「中玉トマト 「シンディーオレンジ」の特徴や育て方のポイントをご紹介」
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甘みが強く、フルーツのような食感を楽しめるオレンジ色の中玉トマト |
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1.萎凋病(F:R-1、2)、ToMV(Tm-2a)、半身萎凋病、葉かび病、斑点病に抵抗性で、ネマトーダに耐虫性の中玉トマトです。
2.果実は硬玉で裂果の発生が少なく、房どりも可能です。1果重は約45~50g、果形は豊円で、果色は鮮やかなオレンジ色で、テリがあります。食味は酸味が控えめで甘みを感じやすく、フルーツのような食感です。
3.草勢は中程度、スタミナがあります。節間は非常に詰まりますが、小葉のため草姿はすっきりとします。
4.下段はシングル花房で、上段からダブル花房となります。1花房あたり8~12果程度着果します。
作付け前に圃場の土壌診断をし、適正な肥料設計を立てます。元肥量は圃場により異なりますが、10aあたり成分量で窒素10~12㎏、リン酸12~15㎏、カリ10~15㎏を標準とします。
青枯病の汚染が激しい圃場では「レシーブ」を、褐色根腐病、青枯病の汚染圃場では「マグネット」「ブロック」などを用いて接木栽培を行います。また、近年は黄化葉巻病、うどんこ病やすすかび病の発生が多くなってるので、防除を徹底してください。
・草勢は初期中程度ですが、早生で着果性がよいので、適期の灌水、追肥による樹勢の維持を心がけます。
・温度管理は最低夜温10~11℃で管理し、マルハナバチを使用する場合12℃程度を確保するようにします。従来の品種と比較して花粉の稔性はよいです。
・裂果に強く、果肉が厚く、日持ち性がよいので、黄色~オレンジ色に着色してからの収穫を心掛けます。
・抑制栽培などの高温期の栽培や多肥栽培では、花数が多くなり、小玉傾向となることがあるので、状況によっては花数を制限します。
・低温期の越冬長段取り栽培などでは、ダブル花房となり、第1果がやや奇形果となることがあるので、適宜摘果するようにします。また、トマトトーン処理の場合はやや薄めの濃度で行うようにします。
※栽培方法・時期は目安です。適温でのタネまき、地域や条件に合わせた栽培をおすすめします。
※栽培暦のマーク説明はこちら
品目 | 中玉トマト |
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原産地 | 中南米 |
科・属名 | ナス科トマト属 |
※販売時期や品切れ、仕入れ状況により、ご購入できない場合やお取り扱いの無い場合もございます。ご了承ください。
中玉トマト 「シンディースイート®」 |