「カリフラワー 「ブライダル」の特徴や育て方のポイントをご紹介」
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草勢つよく栽培しやすい、花蕾の肥大力がある大玉中早生品種 |
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1. 春まき初夏どり、夏まき秋冬どりの中早生品種。
2. 草姿はやや立性、葉は黒緑色の大型で包葉性が優れ、生育は極めて旺盛で栽培しやすい。
3. 花蕾は特に白色で厚く緻密で、安定して品質が高い。肥大がよく、重さ900g前後にそろう。
4. 低温に鈍感で、早期出蕾(ボトニング)しない。
冷涼気候を好む中早生品種のため、高冷地・冷涼地の早春~春まき初夏どりに適します。一般地・暖地の夏まき秋どりも可能です。湿害には弱いので、水田など排水のわるいところでの栽培では、有機質を十分に施すとともに高畝で栽培します。
播種床は10aあたり8㎡程度で、7~8㎝間隔のスジまきにします。本葉2枚で12☓12㎝角に移植します。苗はできるだけ日光に当てて、硬化をはかり定植5日前にクワ入れやズラシを行います。
無移植育苗では、苗床は10aあたり60㎡程度です。10~12㎝間隔に薄くスジまきします。発芽後は徒長させないように、密生部、生育不良のものなどを早めに間引き、最終株間を10㎝前後にします。
春まきのハウス内育苗は、発芽まで20℃を確保し、その後は日中20~25℃で、夜間は5℃以下にならないようにします。灌水は控えめにして、保温と換気に注意します。定植7日前ごろより低温にならし、ガッチリした苗に仕上げます。
播種後30~40日、本葉6~7枚が植えつけ適期です。栽植距離は畝幅70㎝、株間40㎝、10a当たり3,500株植えになります。
春まきは、播種後50~60日(本葉6~7枚)が定植適期です。露地植えの目安は最低気温5℃以上に上昇した頃で、マルチ・トンネルで保温すると15~25日早植え可能です。マルチは135×40㎝の2条千鳥(10a当たり3,700~3,800株)植えです。トンネル内の換気を十分行い、気温上昇とともに早めにトンネルをはずし、出蕾まで丈夫な株につくります。
完熟堆肥をできるだけ多めにし、苦土石灰を10aあたり100~120㎏全面施用して、土壌とよく混和します。成分量で10aあたり、夏作では窒素25㎏、リン酸20㎏、カリ25㎏、春作では窒素20㎏、リン酸18㎏、カリ20㎏を標準とし、元肥重点(全量の2/3)の施肥とします。
窒素を多用すると葉ばかりが繁茂し、花蕾の緩み、品質低下を招きやすくなります。有機質を多く、リン酸とカリをバランスよく施して、根の発育を促進し、コンパクトでガッチリした生育をはかります。
育苗時のおもな病害としては、立枯病やべと病などがあります。無菌の育苗床を使用するとともに、換気を積極的に行い、病気の発生しやすい多湿条件にならないように管理します。セル苗育苗におけるトレーにも菌が付着している場合があるので、消毒をしてから使用します。
圃場に定植後の病気としては、雨の多い年や排水のわるい水田では、根こぶ病、黒腐病、細菌性黒斑病などが発生する場合があります。排水をよくするなどの耕種的防除のほか、予防を中心とした早めの薬剤散布が効果的です。
害虫としては、シンクイムシ、ハスモンヨトウ、コナガ、アブラムシなどがあります。害虫によって発生する時期はほぼ決まっているので、害虫に合わせた農薬を選択するともに、葉の裏側や芯の奥深いところなど、害虫が隠れている場所まで適切な時期に丁寧に確実にかかるよう散布します。
日光が当たると、花蕾は黄変し、光沢がなくなります。外葉を結束するか、葉2~3枚を折り込んで、純白な花蕾に仕上げ、収穫適期を逃さないよう、早めに収穫します。
品目 | カリフラワー |
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原産地 | 地中海沿岸 |
科・属名 | アブラナ科アブラナ属 |
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