特長
花色が豊富でほのかな香りをもつフリージア。鉢植えなどにする場合は、新しい土を使うと立派な花を咲かせます。また、寒冷地で育てる場合は、少し遅めに植えつけて、芽の小さい状態で寒い時期を越すようにするとよいでしょう。
草丈40~80cm。
植えつけ~発芽後の管理
鉢植えの場合、最初は浅めに植え、芽が出てからさらに土を入れて深くなるようにします。庭植え、花壇植えの場合も、葉が茂りはじめたら、寄せ土をして倒伏しにくくするようにします。
栽培環境
寒風を受けない場所を選び植えつけます。寒地では、鉢植えにして日当りのよい窓辺で冬越しをし、春暖かくなってから戸外に出します。土をよく耕し、緩効性肥料(ゆっくりと長く効く肥料)を土に混ぜ込みます。腐葉土などの有機質も同時に混ぜ込むとよいでしょう。
ポイント

肥料
植えつけ前によく耕し、緩効性の肥料を入れておきます。植物の生育が旺盛で葉が緑色の間は、月に2回、液肥を水やり代わりに施すとよいでしょう。
楽しむ
切り花は、茎が細く、繊細なので、取り扱いに注意します。芳しい香りが楽しめますので、玄関先などに飾ると、自然の芳香でお客さまをおもてなしすることができます。
病害虫
病害を防ぐには、傷やカビが生えていない健康な球根を選び、培養土や鉢なども雑菌のついていない清潔なものを使います。
フリージアの病害で多いのはフザリウム菌などによる球根腐敗病や首腐病で、どちらも葉が3~4枚出てから発病し、葉が黄ばんだり、地際部分が腐って倒れてしまいます。この病気は、発病後に薬剤による防除は不可能なので、予防を第一とします。
害虫は蕾が出た後アブラムシがつきますが、早めに見つけてエアゾール式殺虫剤をかけると簡単に防除できます。ほかに赤ダニがつくことがありますが、水で洗い流すと、薬剤を使わずにダニを防除することができます。
花後の管理
花が全部咲き終わったら、花房のつけ根部分から先を折りとって結実を防ぎます。フリージアは花の香りと色が虫を呼び、かなりタネをつけるので、放置しておくとタネがつき、球根の肥大に使われるよう分が奪われるので、早めに結実防止をしておきます。
5月中旬ごろまでは球根の肥大期なので水やりや肥培は忘れずに続けます。葉が黄ばんできたら水やりを打ち切ります。地植えは葉が腐ると土中の球根の位置がわかりにくくなるので、葉が倒れる前に掘り上げます。
鉢植えは雨の当たらない場所に置いて土がからからに乾くようにします。土が乾くと球根内の余分な水分も抜けて、貯蔵中に腐りにくくなります。鉢植えも1か月土を乾かしたら掘り上げ、調整後、紙袋に入れて雨の当たらない涼しい場所で保存しておきます。
栽培暦

シリーズ商品の紹介
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品種名 |
フリージア 一重咲き 赤 |
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品種名 |
フリージア 一重咲き 黄 |
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品種名 |
フリージア 一重咲き 桃 |
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品種名 |
フリージア 一重咲き 白 |
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品種名 |
フリージア 一重咲き 紫 |
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品種名 |
フリージア 八重咲き 赤 |
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品種名 |
フリージア 八重咲き 黄 |
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品種名 |
フリージア 八重咲き 桃 |
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品種名 |
フリージア 八重咲き 白 |
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品種名 |
フリージア 八重咲き 紫 |
品目 |
フリージア |
原産地 |
南アフリカ |
科・属名 |
アヤメ科フリージア属 |
フリージア (球根)を買う
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