古くからビタミンC源として用いられてきました。ピリッとした辛みとゴマの風味が日本人の味覚によく合うハーブです。キノコと合わせたサラダなどイタリア料理の定番です。
肥沃で適度の水分を保てる排水のよい壌土、あるいは砂壌土で日当たりがよければ、どこでも栽培ができます。日ざしの強い場所より、比較的明るい日陰で栽培したほうが、やわらかい葉になります。露地植えは前もって、1㎡当り苦土石灰100g、完熟堆肥1kg、有機配合肥料70gを施し、よく耕しておきます。
タネまき時期は、暖かい地域で3~7月または9~11月、寒い地域は5~9月です。条間15cmでスジまきにします。コンテナ栽培では、タネを薄くバラまきしてもよいです。タネに5mmの厚さで土をかけて、発芽するまでまき土を乾かさないようにします。発芽適温(地温)は15~20℃、発芽まで4~7日かかります。発芽してきたら、生育のよい株を残すよう間引きし、株間を7~10cmにします。間引いた小苗もハーブとして利用できます。
春秋まきで30~40日、夏まきで25~30日、晩秋まきで60日以上が収穫の目安です。タネまき時期が長いので、時期をずらして少しづつまくと順に収穫ができます。コンテナ栽培では、液肥を10日に1度の間隔で与えます。夏に花が咲いてタネがつくと、茎や葉がかたくなります。蕾が出るまでに収穫します。寒さにあうと花芽ができ,葉の生長が停止します。したがって、寒さにあわないようにタネまき時期を選びます。晩秋まきではビニールや不織布でトンネルをすると、冬も収穫ができます。
アブラムシなどの害虫がつきやすい。防虫ネットや寒冷紗でトンネル覆いをすると害虫の飛来が防げるほか、日よけ効果で柔らかい葉が収穫できます。害虫の少ない秋まきのほうが栽培しやすく、防除もほとんどしなくて済みます。
早どりした茎葉は小型で、ゴマに似た風味を生かして、全体をサラダなどに用います。生育するにつれて辛みが出てくるので、マスタードの代用にも使えます。おひたしや中華料理のいため物など、用途が広いです。何度も摘芯して枝を出させ、やわらかい若葉を利用するようにします。花芽ができると、葉はかたくなり香りも弱くなるので、開花するまでに収穫します。
