「大根 「耐病みの早生大根」の特徴や育て方のポイントをご紹介」
生育旺盛で暑さ、ウイルス病、軟腐病に強く、つくりやすい白首の夏ダイコンです。根は純白で尻肉がしっかりとつきます。浅漬け、一夜漬け、浅漬けたくあん、ダイコンおろしなどに使います。
できるだけ耕土が深く、水はけのよい畑を選びます。タネまき予定の2週間ほど前に1㎡当たり苦土石灰約100g、完熟堆肥約2kgと有機配合肥料約80gを目安として畑に施し、30cmほどの深さに耕します。未熟な堆肥をタネまき直前に与えると根が変形するので注意します。根をスムーズに伸ばすために、石や雑草の根などをとり除きます。また、水はけの悪い畑を利用する場合は、高うね栽培をおすすめします。
条間45~60cm、株間20~30cmを目安として3cmほどの穴をあけ、1か所にタネを3~6粒ずつまき、厚さ1~2cmほどに覆土します。間引きは本葉が6~7枚ごろまでに行い、1本立ちにします。
アブラナ科作物の連作や窒素過多を避けます。ネキリムシ、コナガ、アブラムシなどの防除を早めに行ないます。本葉1~2枚のころ、ダイコンシンクイムシ(ハイマダラノメイガ)の防除が大切です。また、アブラムシは葉に群生して生育を阻害し、モザイク病を媒介するので、早期発見、早期防除に努めます。根の表面に小さな病斑ができるのはセンチュウの寄生によるもので、マリーゴールドなどの忌避作物を栽培して防除します。
根が地上に抜き上がってきて、タネまき後50~60日を過ぎて、長さ40cm、太さ7cm、重さ1kg前後になると収穫適期です。比較的温度が高く、太り方が早いので、適期に収穫します。収穫が遅れるとスが入ります。
品目 | ダイコン(大根) |
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原産地 | 地中海沿岸、華南高地、中央アジア |
科・属名 | アブラナ科ダイコン属 |
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