「暑さに強い小松菜 「きよすみ」の特徴や育て方のポイントをご紹介」
萎黄病、白さび病などの病気や、夏の暑さに強いコマツナで、ほぼ年間を通してつくれます。葉は立性でツヤのある濃緑色、折れにくいのが特長です。生育がゆるやかなので、畑で長くもちます。
連作には強い野菜ですが、地力の低下は病気、障害の発生につながり、品質低下の原因となります。完熟堆肥やバイオエースなどの有機物を積極的に施して、土づくりを心がけます。1㎡当たり苦土石灰100g、完熟堆肥2kgと有機配合肥料60g(高温期には少なく、低温期には多めに)を目安として施します。プランターでの栽培も手軽にできます。
条間15~20cm、株間3~5cmが標準です。深さ1cmぐらいにスジまきして本葉が2~3枚のころまでに間引きます。プランターでも同様です。暑い時期は徒長や病気を抑えるため株間を広くとって風通しをよくします。水やりにむらがあると発芽がそろわず、最終的に生育が不ぞろいになります。タネまき後の水やりは十分行います。
コマツナは暑さ、寒さに強く周年でつくりやすい野菜です。高温期は生育が早いため、一度にタネまきしすぎると収穫しきれなくなるので注意します。冬は寒さに当たりすぎると春にトウ立ちしてするので、トンネル被覆栽培で保温して生育を促します。追肥は必要ありません。
とくに害虫が問題となる高温期は生育期間が短く農薬は残留する危険性があります。コナガ、アブラムシなどの害虫は、寒冷紗などによるトンネル被覆栽培で物理的に防ぎます。
高温期は22~30日、低温期は40~60日で草丈が20cm前後になったら収穫します。根部を地中に残すと根こぶ病、萎黄病などの土壌病害の原因となるので、畑から持ち出すよう心がけます。おひたしなどに利用します。
品目 | コマツナ(小松菜) |
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原産地 | 中国 |
科・属名 | アブラナ科アブラナ属 |
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