「カンパニュラ メイ シリーズの特徴や育て方のポイントをご紹介」
生育が早い一代交配種で、秋にタネまきしても翌年の春に開花する画期的なメジューム系の改良品種です。株元から数多く枝が出て、草丈80cmほどに伸びます。花もちよく切り花にも向きます。
※抽だい時の乾燥、水不足、高地温は不抽だいの原因となるので、注意してください。
暖かい地域の秋まきは9月末ころまで、寒い地域では初夏から夏のころに涼しいところでタネまきします。秋まきはタネまき時期が遅れないように注意してください。
清潔な土を入れた128穴のセルトレーでは各セルに2粒ずつまき、播種箱ではタネが重ならないようにバラまきにします。タネが見え隠れする程度の少量の土をかぶせたっぷり水やりします。気温が高いと発芽がそろわないので涼しい日陰で管理します。本葉が2~3枚になったころ肥沃な用土に赤玉土の小粒を20%ほど混ぜて、水はけのよい土にして小鉢に植え替えます。植えつけは日当たりと風とおしのよい場所に1㎡当たり完熟堆肥約5kg、化成肥料約50g(約2握り)をすき込み、株間は約25cmにします。60cmのコンテナでは3~5本が標準です。秋まきでは植えつけを早めに終らせ、厳しい寒さでは霜よけをすると安心です。
タネまき後にかぶせる土(覆土)はかけなくてもよく発芽するのでかけすぎに注意します。気温が高いと発芽率、発芽勢(発芽のそろい)が悪くなり立枯病も出やすいので涼しくして管理します。寒い地域では鉢植えにして冬凍らないところで管理して早春に植えつけます。秋植えではタネまき時期が遅れないように注意し、できるだけ株を大きくします。寒い地域の春植えでは倒れないように支柱を立てると安心です。
春の気温の上昇とともにアブラムシやアオムシ、高温乾燥期のハダニに注意して定期的に殺虫剤の散布をします。立ち枯れ防止のためタネまき用土は清潔な土にします。
よく観察すると最初にトップの花が1輪咲き、次に下枝の花から順次上に向かって咲いてくる習性があります。草丈が70~80cmと伸びるので花壇だけでなく大きめの円形コンテナの中央に植え込み、寄せ植えにしてもボリューム感が出ます。水揚げ、花もちがよいので切り花として利用できます。
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品種名 | カンパニュラ メイ パープル |
ポイント | 濃青紫色 |
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品種名 | カンパニュラ メイ ピンク |
ポイント | 鮮桃色 |
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品種名 | カンパニュラ メイ ミックス |
ポイント | メイシリーズの混合 |
品目 | カンパニュラ |
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原産地 | 南ヨーロッパ |
科・属名 | キキョウ科カンパヌラ属 |
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