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ニュースリリース|2019

2019年05月21日

雨に強い実生系ペチュニア『バカラiQ』シリーズの種子を発売
灰色カビ病に強く開花性にも優れる、晩春から盛夏まで長く花を楽しめる

 
 
サカタのタネは、雨に強く、開花性に優れた実生系ペチュニアの新シリーズ『バカラiQ』(6色6品種)=写真=を開発し、2019年6月から種子を発売します。
 
 
 
 
 
『バカラiQ』シリーズは、『バカラiQ レッド』『同 ローズ』『同 ピンク』『同 ストロベリー』『同 ピンクモーン』『同 オーシャン』の計6品種です。花径は約7㎝、草丈は生育環境により異なりますが、約30㎝です。実生系のペチュニアの定番品種である当社の「バカラ」シリーズを総合的に改良した新シリーズで、特に雨に強く、従来、ペチュニアが苦手としてきた晩春から梅雨、盛夏にかけて充実した花を咲かせ続けることが特徴です。これまで利用しづらかった時期にペチュニアを楽しめる画期的なシリーズです。
 
ペチュニアは雨に打たれ、高湿度状態に置かれると、花や葉に付着した灰色カビ菌が繁殖し、花弁がべとついて溶けるなど、灰色カビ病が発生します。その結果、観賞価値が著しく低下するため、この病害に強い品種が待望されていました。
 
開発に際して当社は、菌の接種試験を中心とした耐病性育種を重ね、さらに栽培時の徒長しにくさや開花のそろい、耐暑性といった花壇苗としての基本的な特性も総合的に向上させることを目指しました。これらを同時に達成することは非常に難しく、完成まで10年以上が掛かっています。
 
『バカラiQ』シリーズの希望小売価格※1は、各品種ペレット種子※21,000粒入り2,400円(税抜)です。受注は全国の種苗店を通じて、2019年6月より開始し、順次発送します。
 
 
■雨に強いペチュニアが持つ可能性
 
ペチュニアは花色や花数の多さ、育てやすさなど花壇苗としての優れた特性を持っており、公園の植栽からガーデニングまで、幅広く利用されています。しかし、雨に打たれると病害(灰色カビ病)が発生しやすいという弱点があります。そのため、日本では梅雨にさしかかる5月下旬から初夏にかけては、屋外での栽培が難しくなります。
 
『バカラiQ』は、このペチュニアの〝弱点〟を改良することを目標にしたシリーズで、従来品種に比べて、雨による花の傷みとその後の回復力に優れているため、降雨後も花が全体を覆うように咲き続けます(写真)。この特性は、①消費者は長く花を楽しめる、②小売店は販売時の水やりなどで花が傷みづらく、結果として店もちがよい、③輸送中の高温多湿状態でも花が傷みにくい―など多くのメリットを提供できます。『バカラiQ』シリーズは、これまでペチュニアが出回りづらかった晩春から初夏にかけて、高品質な苗を提供できるため、新たな市場を切り開くポテンシャルがあります。
 
 
 
降雨後の開花状況の比較結果。左が「バカラiQ ローズ」、右が従来品種=2018年8月下旬、掛川総合研究センター
 
 
 
■『バカラiQ』シリーズのラインアップ(6色6品種)
 
 
品種 花色
バカラiQ レッド 鮮やかな赤色
バカラiQ ローズ 明るいピンク色
バカラiQ ストロベリー 鮮やかなピンク色で中心部に濃い網目模様
バカラiQ ピンク 淡いピンク色
バカラiQ ピンクモーン 周縁部が淡いピンク色で中央部が白色
バカラiQ オーシャン 淡い青紫色で中心部に濃い網目模様
 
 
■『バカラiQ』シリーズの作型図
 
 
 
 
 
※1 価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。
 
※2 ペレット種子:(pelleted seed):
コーティング種子ともいう。細かな種子や形が不ぞろいな種子を、粘土など自然に溶ける被覆資材で包んだもの。粒子を大きく均一にしてあるので、播種機でまきやすくなる。
 

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