」と同程度の中早生品種。
3.莢の色は濃緑色で光沢があり、むき実の色は極濃緑。
4.莢はやや細身だが、むき実は3cm前後の大きさでそろう。
5.青果用として粉質で食味がよい。
6.むき実販売でパック詰めしたときに緑色が引き立つ。

適応性

土壌適応性は広いが、保水力のある埴壌土で耕土の深い肥沃な土壌がよく、土壌酸土pH6.5〜7.0が適します。生育適温15〜20℃で、耐寒性は比較的強い方です。 作型は秋まき栽培から暖地のハウス・トンネル・露地での早出し栽培、高冷地や冷涼地の春まき栽培に適応性があります。

畑づくり(圃場準備)

連作を嫌うので3〜4年の間隔をあけて栽培します。ソラマメは根粒菌による窒素供給があるので窒素肥料はやや少なめとします。元肥は緩効性肥料を主体に10aあたり成分量で窒素8〜9kg、リン酸12kg、カリ8kg、堆肥2t、苦土石灰120kgを標準とします。pH6.5〜7.0の土壌を好むので酸性度を加味して加減します。水田裏作は高畝で排水をよくし、肥料は2〜3割程度増やします。追肥は開花少し前の整枝時と着莢最盛期に窒素、カリを3kg程度施用します。

播種

発芽適温は20℃前後。排水性のよい無病の床土に播種します。水に浸漬して播種すると発芽が悪くなるので、浸漬せずに直接お歯黒部分を下にして種子が隠れる程度の深さにまきます。播種後、十分灌水して敷わらや新聞紙等で覆い乾燥を防ぎます。

定植および定植後の管理

定植時の苗の大きさは、本葉2〜3枚が適期で、大苗になると活着が悪くなります。栽植密度は1.5m×40〜50cm、10aあたり約1,300〜1,700株が標準です。
直まきは、鳥害の予防や乾燥防止のため2cm位覆土する深さにまきます。なお欠株の補植用として圃場の隅に2割程度まいておきます。

病害虫防除

赤色斑点病、輪紋病、さび病、ウイルス病が発生するので予防に努めます。

収穫

光沢が出てきて縫合線が黒くなり、莢が上向きからやや下向きになったころで、お歯黒部にわずかに黒い筋が見えるころが収穫適期です。

作型図