「カリフラワー 「オレンジ美星」の特徴や育て方のポイントをご紹介」
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彩り鮮やか 手のひらサイズのオレンジカリフラワー |
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1.定植後約65日で収穫できる早生品種。(※「美星」と比べて5~7日早生)
2.コンパクトな草姿で密植に適するため、収量性が高い。
3.光に当たることによりオレンジ色の発色が豊かになるため、縛葉は不要。
4.直径10cm程度(350g)の花蕾で収穫すると最も特性を発揮する。みずみずしくておいしく、生食用にも適する。
5.美しいオレンジ色の緻密な花蕾で、加熱調理後も鮮やかなオレンジ色のまま花蕾色の変化が少ない。
6.みずみずしくて食味がよく、生食も可能。
基本的には「美星」に準じ、一般地・暖地の夏まき秋どりおよび春まき初夏どり、高冷地・冷涼地の初夏まき夏~初秋どりに適します。耐暑性が強く、初夏~夏どりも可能ですが、よりオレンジ色の発色を楽しむためには、収穫期に気温が下がってくる初秋~秋どり栽培の方が適します。また、年明けの収穫では、霜害にあう恐れがあるため、収穫は年内で終わるように計画します。
「美星」と同様にボトニングには敏感なので、春まきでは無理な早まきを避けます。また、収穫期が高温になると発色が鈍る場合があるため、遅まきにも注意が必要です。
春まき栽培では、発芽を均一にするため地温(20~25℃)を確保します。夏まき栽培では、通風、日当たりのよい場所を選び、播種後十分灌水し、発芽まで乾燥させないように管理します。特にセル育苗では、徒長を防ぐため夕方には、床土の表面が乾く程度に灌水するのがポイントです。ボトニングの発生を防ぐため、播種期を厳守し、春の極端な早まきや夏の極端な遅まきは避けます。
カリフラワーは、湿害に弱い作物です。排水のよい畑を選ぶとともに、サブソイラーによる硬盤の破壊や高畝栽培など排水対策を積極的に行います。施肥量は一般のカリフラワーよりも2割程度控えます。株を大きくつくりすぎるとオレンジ色の発色が鈍る場合があるので、特に高温時期の栽培では元肥を控えめにし、追肥で調節するようにします。
セル苗育苗では、本葉2.5~3.5枚の若苗で定植するようにします。作型や出荷サイズによっても変わってきますが、60×25cm(6,660本/10a)を標準とします。生育中期~後期にかけて雨が多い作型や、やや大きめのサイズで出荷したい場合は、30cmまで株間を広げることができます。それ以上の株間では、品種の特性が失われる場合があるので、注意が必要です。
定植後に極端な乾燥が続く場合は、スプリンクラーなどで灌水します。また活着後雑草が生え始めたころのカルチなどによる中耕は、除草と排水性の向上により、生育促進に有効です。
通常より密植栽培になるため、いったん病害虫の発生がみられると広がりやすくなります。したがって、育苗から初期生育までの徹底した病害虫防除が大切です。
品種特性上、最も能力を発揮するのは直径10cm程度(350g)のサイズです。収穫遅れや大きいサイズでの収穫は、オレンジ色の発色の鈍りにつながるので、花蕾の肥大が早い高温期の収穫時には注意します。花蕾を保護するため、まわりの葉を多少つけて収穫しサイズをそろえて出荷するように心がけます。
品目 | カリフラワー |
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原産地 | 地中海沿岸 |
科・属名 | アブラナ科アブラナ属 |
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