「アスター あずみ混合の特徴や育て方のポイントをご紹介」
夏の切り花として親しまれているアスターは耐暑性だけではなく、暖かい地域では秋植えにして翌年の初夏に咲かせることもできます。肥沃で日当たりと水はけがよい土を好むので、完熟堆肥や腐葉土を多くすき込んだ場所で栽培します。
発芽適温は約20℃前後で桜の満開のころがタネまき適期です。早春の時期のタネまきは保温して、暖かい地域の秋まきでは涼しさを感じるころにまきます。アスターは発芽時に十分な酸素と湿り気程度の水分を好みます。用土を入れた箱やセルトレーにタネまき前に十分水やりをしてからタネまきをして5mm程度の深さになるように土をかぶせます。翌日に水やりすると発芽がそろいます。約30~40日後には本葉が3~5枚になり、植えつけできる大きさに成長します。1㎡当たり完熟堆肥3~5kg、腐葉土1/3袋、苦土石灰50~100g、化成肥料約50g(約2握り)をすき込み深めに耕し整地した後、株間15~20cmで根を切らないように注意して植えつけます。プランターや鉢栽培では18cm鉢で3株が標準です。
アスターは酸性土を嫌うので、植えつけ場所に苦土石灰を1㎡当たり50~100gはすき込むようにします。順調に生育すると草丈70~80cmほどに伸びて、ほうき状に上部分枝が旺盛になるので、風当たりの強い場所では支柱を立てると安心です。あずみシリーズは上部分枝は旺盛ですが、基部分枝はやや弱いので摘芯はおすすめできません。暖かい地域での秋植えでは、霜よけを準備すると安心です。老化苗を植えつけると、草丈やボリュームが低下するので適期に植えつけます。
苦土石灰のすき込みはチップバーン(石灰欠乏による葉先枯症)の被害を軽減する効果もあります。また、栽培が春から夏の高温時期であるため、アブラムシ、アオムシエカキムシなどの害虫予防が必要です。植えつけ前に土にすきこむ顆粒状の殺虫剤に加え、定期的に薬剤散布します。雨が少ない乾燥期にはハダニの注意も必要です。
主に仏花として利用されていますが、室内の生け花やアレンジとしても楽しめます。また、花壇の背景に植え込むと草丈の高さとボリュームのあるポンポン咲きの花が存在感を増幅させます。9~10.5cmの小鉢で栽培すると草丈も低くなり、プランターや寄せ植えにしても楽しむことができます。
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品種名 | アスター あずみ混合 ボリュームパック |
品目 | アスター |
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原産地 | 中国北部 |
科・属名 | キク科エゾギク属 |
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