「黒玉スイカ 「タヒチ」の特徴や育て方のポイントをご紹介」
黒皮の大玉スイカの超人気品種です。病気に強くてつくりやすく、重さは7~8kgにもなります。鮮やかな紅赤色、糖度は約12度、肉質はしまり、日もち・食味がとくにすぐれています。つる割病と炭そ病に対して耐病性があります。
1㎡当たり苦土石灰約150g、完熟堆肥約3kg、と有機配合肥料50gを施します。うね幅300cm、株間100cmを目安に畑を作ります。元肥は窒素が効きすぎると着果が悪くなるので、緩効性のものを控えめに施します。土壌病害(つる割病)に汚染されていない畑では、自根栽培もできます。
清潔な土を入れた4号(12cm)ポリ鉢に1~2粒ずつまくか、育苗箱に9×2cmでタネまきし、本葉が1枚のころ、4号(12cm)ポリ鉢に移植します。本葉が4~5枚になったころを目安として、マルチを敷いたうねに、深植えしないように植えつけます。連作畑では、接木苗の使用をおすすめします。接木苗は接合部分が地面より高くなるようにします。
親づるは本葉5~6枚で摘芯し、第1節の子づるは摘除し、子づるを4本に仕立てます。極端な低節位に着果したものは摘みとり、果実は15節以降に2本に1果で計2果着けるようにします。つるが伸び始めたら敷きワラをします。つるボケの心配は少ないですが、元肥の窒素肥料は控えめとし、果実がこぶし大になったころ化成肥料を施します。朝方、遅くとも8~9時までに、雄花の花粉を雌花の柱頭につけ、開花日を書いたラベルをつけておきます。
つる割病がスイカで最も怖い病害です。地際部の茎が褐色軟化し、根が腐敗します。葉がしおれてから数日で枯れます。病株は抜きとり、持ち出し処分します。病菌は土壌中で3~4年も生存するので、連作は避けます。連作畑では、接木苗の使用をおすすめします。葉が緑色濃淡のモザイク症状や奇形になるモザイク病は、アブラムシが媒介するので、アブラムシの早期発見、早期防除に努めます。
品目 | スイカ(西瓜) |
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原産地 | 南アフリカ (カラハリ砂漠) |
科・属名 | ウリ科スイカ属 |
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