「春どり あまうま大根 「天宝」の特徴や育て方のポイントをご紹介」
できるだけ耕土が深く、水はけのよい畑を選びます。タネまき予定の2週間ほど前に1㎡当たり苦土石灰約100g、完熟堆肥約2kgと有機配合肥料約100gを目安として畑に施し、30cmほどの深さに耕します。未熟な堆肥をタネまき直前に与えると根が変形するので注意します。根をスムーズに伸ばすために、石や雑草の根などをとり除きます。また、水はけの悪い畑を利用する場合は、高うね栽培をおすすめします。
露地栽培の場合は、うね間50~60cm、株間25~30cmを目安として3cmほどの穴をあけ、1か所にタネを3~5粒ずつまき、厚さ1~2cmほどに覆土します。間引きは本葉が4~5枚ごろまでに行い、1本立ちにします。厳寒期栽培の場合は、トンネル・マルチ栽培をおすすめします。
追肥は間引き後、株の周りに速効性の化成肥料2握り程度をうねの肩に交互に施します。そのとき、軽く耕しながら株元に土寄せし、風で株が回されないようにします。トンネル・マルチ栽培の場合は、間引きまではトウ立ち防止のため、温度を高めに保ちます(最高気温30℃)。その後は20~25℃を目安に徐々に換気します。
アブラナ科作物の連作や窒素過多を避け、軟腐病や白さび病などの病害を発生させないようにします。ネキリムシ、コナガ、アブラムシなどの防除を早めに行ないます。また、アブラムシは葉に群生して生育を阻害し、モザイク病を媒介するので、早期発見、早期防除に努めます。根の表面に小さな病斑ができるのはセンチュウの寄生によるもので、マリーゴールドなどの忌避作物を栽培して防除します。
根が地上に抜き上がってきて、長さ37cm、太さ6~7cm、重さ1~1.2kgになると収穫適期です。温度が上昇してくる時期なので、太りが早くなってきます。適期に収穫します。収穫が遅れるとスが入り、トウ立ちするので注意します。
品目 | ダイコン(大根) |
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原産地 | 地中海沿岸、華南高地、中央アジア |
科・属名 | アブラナ科ダイコン属 |
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