「アリッサム イースターボネット ミックスの特徴や育て方のポイントをご紹介」
小さな花が集まって株一面が花で埋れる草姿と甘い香りが魅力です。極端な暑さと寒さは苦手ですが開花期間も長く、花壇の縁どりやコンテナガーデン向きの品種です。
温暖な気候の地中海沿岸原産の耐寒性1年草です。寒さには強いですが、暖かい地域の夏の暑さには弱いです。土質を選ばない丈夫な種類ですが、有機質を多く含んだふかふかした土では根の張りがよく丈夫に育ちます。秋植えでは寒さが厳しくなる前に植えつけ、冬の霜の多い地域では霜よけや敷きワラで保温すると安心です。
暖かい地域では秋風を感じるころ、寒い地域では桜の咲くころがタネまきの適期です。タネは細かいので、ピートバンや清潔な用土を入れた箱にタネが重ならないように薄くバラまきにして、2mmほどタネが隠れるように土をかぶせ、たっぷりと水やりします。発芽までの約1週間は乾かさないように注意します。本葉が2~3枚になったころ、小鉢に植え替えます。市販の培養土に腐葉土20%、赤玉土の小粒を30%ほど加えた土を使うと根張りのよい株になります。植えつけは日当たりと水はけのよい場所に1㎡当たり完熟堆肥約3kg、化成肥料約50g(約2握り)、腐葉土約1/3袋をすき込み整地して、株間20~25cmで植え込みます。60cmの大型コンテナでは5株が標準です。
小苗の時期から花をつけ、咲きながら生育し、長い期間開花する性質があるので定期的に追肥します。特に植えつけ前の小鉢の時期でも1000倍ほどの薄い液肥を与えます。秋植えでは早めに植えつけて、厳しい寒さが来る前に十分根を張らせておきます。寒さの厳しいときは霜よけなどで保温すると安心です。寄せ植えに使われますが、密植に植えると地際がやわらかくなり、ぐらつくので株間は十分にとります。
真冬の寒い時期を除いてコナガの食害が多いです。定期的な薬剤散布のほかに、植え替え用土や植えつけ場所に顆粒状の殺虫剤を置くと効果が持続します。密植にすると風とおしが悪くなり、菌核病が出るので注意します。
各枝に小さな花がボール状に咲き、コンパクトな草姿とほのかな香りがあり、最も寄せ植えに適した一種です。花色の異なる株を一緒に植え込むと、1株から咲き分けしているようにかわいらしく演出できます。つり鉢や壁かけにしても見栄えがします。
品目 | アリッサム(スイートアリッサム) |
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原産地 | 地中海地方 |
科・属名 | アブラナ科ロブラリア属 |
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アリッサム 混合 | アリッサム スノークリスタル |