「早どりタマネギ「ハイパワーゴールド」の特徴や育て方のポイントをご紹介」
早くに収穫できる極早生品種です。球は250~300gになります。辛みが少なく甘みがあり、肉厚でみずみずしく柔らかい、おいしいタマネギです。
苗床にばらまきし、薄く土をかけてから水やりをします。乾燥すると発芽しないので、新聞紙やワラなどをかけておきます。発芽後、新聞紙は取り除きます。混んでいるところを間引き、本葉2~3枚のころまでに間引き、株間を1~2cmにします。
50~60日間育て、草丈20~25cm、太さは鉛筆よりやや細い苗にします。条間15cm株間15cmのマルチに植え付けます。その際、深植えにならないよう、白いところが見えるくらいに植えます。太すぎる苗は、トウ立ちします。追肥は、植え付け1か月後と3月上旬に行います。
収穫適期は全体の約8割の茎が倒伏したころです。天気のよい日を見計らって全部収穫します。雨の当たらない場所に並べて1~3日乾かした後、葉付きのまま数株ずつ束ねて風通しのよい場所につるすか、茎を切って網袋か箱に入れて風通しのよい場所に置きます。極早生品種は辛みが少なく、サラダにも向きますが、その分日持ちがよくないので早めに食べましょう。
白色疫病、べと病、灰色かび病、スリップス、アブラムシに注意します。未熟な堆肥や鶏ふんを入れると、タネバエの幼虫が付きやすいので、気を付けます。