「「パクチー (コリアンダー)」の特徴や育て方のポイントをご紹介」
ヨーロッパ南東部に自生し、インド、中国、エジプトでは数千年前から使用されてきました。独特の強い香気は慣れない人にはびっくりするほど強烈です。
連作には強い野菜ですが、地力の低下は病気や障害の発生につながり、品質低下の原因となります。完熟堆肥やバイオエースなどの有機物を積極的に施して、土づくりを心がけます。1㎡当たり苦土石灰50g、完熟堆肥1kgと有機配合肥料約60gを目安として施します。
タネを平らなところに並べて、丸い棒などで軽くこすり、2つに割ってから、数時間水につけると発芽がよくそろいます。条間20~30cmでスジまき、あるいはバラまきし、本葉が2~3枚になったころに株間10cmくらいに間引きます。
独特のにおいからか虫はあまりつきませんが、カメムシがつくことがあります。農薬を使用する際は、ラベルをよく読み、間違いのないようにします。
若い茎葉を必要なときに摘んで利用します。あらゆるタイ料理の仕上げを飾り、香りを楽しみます。カロテンやビタミンに富み、茎や根を利用することもできます。カレー、スープの香りづけ、肉・魚料理のつけ合わせに、タネは薬味や調味料に利用します。果実からとった油は「コエンドロ油」として食料、工業用に用いるほか健胃剤として、またキノコ類に中毒したときに実を服用すると効果があるといわれています。
品目 | コリアンダー |
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原産地 | 地中海沿岸 |
科・属名 | セリ科コエンドロ属 |
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