つくりやすい露地メロンの代表品種です。果実は500~600g、ほぼ正円球で灰白色、甘さ抜群で糖度15~17度になります。熟したときの甘い芳香が、収穫の喜びを誘います。
土質は特に選びませんが、水はけがよく有機質に富んでいるのが理想的です。1㎡当たり苦土石灰を100~150g、完熟堆肥や腐葉土を2~3kg、有機または化成肥料を80~120g施します。うね幅200~250cm、株間75~100cmを目安とし、植えつけ時の地温は接ぎ木苗は14℃以上、自根苗は16℃以上を確保します。
市販の育苗用土などを入れた12cm程度のポリ鉢にタネをまき、1cm覆土します。育苗時は不織布やビニールトンネルなどを利用して夜間の保温に努めます。タネまき後40~45日で苗を仕上げ、植えつけ前にできるだけ早く本葉4~5枚で親づるの芯を摘んでおきます。
子づるが20cmほど伸びたとき、3~4本残してほかは摘みとります。各子づるの3~4節目までの孫づるはかきとり、残した孫づるは2葉残して芯を摘み、果実をならせます。形のよい果実を選び、各子づるに2~3個残します。子づるの先は20節程度で芯を摘み、わき芽は込みすぎない範囲で、できるだけ残す方が株が疲れず、最後までおいしい果実が収穫できます。
日当たり、風通し、水はけのよい畑で栽培して、病害虫が発生しないようにします。窒素肥料が多いと、過繁茂になって風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなります。つる割病は、地際部の茎が褐色軟化し、根が腐敗します。葉がしおれてから数日で枯れます。病株は抜きとり、持ち出し処分します。ウリ科作物の連作は避けます。同じウリ科でも発病しないカボチャに接木します。
メロンの糖度は、収穫直前に急激な上昇をします。交配日を記入したラベルをつけておき、試しどりをするのが確実です。開花後40~45日で収穫できます。果皮に光沢が出て、プリンスメロン独特の芳香するようになります。ヘタと果実の間にひび割れが出始めたら収穫の適期です。収穫が遅れると過熟になり、アルコール発酵や肉質劣化が起こります。
