「久留米けいとう 切り花用 混合の特徴や育て方のポイントをご紹介」
熱帯アジア、インド原産の春まき1年草です。真夏の暑さや乾燥にも強く丈夫な種類です。発芽温度は25℃前後と高いので十分気温が上がってからタネまきします。日当たりと水はけのよい場所を好みます。生育は非常に早く、タネまき後約2ヶ月で見ごろになるので、植えつけは完熟堆肥や腐葉土の有機質を多めにすき込みます。
発芽適温は25℃前後と高いので、八重桜が散り始めるころからタネまきします。移植を嫌うので72穴のセルトレーやジフィーセブンに3~5粒のタネをまきタネが隠れるように約2mmほど土をかぶせ、たっぷりと水やりします。発芽するまで遅霜などに注意します。発芽後はしっかりした苗を残し1本に間引きます。本葉が4~5枚になったころ直接花壇やコンテナに植えつけます。植えつけは日当たりと水はけのよい場所に、1㎡当たり完熟堆肥約5kg、腐葉土約1/3袋をすき込み、株間10~20cmで植えます。元肥が多いと、とさかの部分が大きくなりすぎるので、元肥の化成肥料は控えて様子を見て追肥します。播種箱にバラまきの場合は、本葉が2~3枚になった小苗の時期に、根を切らないようにして小鉢に植え替えてから植えつけます。気温が高くなる初夏のころでは直まきもできます。
タネまき用土が悪かったり 、小鉢に植え替えのとき根を傷めたり、植えつけが遅れて苗が老化したりと小苗の時期にトラブルがあると、すぐに花をつけて生育が悪くなるので注意が必要です。ケイトウは若苗の植えつけが原則で、根づくまで乾かさないように多めに水やりします。切り花を目的に植える場合は株間10cmでやや密植に、花壇で観賞の場合は株間を20cm程度に広げて株元に光を当て、風とおしをよくすると根張りがよくなり、しっかりした株に生育します。コンテナに植えて雨の当たらないところで管理すると色あせが少なく観賞期間が長くなります。草丈約80cmと伸びるので支柱を立てると安心です。
アオムシ、ヨトウムシ、ネキリムシなど食害の被害の大きい害虫がつきやすいです。このような害虫は大きくなると殺虫剤の効果が低くなるので、早い時期から予防します。連作は生育障害が出やすいので避けます。
和名をケイトウの「センチュリー」はフサケイトウ、「八千代」は槍ケイトウ、この「久留米ケイトウ」はとさかケイトウと言われ花穂の形が異なります。久留米ケイトウは主に切り花として利用されているので、株間を10cmくらいに狭く、元肥を控えて植えると余分な枝が少なく、切り花向きの草姿になります。
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