「「モロヘイヤ」 の特徴や育て方のポイントをご紹介」
エジプトなどで古くからつくられている1年草で、次々に出てくる若い葉を摘んで、利用します。ねばりがあり、ビタミン・カリウム・カルシウムなどミネラルを豊富に含んだ栄養野菜です。
植えつけの1か月ほど前に1㎡当たり苦土石灰100~150g、2週間ほど前に完熟堆肥2~5kgと有機配合肥料80gを目安として畑に施します。うね幅80~100cm、高さ10cmのベッドで株間は25~50cmにします。低温には弱いので、ポリマルチをして地温を高めます。
タネはぬるま湯に半日つけてからまくと発芽がそろいます。タネ4~5粒を点まきにし、本葉が3~4枚のころに1本立ちにします。または、ポットで育苗して本葉が3~4枚になったころに植えつけます。苗根は弱く、肥料負けするので、化成肥料はいれません。タネが小さいので覆土は1~2mm厚さで丁寧にします。
草丈30~50cmで芯を止め、分枝を促します。やわらかい良品を次々と収穫するには、よい側枝を発生させることが大切です。そのためには追肥の回数を多くし、肥料切れさせないようにします。乾燥を防ぐために敷きワラをし、水をよくやります。
モロヘイヤは病害虫に強く、栽培は比較的容易です。梅雨明け後の高温・乾燥期にハダニが発生し、葉に白い斑点が多数できることがあります。密植を避け、風通しをよくします。被害を受けた葉は見つけしだい摘みとり、持ち出し処分します。
草丈が40~50cmになったら収穫できます。わき芽の元に2~3枚以上残して芽先のやわらかい葉を10~20cm摘みとります。葉を細かく刻んで、独特のぬめりを出して、サラダ、炒め物、スープ、天ぷらなどに利用します。納豆に混ぜてもおいしいです。モロヘイヤの花、実、種子、茎には有害物質が含まれているので食べないようにします。葉には含まれていないので、安心して食べられます。
品目 | モロヘイヤ |
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原産地 | 中近東、アフリカ北部 |
科・属名 | シナノキ科ツナソ属 |
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