「鍋物バッチリ 水菜 「水天」の特徴や育て方のポイントをご紹介」
株はりがよくつくりやすいミズナです。低温期でもよく生長します。軸は極細で白く、シャキシャキした食感がおいしいので、鍋物をはじめ、サラダや漬け物など幅広い料理に利用できます。
連作には強い作物ですが、地力の低下は病気、障害の発生につながり、品質低下の原因となります。完熟堆肥やバイオエースなどの有機物を積極的に施して、土づくりを心がけます。1㎡当たり苦土石灰100g、完熟堆肥2kgと有機配合肥料60gを目安として施します。プランターでの栽培も手軽にできます。
小~中株どりでは条間13~20cmでスジまきし、間引きながら株間4~8cmにします。大株にする場合はさらに間隔をとります。暑い時期は徒長や病気を抑えるため株間を広くとって風とおしをよくします。1か所3~5粒まいて、本葉3~4枚ごろまでに1本に間引きます。タネまき後の水やりにむらがあると発芽がそろわず生育が不ぞろいになります。
水菜はその名の通り水を他の葉物より好みます。しかし一度に大量の水をやると腐りやすいので葉水程度の少量でこまめに潅水してください。冬は寒さに当たると春にトウ立ちするので、トンネル被覆栽培で保温して生育を促します。追肥は株の生育を見ながら2~3回行います(大株に仕立てる場合)。
とくに害虫が問題となる高温期は生育期間が短く、農薬は残留する危険性があります。コナガ、アブラムシなどの害虫は、寒冷紗などによるトンネル被覆栽培で物理的に防ぎます。農薬を使用する際は、ラベルをよく読み、間違いのないようにします。
高温期でタネまき後30日、草丈30cm程度から順次収穫出荷します。家庭菜園では根部を地中に残すと根こぶ病、萎黄病などの土壌病害の原因となるので、畑から持ち出すよう心がけます。シャキシャキとした歯切れのよさと煮くずれしないのが特長です。京料理には欠かせない野菜です。サラダにもあいます。
シャキシャキサラダ 水菜 「早生水天」 | ミズナ【スピーディベジタブル】 |
水菜 「千筋キョウナ」 |