「「白茎みつば」 の特徴や育て方のポイントをご紹介」
関東地方で栽培の多い白茎で香りがよく、つくりやすい家庭菜園向きの野菜です。ビタミンAの多い野菜で、湿り気の多いところや日陰でもよく育ちます。
タネはやや厚まきします。密生させて軟化します。発芽までに10日ほどかかりますが、一晩水に浸けてからまくと発芽がそろいます。30~50cmのベッドに1~2列のスジまきかバラまきをします。好光性種子のため、タネまき後はごく薄く土をかけます。
ミツバは低温にあうとトウ立ちしてしまうので、春の早まきは避けます。ミツバは乾燥に弱いので、水もちのよい畑で栽培します。畑が乾いたら水やりをします。初期生育が緩慢なので、雑草にまけないように、丁寧に除草します。葉色が薄くなってきたら、液肥などの速効性肥料で追肥します。日ざしの強い畑では、夏季に寒冷紗などで遮光します。
生育初期に立枯病が発生することがあります。連作は避けます。密植にならないように間引きをし、風通しをよくします。窒素過多で軟弱に育つと、べと病が発生しやすくなります。完熟堆肥やバイオエースなどの有機物を積極的に施して、根がよく張る土づくりをします。根が健全に育てば、地上部も健全に育ち、病虫害にも強くなります。ヨトウムシ、キアゲハ、ハダニなどは見つけしだい捕殺します。
密生したところは間引きながら糸ミツバとして、20cmほどになったら青ミツバとして刈りとり収穫します。秋まで株を養成して、早春に10数cm土盛りすると軟白ミツバが収穫できます。抗酸化機能、ダイオキシン排出能が高いといわれています。おひたしや吸い物に利用します。
品目 | シロクキミツバ(白茎三つ葉) |
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原産地 | 東アジア(日本) |
科・属名 | セリ科ミツバ属 |
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